夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年10月31日(火)「労働価値説から見た企業利益と成長」

2017年10月31日 21時44分13秒 | 「政治・経済」
ある製造業を見てみよう。
そこには工場設備や機械や電力エネルギーや原材料やらがあって、一方には労働者を雇うことによる労働力がある。
向上などの生産設備を不変資本という。
労働力は可変資本という。
企業はこの両方に貨幣資本を分配する。そして不変資本と可変資本が結びついて製品(商品)が生まれてそれを売ってまた貨幣資本いかえる。その貨幣資本から利益や株主への配当などを行う。
その企業の利益や株主への配当という利益はどこから生まれるか?
不変資本というものは、減価償却と言えばわかりやすいかもしれませんが、すべての不変資本は作り出される商品に少しづつ価値移転をするだけで、たとえな10億円不変資本に投資をしたとすればすべて価値移転するのに10年かかるとすれば、10年後にはすべてを価値移転したことになり、そこには企業の利益を生み出すカラクリはない。
残るのは可変資本からのカラクリです。
わかりやすく表現すれば、労働者が8時間働くことにより労働者は3時間で自分の賃金分を稼ぎ出すとすれば、残りの5時間分の労働が作り出す価値を企業が受け取るからです。ここでは労働力の価値がどのように決まるか、そしてなぜ搾取が行え得るかは省きます。
このような視点から見た人の労働力が不変資本と結びついて新たな価値を生み出すカラクリが労働価値説です。
この労働価値説が正しいか正しくないか?
もちろん正しいし、企業は意識的に不変資本を増加させて可変資本を少なくしようとしています。これは現実の経済活動として目に見えている生産性の向上です。労働力を少なくしてより多くの商品を生産すればその商品を売ることによる利益は大きくなりますから、企業はこの生産性の向上を目的とします。なぜ商品の価格(正しくは商品の価値)を低下させることができるのか?労働価値説でしか説明がつきません。
同時に労働者が自分の賃金分だけを生産して、先の例でいえば3時間で退社して5時間は働かないとすれば企業は利益を得ることができない。ここからも不変資本だけがあっても何の新たな価値を生み出さないことがわかると同時に労働すること(労働力の消費)がなければ新たな増加する価値はつくられないという事です。
では、この労働価値説から極端な例を見てみましょう。ある製造業の企業が全く人の労働を必要なくなるほどIT化やロボット化が進んだとします。
ここでは不変資本が100で可変資本は0となります。
するとその企業が生み出す商品価値は、すべての不変資本がその商品に価値移転されただけの価値しか持たないという事になります。10億円不変資本に投資をして戻ってくる貨幣量はやはり10億円です。この時の企業利益は。。。。。0円です。
もちろん企業ですから役員などがいますが、その役員報酬は役員の自らの労働から搾取をしなければ得られないでしょう。
このような極端な例ではなくても、不変資本に対する可変資本の現象は企業利益を減らしていくという事が見えてきます。
企業は可変資本を減らしてより安く生産しより高く売りたいという競争をしますが、その競争自体が企業の利益を減らしていくという矛盾に陥ります。これが資本主義の最大の矛盾の一つです。
このような企業が日本国内すべての企業に発生するとすれば、社会が生み出す総勝ちは減少するでしょう。成長は鈍くなっていきます。
労働価値説から見ると、企業利益の減少と社会の成長は鈍るというのが資本主義経済の法則性と言えます。
今この法則が牙をむいて日本経済に襲いかかっています。
アベノミクスと日銀緩和そして(追記:労働者の犠牲を強いるだけの)更なるIT化による生産性の向上は、自民党政権が続くことになって火に油を注ぐのと同じことになるでしょう。
それではこの矛盾を解決するには。。。。。
またお時間のある時に。でも、これまで社会民主主義ついて何度か書いていますが、カギを握るのは社会民主主義社会です。排外主義的な国家社会主義ではない。
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2017年10月30日(月)2「冷たいバブルが表面化か」

2017年10月30日 22時08分37秒 | 「政治・経済」
このブログで、これまで現在の経済状態を「冷たいバブル」と表現してきた。
実体経済が好転しないで株価の高騰や企業利益の拡大だけの好景気である。
ロイターに株バブルの棄権、日銀はETF購入再考をという記事があった。
「金融緩和を続けると、実物経済の過熱ではなく、金融不均衡の蓄積、つまりバブル醸成のリスクをもたらす。」(引用)
まさにこの状態こそ冷たいバブルと言えるでしょう。
日銀がマイナス金利を行っても、企業が内部留保を拡大しても、政府が公共事業に金を流しても実物経済は過熱どころか2%目標すら達成できないでいつまでたっても「道半ば」状態。
企業利益自体も本来の事業利益よりも株価に依拠した利益となっているのではないか。
政治での選挙や企業の決算時に株価が暴落をしたら大変です。
日銀はいつまでもETFをちらつかさざるを得ない。
一方賃金は労働力の現象の中で上昇傾向はあるとしても、増加した低賃金層でもわずかな状態であり、正規雇用者の組織である連合も賃上げには消極的である。社会保障費の削減や負担増がすでに言われている。
社会の富は株式や企業利益になだれ込む。
バブルの崩壊は、低所得層から高所得層へ社会の富が流れていく中で起きるだろう。これはさらに拡大されて続いていく。
貨幣量が問題ではない。企業は貨幣の資本への転嫁がますます行えなくなり、銀行の利潤率が低下をし続け、金余りという不況に陥る。貨幣は勤労国民に流れる量を減らすわけだから貨幣の回転速度は遅くなる。貨幣を外国にもっていくしかないだろうが、アメリカも日本と同じ状況だろう。世界的な金融株バル崩壊という恐慌の危険性をさらに進めている。
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gooお題 「たまごかけご飯にちょい足しすると美味しいものは?」

2017年10月30日 12時10分45秒 | 美味しいもの
たまごかけご飯にプラスするなら・・・・・
納豆ですなぁ。
吉野屋さんの朝の定食に生卵と納豆がついていますが、納豆だけでご飯を半分ほど食べてから、納豆が残っているところへ生卵を入れて醤油を垂らすのが好きです。自宅でも時々やります。
あとは卵かけご飯に紫蘇昆布の佃煮を少し乗せながら食べるのが好きです。
そういえば、卵ご飯と言えば思い出すのが、東京都唯一の道の駅八王子滝山のレストランにある「玉ねぎライス」。
ラーメンやうどんなどのサイドメニューとしてよく食べます。
小さな半ライスの器のご飯にみじん切りをした生の玉ねぎと卵の黄身だけが乗っています。タレは醤油だけではないと思います。
時々行っては必ず食べます。
そうそう。。。。あと忘れていましたが、すき焼きをしたときに卵が残っている時にご飯にかけるのもすきです。すき焼きを生卵につけながら食べますが、すき焼きのたれと生卵がミックスされた状態で、少しすき焼きの肉などの具材のかけらが残っている状態が最高です。
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2017年10月30日(月)「〆のリゾット」

2017年10月30日 09時40分43秒 | 「男の料理」
昨夜は台風が近づいているという事もありさっとスーパーで買い物をして簡単にできる鍋でした。
しかし考えることは同じで、スーパーもお昼頃から駐車場が満杯でした。店内も混雑していていつもと違う殺伐感が。。。。。
駐車場内で何度もけたたましいクラクションの音が鳴り響いていました。
そんな中、ササッと買い物を済ませてクラクションも気にも留めずに帰ってきました。
さて、鍋ですが。。。。
いつもは水炊きにしてオジヤが我が家の定番ですが、昨夜はみそ仕立てのスープを買ってきてキムチを1パック入れてキムチ鍋に。具材は普通の水炊きと同じです。
さて喰い終わった後の〆は何にするか・・・・・
普通のオジヤでは物足りないので、リゾットにしてみました。
リゾットと言ってもそうは手の込んだものではなくて、ご飯を残りのスープの中に入れてその上に薄切りにしたトマトをたくさん乗せ、その上にとろけるチーズ(モッツェレラチーズ)たくさん乗せてふたをして人に立ちさせただけです。味噌とキムチのスープにチーズとトマトの酸味が抜群の相性でした。
もしかしたらチーズが良かったのかもしれない。
日本の物ではなくてアルゼンチンのモッツェレラチーズ。
日本の物に比べてチーズの香りが強くて味噌やキムチの風味に負けていませんでした。
そういえば、最近はバターはニュージーランド、チーズも外国製をよく使います。円安にしてはそうは高くないし、美味しいです。
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2017年10月29日(日)「企業間競争のために・・・」

2017年10月29日 20時21分38秒 | 「政治・経済」
まずはツイッターから
冷血の経団連 国民に痛みを強いてでも消費増税実現を提言。。。アベノミクスの特徴は低所得層から高所得層や企業に所得を移転させること。財界はさらにそれを求めた。しかし企業の不祥事や景気の低迷を深化させる。
政府は年金積立金100兆円や財政再建をやめて公共事業や防衛費により株価のつり上げをし、日銀は出口の見えない円安誘導と国債や株の買い入れ。同時に低所得層からの所得の移転で企業は生き延びようとする。企業は内部留保というカネを資本に転嫁できない。ここに経済の好転の材料があるだろうか?
資本主義においては、企業の内部留保をはじめとした貨幣を不変資本と可変資本(設備投資や事業拡大と労働者の雇用増と賃金)に転嫁できなくなるというのは致命的な状態です。更に金融投資に金を回して株価の維持等をしなくてはいけなくなる。ゼロ金利もあるが、銀行の利潤率低下は顕著になっていく。
新自由主義とは、実は自ら資本主義の自由を縛り付ける結果になる。資本主義を死滅に近づけるでしょう。経済の戦争によるリセットに進んでいかざるを得ない。莫大な資産と命を犠牲にして。
この資本主義の行き着く先を目標とする政治と経済界。仕方がないとみて排外主義に乗っかっていく国民。しかし資本主義にはもう一つの道があるのです。それは社会民主主義です。ここには私有財産制も保存される。社会的富の平等な分配方法は経済の活性化をもたらし、平和主義がそれを支えるでしょう。
朝日新聞朝刊1面と4面に日本にこだわらないという記事があった。
日本の大学に行って日本の企業に就職して将来は大丈夫かと若い人々がアメリカの大学に行く。高学歴の若者だけではなく、以前新聞に載っていた若い職人さんも海外に出ていく。技術の伝承が難しくなる。もちろんこういう若い人たちは多数ではないが、今の若い人たちの日本に対する気持ちが表れているのでしょう。そして企業経営者はつぶやく。
「長い間、正社員を雇ってこなかったツケが回ってきた」「日本でモノづくりは続けられない」(引用)
そして企業自体が海外にシフトしていく。
軍事面で日本を守るという勇ましい言葉がたくさん聞こえるようになっているが、国家の土台である経済と若い労働力が崩れてしまっては国の安全もままならないでしょう。
すべてが企業間競争のためにという目先の対処が将来の日本を危うくするのである。
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2017年10月28日(土)「日本人」

2017年10月28日 20時55分32秒 | 「思うこと」
僕は日本人の多くは優れた面を持っていると思っている。それは古代から現在までに培われてきた歴史や文化などを通して今の日本人に引き継がれ発展させてきたものと思っている。
もちろんこれはほかの国々の国民も同じで、その国々の歴史や文化などによっての違いがあるだけだと思う。
日本人は企業の経営者から様々な職業の中に優れた面を出していると思う。そして善良さも失ってはいないと思う。
しかし・・・・
同時にこのような優れた善良な日本人を利用したり騙したり寄生したりする日本人が増加をしてきている。
日本あるいは日本人であることを誇りを持つことをもう一度考えねばならない。
ここでは政治家の資質が問われるだろう。
政治家が自ら国民を利用したり騙したり寄生したりするならば、急速に日本は劣化をしていくでしょう。
政治家だけではない。社会に影響を持つすべての人々に言えることである。そしてもちろん一人一人の日本人にも言えることであるが。
昨日、北欧の国では赤ん坊をかごに入れて外に出して日光浴でもさせるのでしょうかおいておいて親はお茶を飲んでいる。これが当たり前の風景だと言います。日本は昔は鍵もかけないで少しぐらいならば出かけていました。
こういった風景がどんどん日本から消えていっている。
自助社会・自己責任社会は、どうも、騙された者が悪いといったところまで来ているように思う。
腕力や知力や社会的な力ない者が悪いんだと。。。。。
しかし相対的にこれらの力のない国民が大多数を占めているのです。もちろんこれらの力を軽蔑したりすることからも。
しかしこれらの力を持つ者はそれを積極的に活用する中で社会はその力の社会になるのです。
社会が作り出す富を力のある日本人が独占していく。しかし力のない日本人が大多数ですから、力のある日本人は大多数の日本人に寄生をしていくこととなる。
寄生社会はそうは長く続かない。
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2017年10月27日(金)「消費増税のためにさらに逆立ちする経済(2)」

2017年10月27日 21時10分52秒 | 「政治・経済」
昨日消費増税のためにさらに逆立ちする経済というものを書きましたが、更に今日のニュースでは経済財政相がデフレ脱却の判断について
「足元の消費者物価指数や(CPI)やGDPデフレータなどから、デフレに後戻りすることがないか持続性を確認し、総合的に判断する」 (上記リンクサイトより引用)
「デフレに後戻りすることがないか」という言葉から、すでに今の時点でデフレから脱却しているというように感じとられる。又はデフレから脱却する道半ばにあるという解釈なのか?道半ばが持続すればとなるのか?
デフレの状態であるのか、そうではないのかの基準があやふやになるのではないか。このあやふやさ自体が「道半ば」とか「総合的に判断」とかという抽象的言葉に現れている。
ずるずるとデフレ脱却の宣言を政府も日銀も行わない中で、総合的に判断して10%への消費増税を行うという事になるのではないか。
しかし2014年の消費増税時に経済はまた停滞の方へ向かった。消費増税自体が「デフレに後戻りすることがないか」持続性を見ることの材料でもあるという事です。消費増税を行っても経済の停滞はないという経済の好転があるならば、その時2%目標も達成しているのではないか?2%目標が達成できたから消費増税が言われているのではないか。または消費増税時までに景気の好循環をつくるというのが公約ではないか。ここをやはりあやふやにしているでしょう。
株価だけを見て景気判断はできないでしょう。
【ーロイターの記事をリンクして訂正しましたー】
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2017年10月26日(木)「消費増税のためにさらに逆立ち経済」

2017年10月26日 14時52分58秒 | 「政治・経済」
内閣官房参与が物価目標の未達成、批判されすぎているという論評を出した。
同時に政府は2%手前でのデフレ脱却宣言検討という記事が出た。
この間の安倍政権でのアベノミクス及び日銀の量的緩和は、2%の物価目標を設定して景気の好循環を目指してきたはずである。しかしその経済的論理は、経済の好循環時は物価上昇の傾向(インフレ)を示すから、円安誘導などにより物価が上昇すれば経済の好循環が生まれるという逆立ちをしたものであった。
逆立ちをした経済論理ですから必然にアベノミクスと日銀緩和は失敗した。この失敗路いう見方はエコノミストの中で大きくなっていた。
そしてここにきて2%目標が達成されなくてもデフレからの脱却を宣言すると言い出したのである。これはもちろん口には出さないまでもアベノミクス金融緩和の失敗を認めたことになる。しかしここでも出口への道筋は出さないでしょうし、株価高騰と企業利益の拡大を理由に景気の回復をいう事になるでしょう。
逆立ちをしたアベノミクスと金融緩和に続いて2%の物価目標が達成される経済の好転はなくてもデフレからの脱却を宣言してしまうという更なる逆立ちを政府は行おうとしている。
なぜこのような逆立ちをした論理としてのペテンを行わざるを得ないのか?
一つの安倍内閣の支持率低下による不信があり、一つには10%への消費増税が自民党としては待ったなしになっているからである。
景気の回復がない中で10%への消費増税は国民に示せなく、増税できないとなれば法改正が必要になります。自民党にとってはみっともない者であり国民の不信は高まります。そしてこの国民の不信は憲法改正への認識にも影響を及ぼすでしょう。
だから逆立ちであろうが自民党はペテンだろうが経済の好転とデフレからの脱却は宣言しなくてはいけないのでる。
もちろん逆立ちをしたペテンで10%を数の力で行うでしょうから、消費増税により経済は今よりもデフレの深みにはまってしまうでしょう。その中で国民は疲弊をしていくことに反発をする。しかしその時はすでに改憲発議が終わっている。
昨日生活の低下そして不安の中の満足という記事を書きましたが増々低下する生活の中で自分の努力でどうにか満足を探さねばならなくなることは間違いないでしょう。世間では株価が騰がり企業の利益が高まっているという好景気の話を聞きながら雰囲気だけも満足を得ないとやっていけない社会が。
うな重を食べている人目の前にして匂いだけで満足。
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2017年10月25日(水)「生活の低下そして不安の中の満足」

2017年10月25日 22時36分39秒 | 「政治・経済」
内閣府による国民生活の関する世論調査が出ている。(以下太字はこのサイトからの引用)
一言でいうと、「生活の低下そして不安の中の満足」というものが現れていると思う。
「満足」とする者の割合が73.9%(「満足している」12.2%+「まあ満足している」61.7%)、「不満」とする者の割合が25.0%(「やや不満だ」19.9%+「不満だ」5.1%)となっている。
満足をしているが12.2%不満だというのが5.1%ととなっている。たしかに国民総体としてみれば満足をしている国民の割合は高い。
ところが、生活の状態は
「向上している」と答えた者の割合が6.6%、「同じようなもの」と答えた者の割合が78.4%、「低下している」と答えた者の割合が14.7%となっている。
という事から、向上しているが6.6%低下しているというのが14.7%とと、先の満足度と真逆の答えとなっている。
世代別となると「満足」度は、独身や子供が義務教育の世代が満足度が大きく、子供が進学を迎えたり、親の介護等がはじまる世代あるいは年金生活に入った世代において不満が大きくなっている。
その他職種別の賃金状態によって満足不満が分かれているようである。正社員化不正規かの違いによる統計は出ていないようですが、職種によりこの割合も大きく変化するのではないでしょうか。
昔から独身貴族という言葉があったように若い人たちの満足度は大きかった。
将来の悩みや不安となると
「悩みや不安を感じている」と答えた者の割合が63.1%、「悩みや不安を感じていない」と答えた者の割合が36.4%
悩みや不安を感じているのが63.1%で、悩みや不安を感じないというのが36.4%ととなりやはり現在の満足度から乖離したものになっている。
その不安や悩みの中でも、
「老後の生活設計について」を挙げた者の割合が53.5%、「自分の健康について」を挙げた者の割合が52.1%と高く、以下、「家族の健康について」(42.1%)、「今後の収入や資産の見通しについて」(39.7%)などの順となっている。
生活が低下しているのが高齢者という実態ですし、若い世代でも今後の労働の規制緩和や年金支給年齢の引き上げという不安はもちろんあるでしょう。健康上の問題は純粋な病気への不安だけではなくて病気になれば家計上での貧困化が問題となりますし、シングルマザーの状態を見ればなおさらです。
ですから「生活の低下そして不安の中の満足」というものから、今の社会を満足している国民が多くなっているとだけ見ては政策上大きなミスを犯すことになるでしょう。
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gooお題「サーカスに行ったことがありますか?」

2017年10月25日 18時43分07秒 | 「思うこと」
子供が幼い頃から数えると4回ほど行きました。
広い敷地に大きなテントが見えてくるとわくわくしますね。周りには出店の屋台が並んでいた思い出もあります。
子供たちは間近に見るライオンやクマに興奮していました。猛獣使いの鞭が鳴ってライオンがいやいやながらもいう事を聞く姿は何とも言えない猛獣の勘定が見えるようでした。猛獣使いも背中を見せても気を緩めない気配を感じました。
ピエロの曲芸や綱渡りや空中ブランコも時々失敗をしていたのを覚えています。しかしその失敗をすることがかえって真剣勝負なのかなと感じました。
サーカスの団員は毎日の練習が欠かせないのでしょう。。。。。
テレビなどでもサーカスの番組を何度か見ましたが、やはり生は違いますねぇ。。。。
しかし。。。。
ライオンの芸が終わった後団員の方が舞台となる土の上を竹ぼうきできれいに掃除をするのはいいけど、たぶんくらいから見えないだけで相当な埃が立っていたのかと思います。これには辟易でした。。。。。
アスクは欠かせません。
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2017年10月24日(火)2「保守とリベラルそして立憲民主党」

2017年10月24日 21時43分59秒 | 「思うこと」
枝野さんがご自身をリベラルではなくて保守だと発言したようです。【スポーツ報知】
保守かリベラルか。。。。。
自然に使っている言葉ですが難しい言葉です。
しかしよく考えると、この保守とリベラルとはある組織においてその組織をどのように動かすかを見たとき、昔ながらのやり方に固執するのが保守で、新たな方法にチャレンジするようなやり方がリベラルという事になります。しかしこの保守もリベラルもある組織に型にはまった中での基本的なところでは一致をしているのであり、その組織内の方の中での違いでしかありません。
自民党という保守党の型の中に保守とリベラルがいるという事です。
戦後の日本を維持しようとした自民党の政治家は、旧憲法の国家を支持する議員から見ればリベラルでした。しかし戦後のリベラル政治家が長い年月の中で保守となり、安倍政権のような新たな形をつくろうとするのがリベラルになってします。
ですから枝野さんが保守だという中身は、新たな動きを示す安倍政権というリベラルに対立する保守となるという事でしょう。自民党だけではなくて自民党からの枝葉となった議員たちを含めて保守勢力と名付ければ、その保守勢力の中で戦後の自由と民主主義を守ろうとするのですから枝野さんそして立憲民主党は保守なのです。
保守本流という言葉がありますが、まさに枝野さんは保守本流を目指して、戦前まで戻そうという似非保守を牽制しているという事です。小泉内閣からこの保守本流の自民党の体質が弱められました。
ここに立憲民主党の存在価値が現時点では存在意義があるのです。
保守の対義語は革新でしょう。
55年体制の時には保守と革新の対立がありました。自民党に対する社会党と共産党という社会民主主義あるいは社会主義の政党です。
革新とは何かという事から本来の保守を意味づける定義がはっきりしていきます。
革新勢力は今回の選挙結果でも20議席に届きません。
その革新政党が保守本流の立憲民主党と共闘を結ぶ。不思議な図式ですが、戦前日本を目指す自民党と対峙するにはこの不思議な構図も不思議ではなくなるのです。自由と民主主義を進めていこうとする保守本流の政治。この中でこそ議会制民主主義は守られるでしょう。そして言論の自由は守られて革新の政策も討議されていく。
ここからしか日本そして資本主義の発展はないわけです。
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2017年10月24日(火)「蛍光灯」

2017年10月24日 20時20分52秒 | 「思うこと」
もう20年ほど使った蛍光灯が機器ごとだめになりました。
ひもを引っ張って明るさを変えたり豆電球にしたりする蛍光灯です。和室の寝室ですのでひもを延長して値ながらぱちぱちと(笑)
ひもを引っ張っても切り替えのスイッチが動かなくなり、やっと何回かひもをひっぱったら豆電球が点いたのですが肝心の蛍光灯がつかない。仕方ないので買いに行ってきました。
今はもう、ひもで引っ張る蛍光灯というのはないんですねぇ。。。。
それもLEDばかりでした。
しかし安いですなぁ。LED電球は高いので交換用の電球の値段を訊いたら電球は取替内で5年から10年使えますって。
ダメになったら6000円弱の蛍光灯機器を全部取り換えるそうです。
そういえばプリンターというのも安くて、プリンター機器付きインクのようにもなっていますが、要するに昔流行ったカメラ付きフィルムと同じように、蛍光灯機器付きLED電球す。
電気店に行って浦島太郎の気分でした。
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じゆうななもじ君句集2017年 秋

2017年10月24日 10時45分30秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
        2017年 秋
   
      野分すぎ木の葉もだらりと昼寝かな
      日暮やラッパも負けずと豆腐売り
      霧雨や人も通らず秋の暮れ
      柔らかき陽ざしを受けて彼岸花
      気が付けば町は静まり秋の雨
      久しぶり声をかけたし草の花
      静けさに路地通り過ぎ秋祭り
      薄日さし桜紅葉に時とまり  new
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2017年10月23日(月)2「選挙結果」

2017年10月23日 22時16分27秒 | 「政治・経済」
最終の選挙結果(NHK)が出ました。
自民 284  改選前 284  ± 0(-1)
希望  50       57  - 7
公明  29       34  - 5
維新  11       14  - 3
立憲  55       15  +40
共産  12       21  - 9
社民   2        2  ± 0
無所属 22       38  -16
       (以上上記リンクサイトより引用)
自民党
一部報道では300議席を得るともいわれていましたが結果はプラスマイナス0でした。とはいっても1議席は立憲民主党の比例名簿が足りない中で自民党に行った議席ですから1議席減という事に【上の1議席減というカッコ内】。安倍内閣は旧民主党内閣が立ち往生した後に消去法として生まれた政府でした。今回も民進党の立ち往生と分裂によって生き返った内閣と言えるでしょう。希望の党とは保守内の内部闘争の感がありましたが、やはり希望の党の自滅によって生き残りました。
そして希望の党の改憲勢力という強い味方を得ました。
希望の党
都議選の夢をもう一度という中で自民党に対する保守内の闘争が仕掛けられました。しかし自民党に代わる政権という割にはその政策は改憲を含めて政策的な違いがなく、違いは禁煙と花粉症対策というブラックユーモアも出るぐらいでした。民進党との合同と思いきや踏み絵を踏ませて選別をすることにも。結局は国民の中に自民党の補完勢力というイメージを作り上げてしまいました。戦術的には驕りが出て自滅をしました。
とはいえ自民党の補完勢力として50議席を残して与党第2党になったのですから成功と言ってもよいのかもしれません。そして民進党内の保守色の強い議員を民進党から切り離せました。
公明党
公明党の5議席減は深刻なのではないでしょうか?自民党との議席配分がうまくいかなかった?そして公明党の自民党との距離感が縮まりすぎたための批判か?希望の党が与党となった時には微妙な位置づけとなります。改憲が最後の対自民党からの踏み絵となるでしょう。
こう選挙結果を見ると、都議選において都民ファーストが大勝利した時の感想をついいたかブログに、反自民という形をとるが、都民ファーストの選挙のやり方を見ると小泉政権時の自民党をぶっ壊すという戦術に酷似していると書きました。そして国政においては与党でしょうとも。すると与党勢力は大きな勢力となったという事です。そこに日本維新が入ります。
立憲民主党が改選時より議席を大きく伸ばしたとはいえ、共産党が減りました。野党勢力はさらに小さくなってしまった。
しかし民進党が分裂した弱さとしては党内に自民党寄りの議員がたくさんいたという事ですから、その議員が希望の党にまとまり、立憲民主党や無所属にリベラル層多く残ったことは大きな力になりますし、この結果に大きくかかわったのは共産党で4野党共闘はどうにか生き残ることになるでしょう。
もちろん希望の党もある程度自民党と距離を置く必要性が出るでしょう。そうしないと旧民進党議員の反発は高まります。公明党もいつまで自民党の補完勢力として生き残れるかが選挙の結果に出ています。改憲については最後の踏み絵です。
昨夜現実は現実でも書きましたが、国民生活は今後ますます加速度をつけて疲弊していくでしょう。
野党4党と無所属そして希望の党内のリベラル層、社民党が市民とどう密接に結び付くかです。
これが国民生活の安定にもつながりますし、反改憲にも力となるでしょう。
(追記 ツイッターから)
消去法で自民党政権が続く中、自民党に代わる受け皿というものが必ず出てくる。もしかしたら、自民党に代わる受け皿は与党から出ることもあり得ます。現在の政権がどうにもならなくなった時です。それはすでに内閣支持率に出ている。それには野党共闘の構成が強くならねばならない。
コメント
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