夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年 1月 7日(土)「自己資本と株主、自己資本比率と投資家」

2017年01月07日 17時51分11秒 | 「思うこと」
企業は株主から資金を集めてそれは自己資本となる。設備投資などでの銀行などからの借り入れは負債となる資本である。この自己資本と借入等の資本は総資本を形成し、その自己資本比率によって企業の信用が左右される。
ということだと思うのですが。。。。。。
企業の絶対的使命は自己資本比率が40%あたりを下回らないようにしなければならない。
企業は株主からの投資が急激に減少すれば自己資本比率が低下しますから必死に株主を保護しなければならない。現在は配当がどのくらいなのかよりも株価の維持が株主を引き留める道具である。
一方で企業利益に対する事業利益よりも自己資本の運用による利益が企業の業績を左右する。
企業は株式市場にがんじがらめとなる。
自己資本を他の企業にのっとりされないか気が気ではない。
ここで労働者への配分(賃金)は二の次となり、賃上げするとなると株主の猛反発が起きる。
そこへ投資家なるものが現れ、株価はその投資家によって左右される。
投資家はその企業を守るために投資するのではない。株価の変動による利益が目的である。
すると自己資本比率維持にはその投資家と闘わなければならない。市場を動かす投資家、そして企業の資金が動くことによる投資。
すでに資本主義はじみちに企業業績を上げることに集中できなくなる。
すべては市場に資金は吸い上げられていく。
国民の金までが市場に吸い上げられていく。

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