デビュッフェの絵にときどき出会うと
好きだなあ
と思って
気にしていたが
画集で見ると
やはりいろいろな時期がある
この人は
若い時の勉強をしたが
アカデミックな勉強はダメ
自分でやらなきゃ
と思い
美術教室は6月ほどでやめて
自力で勉強したり
絵から離れたり
で
40過ぎてから
やっぱり絵描きになろうと
そこらから
本格的にということらしい
そういう始めのころ
私が生まれた年の作品
「縄跳びをする女」
子供の絵
障害のある人の絵
などから
余計なものを切り捨て
技法や技巧を排除して
感覚を
むき出しにむき出しに
という風に
作品を作った人のように思える
感覚を丸裸にしたら
どうなるか
という感じ
こっちは1959年
青い帽子の男
画集をひもとくと
いろいろな絵描きが
影響を受けてると思う
わが町の森田茂もじゃないか?
と思った
マチュエールだけだけれど
関係あるかなあ
と調べたら
氏の作品の説明に
デビュッフェのタッチを思わせる
などとあり
関連性を感じる人も多いようだ
それで
考えると
アンチ文化的
生の芸術
(アール・ブリュットというんだそうだ)
は
入ってこなかったかも
若林奮 は?
と思うが もっと繊細 洗練されてる
娘さんのカオウちゃんは?
生かもしれない
これも同じ年
人物のいる道
この期に及んで
こうも
見えるものから離れて
描くって なかなか難しい
描くと考えてみてみると
大変
デッサンが取れなくて
狂っている絵は
KINU洋画会だって
いっぱいあるんだが
話しは別だ
どういうものを
どういう風に描こうか
いろいろ計画を話し合った
Yさんは雑然とした部屋にいる
御嬢さんを描こうかな
と思い
私は田舎の風景を
アンチ広角レンズふう
俯瞰して 持ち上がる
地面をもって
描こうかな
夜景を そういう風に描こうかな
と考えた
夜景がいいかも
私は三月に
星をめぐる
ロマンチックな話を読む
画像 作ろうと思うし