次はキャブです。
お気づきでしょうか。キャブの後妻です。国鉄の9600と大きく二つ違う点があります。
一つは、天井のところに鴨居のような板が全くないことです。左右の妻板は天井のアングルでのみつながっています。
もう一つは左右の妻板が斜めに取り付けられていることです。天井部分をご覧になれば、お分かりかと思います。
それで、キャブの側面との角にわざわざアングルを取り付けて、そこに手すりが付いているのです。なんで、こんなにめんどくさい構造なのか?
こちらは25号の後妻。つまり国鉄のキューロクです。鴨居に相当する板がありますね。もちろん妻板はツライチの平面です。
知ったからには、模型にするしかありません。
というわけで、せっかくある妻板を切り離して、斜めにつけたわけです。手すりのためのアングルをつけるのには、結構往生しました。
ついでにバックプレートも。ウィストのロストをおごっています。逆転機ネジが見えますね。
これも、実物誌を含めて、これまで言及されてなかったことなので、詳しく書いてみました。