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ヴァリス

2024年01月21日 | 読書
20世紀SF巻末の年表に沿ってフィリップ・K・ディックの作品を再読。
ようやく最後となりました。「ヴァリス」です。



あ、↑これ↑は新訳版なんですね。山形浩生訳か。ふむふむ。

うちにあるのは↓こちら↓です。



 女友達の自殺をきっかけに、ホースラヴァー・ファットは 少しずつ狂い始めた。
 麻薬に溺れ、彼もまた自殺を試みるが失敗する。だが彼は神に出会った。
 ピンク色の光線を照射し、彼の頭に情報を送り込んできたのだ。
 ファットは自分だけの秘密経典を記し始める。
 さらには彼の自分の幻覚と符合する徴に満ちた映画「ヴァリス」に出会った。
 ディック自身の神秘体験を投影した晩年の問題作。

 (裏表紙より)

この裏表紙の説明だけじゃ「???」ですよねぇ。
実際に読んでみても「???」なのです! はっはっは。
んでも前に読んだときよりかは、理解できた、というか楽しめたかなぁ。

翻訳者(大滝啓裕)があとがきで…
 伝統の先端に立つディックは常に前衛でありつづけたが、
 それは同時に誤解されつづけたことをも意味する。
 晩年のディックを評する神がかり的だの、オカルトめいてきただの
 という素朴な感想は、よくいって的はずれ、正直にいうなら
 無知の告白にほかならない。
と書いてらっしゃいまして、ええ、もうプーは無知のかたまりっす。
宗教や哲学におけるディックの膨大な知識に溺れそうになりました。はい。

とにかくこれでディック祭り終了~。
また忘れたころに読み直します♪
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