夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2019年10月24日(木)「空気を読むか読まないか」

2019年10月24日 21時16分33秒 | 「政治・経済」
去年からずっと「忖度」という言葉による社会が続いている。
忖度して空気を読んで発言するか、忖度などしないで機械的に発言するか。。。。。
もちろん忖度をしなければならない相手は安倍内閣である。
安倍内閣において戦後最長の景気拡大が言われているが、これはすでに安倍内閣の枕詞で、事実ではないにしろこの枕詞を使わねばならない。
ロイターの記事に、空気を読むエコノミストは、
「アベノミクスが続いているのに景気後退という判断はできない」、「消費増税前に後退という判断などありえない」といった忖度が政府の景気判断では働いてしまうのか。(引用)
と。
一方では
「機械的判断は、空気を読まなければ、忖度もしないので「足踏み」、「下方への局面変化」、「悪化」という判断を出してくる。」(引用)
と。
この現実の経済をどう見るかのジレンマの中にある一つの真実がある。
景気が拡大しているか、景気は後退しているかの判断よりも事実は価格競争が激化して「デフレが続いている」ことで、このデフレにより物価は日銀の目標とは裏腹に2%目標は程遠く、物価が上がらなければ個人消費は底堅い。
なんだか矛盾だらけの経済になってきましたね。
日本経済は死ぬにも死ねず、生きるにしてもカンフル剤で。。。。。
このような日本でもう一つはっきりしていることは、
2%目標は達成されない中でインフレは起きていない。しかし円安誘導による食品の値上がりはべらぼうになっている。去年から5%から10%の値上げ。
これは目に見えない悪性の物価高となっている。
そして賃金は上がらずに社会保障は前進せず、消費増税が行われた。手取り所得は減少していく。
このように国民生活はじわりじわりと疲弊をするが、これは個人消費の停滞となるでしょう。
このじわりじわりがオリンピック後に経済の中にあらわれてくるのか。
それまで忖度された経済認識でごまかされる。


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2 コメント

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マルテンサイト千年ものづくりイノベーション (グローバル鉄の道)
2024-09-03 01:47:00
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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ありがとうございます。 (夕螺)
2024-09-04 16:06:07
>グローバル鉄の道 さんへ
>マルテンサイト千年ものづくりイノベーション... への返信

人間の科学的思考や社会活動は、人間が自由に作り出すと考えられています。たしかに人の行動がそれを作り出し一つの方向に社会が動いています。
しかし、実は人間が自由に思考し行動しているようですが、ある法則性の中で自由であって、法則性に従うことでその自由は保障されます。
一部の人が自由に世界の富を手に入れようとして実現されていますが、それが資本主義的であると同時に資本主義を終わらせることにもつながります。これは忖度抜きに見た法則的です。
AIがどこまで人間に忖度しないで答えを出すか?しかしAIは人の思考に支配されています。AIが父親を殺せとまで言うようになっていますが、世界戦争にも導くでしょう。
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