遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

第三章のエピソード

2012-07-09 10:36:21 | 外国の本

ロクス・ソルス (平凡社ライブラリー)

ここにある七つのエピソードが面白くて

短いし

大人向けの朗読コンサートにいいなあ

なんて

もう朗読コンサートに出ることはないのに思ってしまった

有名な話なのかレーモン・ルーセルのでっち上げなのか

怪しいけれど

アレクサンダー大王の暗殺未遂事件

(鳥を調教して殺させる)

とか

ヴォルテールの懐疑主義が 自らに向いちゃうとか

アトラスが疲れちゃって肩に乗った天球をぶん投げて

この天球に腹を立てて足蹴にしたとき

かかとが当たって山羊座の星が乱れたとか

(この話が一番短く数行)

もう笑っちゃう 

そうだ

この潜んでいる笑いが面白い

 

この七つの話は物語のソースになるなあ

神秘主義的

これは 娘は好きそうだ

送ってやろうか?

子供の本で(?)蟻の時代という本がある

蟻の会話の世界に入り込んでいくお話

世の中には

発想の豊かな人が居るものだと

感嘆してしまう

19世紀から20世紀にかけて

ヨーロッパは異世界に思いをはせて

芸術革命を遂げたのだな

パリ万博の日本のものも

想像力をかきたてたにちがいない

で アフリカとか 東洋とか

異世界へ

で心や脳みその異世界にも

新しい世界を求めて羽ばたいた時代だったのだな

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ななつのお話よもうっと。 (Unknown)
2012-07-09 16:37:43
ななつのお話よもうっと。
レーモン・ルーセル  は あなたの言うsynesthésie (遊工房)
2012-07-09 18:00:07
の持ち主かもよ

連想が連想を呼び そこまで行くかよ!っていう感じ
共感覚とは違うだろうけれど

奇想天外な連想は
魂を揺さぶって
直接的ではなく
何かを目覚めさせるのかも

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