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イヤミス

2024年06月01日 | 読書
(んまぁ、6月! もう6月!? 今年も半分終わっちゃう~)

図書館の書棚をボーッと見てたら気になるタイトルが。



イヤミス傑作集? イヤミスってなんだ? ニアミス、ではなく?
ハイミス、みたいな? 思わず巻末の解説のページをめくってみたら…
 イヤミスの定義はなかなか難しいのだが、とりあえず
 読み終わったときに 嫌な後味が残るミステリーとしておこう。

 (解説:細谷正充)
だそうですっ。嫌な後味のミステリー!
面白そうなんで借りてみました~。

1「石蕗南地区の放火」 辻村深月
2「贅肉」 小池真理子
3「エトワール」 沼田まほかる
4「実家」 新津きよみ
5「祝辞」 乃南アサ
6「おたすけぶち」 宮部みゆき

うーむ、ホントだ! すっごい嫌な後味ばかりっ。あはははは。
最初の2話は自意識過剰なのに妙に自己肯定感の低い女性が主人公で
イライラしちゃうっ。
3話目は、このあとどーなるのっ!?という展開。モヤモヤ…。
4話目は最初から最後まで嫌な感じ。くぷぷぷっ。
5話目も、このあとどーなるのっ!?な展開。
6話目は安定の宮部みゆき。だけどラストが気になるぅ。

昨年末に読んだ短編集「クリスマス・プレゼント」を思い出しました。
作者は長編小説だと善が勝利する結末になるよう書くが短編だと…
 善を悪として、悪をさらなる悪として、
 そして何より痛快なことには、究極の善を悪として描くことさえできる。

と語っているのですね。
今回もそう思いました。
長編小説でこのエンディングじゃ「ええええええっ」となるけど
短編だから「うわあ、嫌な感じ!」で終われるわけです。うんうん。

図書館ブラブラ、楽しいっす♪
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