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桃太郎侍

2021年07月17日 | 読書
次の時代小説は山手樹一郎の桃太郎侍。

桃太郎侍と言えば高橋英樹ですよね~。



ふふふ。
ドラマは観たことありますが内容すっかり忘れていました。

主人公は実は丸亀藩主若君の双子の弟。
でも双子を忌み嫌う当時の風習から乳母と共に
江戸に追いやられてしまいます。
何も知らず乳母を実の母と信じて成人しますが
乳母が死に際に真実を伝えます。
今さらお家のことなど知るかとばかり
自ら桃太郎を名乗り世のため鬼退治をしてやろうと決める主人公。
しかしひょんなことから丸亀藩のお家騒動に巻き込まれ…。

とそんな感じ。なかなか面白かったですよ~。
そして思いました。プーは戦国時代より江戸時代が好き~。
戦国武将がどうのこうのより、長屋に暮らす庶民が面白いです~。

そうそう、今回借りた「昭和国民文学全集 山手樹一郎集」には
もう1編「鬼姫しぐれー又四郎荒行状記第一部」が収録されていました。
桃太郎侍とは別物のお話なのですがいろいろ共通点が…

・主人公は訳ありで浪人の振りをした若君
・容姿端麗、おおらか、正義漢、めっぽう強い
・家督争いを巡るお家騒動
・おきゃんだけど世間知らずの姫君/武家のお嬢さま
・酸いも甘いも知った気っぷのいい芸者/女掏摸
・↑両方のタイプの女性に惚れられる主人公
・主人公の人柄にぞっこんとなり手足となる(元)小悪党

うん、もうほとんど同じような感じ。あはははは。

ちなみに「鬼姫しぐれ」は「…第一部」とあることに気づかず
「えっ!?」なところで終わってしまってびっくりっ。
続きを読もうかどうか、いや、もうなんとなく分かるから
まいっか~なんて思ったりして。
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