水色ブログ。

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シャルロット・ゲンズブール 『小さな泥棒』

2012年01月02日 | これ観ました。


元旦にツタヤでレンタルしました。
懐かしい、シャルロット・ゲンズブール主演の1988年の映画。

高校生の時、友人と一緒にレンタルビデオで見て以来。
もう20年前のこと。

あぁ、シャルロットがめちゃめちゃ可愛い。
彼女のあどけない表情やあの独特の口元。
ハイヒールに履き替えるあのスラッとした足。
当時のぽちゃぽちゃした高校生だった私は、彼女の
すべてに憧れてたなぁ~。

彼女が雑誌で被ってたハンチング帽とか、ジーンズに
さりげなく合わせたおじさん風のジャケットに憧れて、
同じようなジャケットを見つけて着たりして。
あのスタイルだからこそ、素敵に着こなすことができてたわけで、
私が真似しても、当然似ても似つかず…(笑)


今日何気なく手にしたDVDですが、
昨日の年末の片付けの時に、押入れの奥から出てきた雑誌を
見つけたことがきっかけでした。


1992年発行の『CUT』
シャルロットや大好きだったジュリエット・ビノシュのインタビュー記事を
ひたすら読み続けていました。いまだに捨てられない一冊。

これとは別の号に載ってたシャルロットのインタビューで、
いまだにずっと印象に残ってるひと言があります。

  仕事を離れた映画ファンとしては、彼女は「なんでも好き」だと言う。
  では『ターミネーター2』のどこが一番面白かったのだろうか?

このちょっとした意地悪な質問に対する彼女の答え、

  「そうね、確かにそれほどよくなかった。でもあの映画が
   好きな人はたくさんいるでしょ。」とシャルロット。

  「だからあの映画が作られたのはいいことなの。おおぜいの人が
   好きだっていうものには、何か価値があるはず。くだらないなんて
   言っちゃいけない。」
                   『CUT』No.21 MAY 1993


これがずっとずっと私の心に残っているのです。映画だけでなく、音楽とか
文学とか、それ以外にも通じるものがあるんじゃないかと思えるのです。
それが本当に良いモノかどうかってのは、その人のそれぞれの判断であって、
やたらと批判すべきではないな、と。


そう言えば、淀川長治さんも同じような事を言ってたなぁ、と。


なんだか新年早々、支離滅裂な日記になっちゃいました…。