遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

シャガールの言語的表現

2011-02-08 23:05:36 | 現代美術

シャガールがシュールだと言ったのはアポリネールのようだけれど

シャガールはシュールレアリストだったわけでもなく

本人ンもそうくくられるのは 認めなかった

(って何者にもくくられるのは嫌ったようだけれど)

奇妙な表現には

みんな  ユダヤの言葉のイディッシュ語の言い回しを

画像化したもののようだImg379

 

七本指の自画像

七本指で行う

というのは

誠心誠意 見事に行うということを表すそうだ

そういう自負の絵か

屋根の上のバイオリン弾き

でも  ユダヤ魂とのつながりのことを書いたけれど

屋根の上を飛んでいるのは

自立していくということ

袋を持った伯父さんは  物乞いをして歩くということだって

Img378 この

屋根の上に

ぬーっと現れるおじさん

メルヘンチックに思ってしまうが

貧しくつらかった ユダヤ人の記憶に結びつているのだ

Img380

この頭のひっくり返ってるのも

酔っぱらったり

恋をしたり

めくるめく感じを

直訳すれば 回転する頭 という語で言い表すのだそうで

そういえば

女の人の頭でひっくりかえっている絵もあった

牛や猫そういう動物にも

それぞれ

意味がある 

寓意を絵にしているというか 繰り返し 同じ図像が出てくるものね

そう考えると

シュールレアリストではないわな

ブルトンは  引き込みたかったらしいけれど

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山里さんのお義母様のご冥福... | トップ | アフリカ風つくるぞ »

コメントを投稿

現代美術」カテゴリの最新記事