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異人館画廊

2024年05月17日 | 読書
先日読み始めた異人館画廊シリーズ
「盗まれた絵と謎を読む少女」「贋作師とまぼろしの絵」「幻想庭園と罠のある風景」「当世風婚活のすすめ」
ときて第5弾「失われた絵と学園の秘密」です。



 自殺未遂した少女、消えた絵…。
 鈴蘭学園美術部で起こった複数の事件には、
 図像術につながる何かが感じられる。
 そんななか鈴子の提案で、千景は生徒の一人を装って、
 学園の潜入調査を決行することになって…!?
 矛盾する少女たちの証言に翻弄されながらも、
 千景と透磨は、事件と呪われた絵画「ユディト」の謎を追うーー

 (裏表紙より)

7歳のときに誘拐事件に遭っている千景は
それ以前から小学校で浮いた存在だったようで
心機一転、祖父母とイギリスに留学します。
修士まで終えて研究者として一目置かれている存在なのに
18歳だからって日本の高校生と馴染めますかねぇ。
おばちゃん心配だわぁー。ははは。
まぁ「千景って変わってるよね。やっぱ帰国子女だから」と
あっさり受け入れられちゃったようですが。

さて今回登場する画家はルーカス・クラーナハ。
親子で同名だけど16世紀に活躍したと書かれているので
息子の方なのでしょう。うーむ、知らない画家さんです。
ってか知らない方が多いか。はっはっは。

で、問題の絵画の元になっているのはこちら。



ユディトのこともプーは知りませんでしたぁ。
「アッシリア軍から故郷を救った英雄」(本文より)だそうです。

小説の中ではオリジナルとは異なり室内の背景が描かれている
「背景のあるユディト」が存在することになっていて
そっちに図像術が使われているという筋書きです。

絵画のお話も事件の謎解きも面白いし
何より素直になれない千景と透磨の2人が面白いですぅ~。
そうだ謎のメンバー「カゲロウ」さんが
千景と子供の頃からの知り合いだったようで
そちらも目が離せないですぅ~。
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