この絵本は文章は
木下順二よ
今日芥川龍之介のを読んで
自分の中の俊寛とイメージが違う
とはいえ
俊寛がどんな人か知らないや
ということに気付いた
恥ずかしながら 私 高校で日本史取ってない
ちゃんとした人は 俊寛がどういう人かしてることが常識かなあ?
ま
ともかく私はよくわかってなかった
後白河法皇の取り巻き坊さんだったのね
平家打倒の謀議に加わったとして 鬼界島に流された そういうことか
で、芥川龍之介の文章は恐ろしく現代風
大正時代も現代風だろうが
今 21世紀の今を表現しているとしか思えない
文学もピカソだなあと思った
すごい剽窃
俊寛については
ある琵琶法師がこうも語り(当時の倉田百三の解釈を語り)
またある法師はこうも語り(当時の菊池寛の解釈を語り)
本当はこうなのだ
と有王(俊寛にかしずいていた若者)に語らせる
語りたい人の中にテーマがあって
史実じゃないぞ
と
世の中の情報もそうだぞ
という話に思える
平家にしろ後白河法皇にしろ 源氏 平家 藤原 橘 と
世の政争を鬼界島から俊寛に関知しない立場で語らせ
(今の政界を連想してしまう)
これまでイメージとして持っていた
悲劇の主とか
陰謀の主とか
そういうのではない
恐ろしくニヒルで 超然としている俊寛だ
考えてみれば
歴史上の人物って 事実?真実?は 分かりゃしない
表現する人は
それで自分の歴史観やら人間観を語ってるんだな
歴史学者は別かもしれないけれど