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夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2020年 3月22日(日)「ドル不足」

2020年03月22日 22時05分40秒 | 「政治・経済」
今、ドル不足が深刻になっているようです。
ドル不足は金融部門にも及ぶようになり、ドルを調達するコストも急騰しているようです。
これまでのリフレ派の論理からすると、ドルというおカネが不足しているんだという結論になるかもしれない。
しかし現実は量的緩和を行ってもその効果はないようです。
株式などの金融取引はもちろん非金融の部門でもアメリカの経済が減速をしていく中で、あらゆる市場でドルが回転しなくなっているということでしょう。アメリカが物を買わなくなればドルが市場に回らなくなる。
それに輪をかけてトランプさんはアメリカ第一という保護主義に走ったわけですから経済の国際化(グローバル化)はしぼみ資本の移動がうまく作用しなくなります。
この状態を見てドルというおカネが少ないからだという論理は幼稚ではないでしょうか。
もちろん経済のグローバル化自体も世界中で貧富の差(国同士でも国民生活でも)が拡大して、その貧困が経済を相対的な過剰生産に陥らせ、富む国や人間に有り余った金が株式などのギャンブルに回り見せかけの経済を作り上げてしまった。この矛盾がアメリカに保護主義を再現してしまった。負の連鎖の中での経済の混乱は恐慌に向かう。
さらにコロナウイルスでは経済を混乱させるわけですからお金の回転は悪くなります。
コロナウイルスの影響が表面に見えるのですが、根っこはアメリカの経済の低迷と保護主義にあると思います。経済もすべての面でアメリカに依拠する日本は危ないですね。
中国は早くコロナウイルスの影響から抜け出してグローバル化の拡大に向かうでしょう。すでに一帯一路の再構築に動き出しています。日本は中国の消費にも依拠していますから対中国との経済関係が重要になるでしょう。内政では国内消費の拡大を目指した経済を築くしかなくなっていくでしょう。しかし政治は真逆となっているのが日本の悲劇です。

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