これをやっと読み終えた
今まで
原発で働く人たちは
特別な教育を施されて
難しい仕事をする人だと思い
もはや
原発を支える人材は枯渇するから
原発はもう無理だよ
と思っていた
しかし
そんな人はごく一部で
ほとんどは東電の社員ではなく
下請け孫うけ ひ孫請け という作業員の人が
形式的に講習を受けて
労働の実態は 最後は手仕事
そういう点検にしろ修理にしろ
働く者の安全に配慮など とても 十分とは言えない環境で働かされている
この本のなかでも アメリカから派遣された労働者が出てくる
技術者としてではない
アメリカでも かき集められて 投入されてきた労働者だ
最先端の技術の粋の仕事場などというものではない
よくわからないけれど
今日朗読会で聞いた 炭鉱労働者と似たようだ
落盤の恐怖の代わりに 放射能の恐怖だ
テレビでは高い占領のところの作業に
ロボットが働いてくれるような幻想を持ってしまったが
実際はどれだけ機械化がされようと
最後は人間の手で
信じられない過酷な労働に支えられて
原発は 動いていく
普段だって
ごちゃごちの建屋内やら なんやらあちこちは汚くて
手仕事で掃除
今はそれに加えて
飛び散った瓦礫の山
そこで働く人は
等しく 人間だのに この人たちこそ一番大変なのに
若者のツイッターの中に なんで子供のことばっかり心配するんだ
と吼えている人がいた
その人も ちゃんと 原発労働者のことを考えろと言っているわけではなかったな
こういう労働に支えられた電気を使ってきたのか!と思った
子供子供って思うのはね
やっぱり 種の本能だろう
さて 今揺れた 茨城南部だ 出歩いていると感じないが
家にいると揺れを感じる
もう寝よう ZZZ