お多福 満腹 大福帳

金沢でお芝居にかかわっています。
今かかわっている舞台などの情報や、お芝居についての思いなど書いていきます

2月27日の稽古(読み合わせ)

2006年02月28日 | 稽古の様子
8時半をすぎて、本日参加できるキャストが全員そろったところで、
読み合わせです。

ドラマ工房の中央に椅子を輪にして並べて座りました。
立ちたい人は立ち、動きたい人は動くことにします。
前回の会議室では、狭い空間だからこそのテンションが生まれたようでした。
今回はこのカンパニーとして初めてのドラマ工房ということで、
声の大きさや、演技の大きさなどそれぞれ探りつつの読み合わせです。

次回は、輪にして座るのではなく、横一列に並び、
台詞のやりとりがある際には前方へ出て行くやりかたでやってみたら?
という池田さんの提案がありました。
28日には、みんなで客席づくりをして、時間があれば読み合わせをします。
いろいろ試してみることができるのもあと少しです。

演出の西川さんが、事情で金沢入りが1日遅れて3月2日になるそうです。
それまで、みんなで頑張っていきましょう。

2月27日の稽古(コミュニケーションゲーム)②

2006年02月28日 | コミュニケーションゲーム
かなり、動いて勢いがついてきたところで今度は「フリーズ」をやります。
これは、インプロという即興ゲームのひとつです。

4人組になります。
まずそのうち2人(AとB)がペアになり、
とりあえずお互いの関係と、今いる場所と、何をしているところかを即興劇で表します。
残った2人のうち1人(C)は、後ろ向き。もう1人(D)は即興劇を見ています。
Dは関係と場所がわかったところで、「フリーズ」と言って演技をストップさせます。
なんだか面白い格好で、ストップモーションするAとB。
Cは、AかBのどちらか一方と交替して同じ格好をします。
でも、設定やストーリーはさっきまでのものとは全く別のものを考えて即興劇を続けます。
Dは後ろむきで、演技を見ません。
今度は、Cと交替したAが、「フリーズ」を言う番です。
こうして次々とストーリーを展開させていきます。

この発展系で、最後に「プレゼント」という即興をしました。
参加者13人が6人組(Aチーム)と7人組(Bチーム)の2手に分かれます。
Aチームは
プレゼントをあげるほう。Bチームはもらうほうです。
あげるほうは、相手と自分の関係を、演技の中で表現します。
もらうほうは、何をもらったかを自分で決めて演技のなかで表現します。
お互いに言われたことを一切否定せず、全て受け入れて話しを合わせていきます。

ちなみに私は小さい孫になり、中山優子ちゃんをおばあちゃんにしてプレゼントをあげました。
優子ちゃんは、あったかい靴下をもらったことにして話しを進めました。

夫からヘビをもらったとか、夫の上司の奥様にお祝いを渡すとか、
不倫関係の恋人から時計をもらうとか、交通事故の際に助けて貰った人にお礼を渡すとか、
職場の先輩にきんぴらを渡して不倫に発展しそうになるとか、
ブログを読んでいきなりプロポーズの指輪をもっていくオタク男とか、
それはまぁいろいろなドラマが繰り広げられました。
心なしか、不倫もののストーリーが多かったのは、
夢二と彦乃の物語をやっている影響なのでしょうか?

もう少し時間があると、それぞれの物語はどんどんつながっていって、
もっと壮大なドラマになるらしいです。
なかなか興味深いゲームでした。


こういうゲームをやっていてつくづく感じることは、
ゲームの中に自分の人間性や性格が如実に表れてしまうことです。
また、思いもかけない自分の奥深くの願望が出たり。
芝居をやるときの演技のくせもはっきりと出ます。
相手の言うことを全然聞かずに、自分のペースでどんどんまくし立てる人。
相手の言葉に立ち往生して反応できない人。
相手の提案は否定して、強引に自分の思いつきを押しつけようとする人。

ゲームそのものはとても楽しいのですが、
自分の欠点が浮き彫りになってきて顔では笑いながらも
背中と脇にいや~な汗をかいていました。
私はどうやらとにかく無難にその場をまとめようとしてしまうところがあるようです。
思いがけない豊かな発想や、話しを広げていくのが苦手です。

皆さんは、どうだったでしょうか?






2月27日の稽古(コミュニケーションゲーム)①

2006年02月28日 | コミュニケーションゲーム
いよいよ、今日からドラマ工房入りです。

今日は、制作の隅谷さん(すみちゃん)が稽古前から顔を出してくれました。
追加のチケット注文や、売れた分の精算をしてくれます。
チケットについてのお知らせのプリントをみんなもらいました。
頑張ってチケットを売りましょう!
今日は、他にも制作のみどみど、みっちょこ、ディレクターの市川さんも顔を出してくれました。

さて、今回は広い場所ならではのコミュニケーションゲームをしました。

最初に一人一脚づつ椅子を用意し、大きな輪になります。
前回やった「とんとん、入ってますか?」
最初に真ん中にみっちょこが入りオニになります。
それぞれの椅子の前に行き「とんとん、入ってますか?」とノックして歩きます。
ノックされた人は「入ってます」と答え、
そのすきに他の人はアイコンタクトをとりあい、場所を交替します。
今回は広い場所でやったので、みんなかなり動かないといけないので大変です。

少し身体が温まったところで、今度は椅子をアトランダムに置きます。
最初にオニになった人は、足の間にタオルをはさみ落とさないように
1脚だけ空いた椅子に向かって移動します。
他の人たちは、みんなで協力してオニを座らせないように、
アイコンタクトをとって移動します。
気を利かせて遠くにある椅子にオニを座らせないようにしたつもりが、
うっかりオニのそばの椅子をがら空きにしてしまったり(それは私です)、
どう動いていいか分からず、ひたすら固まってしまったり。
全体を見て把握して、機敏に動くというのは難しいものです。




キャスト紹介 その⑬  東 千絵

2006年02月27日 | キャスト紹介
最後は、このブログを管理している私、今回ト書きを読みます「東 千絵(ひがしちえ)」です。

生年月日
      1960年6月16日

これまでの出演舞台
      「お~い幾多郎」「蜃気楼」「この子たちの夏」

好きな役者
      大竹しのぶ、加藤治子、梅沢昌代、樹木希林、藤山直美

「男の花 女の冠」の中で好きな台詞      
      たまきの「お天道さまと米の飯はどこにでもついてくるって。
            なんとでもなるわよ。じゃあ!」かっこいい台詞。
      同じくたまき「あたしって女は男の為に働いていると我を忘れていられるのね」
      そんなふうになれる男と出会えるなんて幸せ。

「男の花 女の冠」の登場人物で、共感出来る登場人物
      男性なら車夫。一途にたまきを思う気持ちがイイ。
      女性ならたまき。屈折しているようで実はまっすぐなところ。

本番前の緊張をほぐす方法、もしくはジンクス
      メイク前に必ずシートパックをします。化粧乗りも好くなり気分もすっきり。
      でも、「蜃気楼」で老女役なのにパックをして、やたら化粧のりがよくなり、
      変につやつやぴかぴかした老女になってしまった失敗が…。
      ジンクスは、最近やってないけど、信頼している人に「大丈夫」と言ってもらうこと。

自己PRと抱負
      リーディング公演ならではの、ト書き読みというポジション。
      お客様が、情景を鮮明に思い浮かべられるような読みができたらと思います。
      そして、新しい人たちとの出会いをおおいに楽しみます。

画像は…すみません。
よく似ていると言われるこの人形(しかもぴんぼけですが)で勘弁してください。
興味のある方は、3月11日と12日に劇場でお会いしましょう!


キャスト紹介 その⑫  四家衣里さん

2006年02月26日 | キャスト紹介
鈴役の 「四家 衣里(よつやえり)」さん

生年月日
    1978年3月19日

これまでの出演舞台
    「P3」「ハルシオンデイズ」「バーニングヒル」「魔句」
    「陰陽師」「美女丸IN ROCK」

好きな劇団、好きな役者
    劇団☆新感線  深津絵里

「男の花 女の冠」の中で好きな台詞、好きな場面
    亭主の「え~い、だらま」
    彦乃の「私、赤ん坊ではなく先生を宿してしまったんですわ」という場面

「男の花 女の冠」の登場人物で、共感出来る登場人物
    共感というか、好きなのは彦乃。

本番前の緊張をほぐす方法、もしくはジンクスがあれば教えてください
    カロリーメイト(フルーツ味)を必ず食べる。

今までもらって嬉しかった差し入れ、もしくは欲しい物があれば教えてください
    あったかいおにぎり。

特技
    整理整頓

自己PR、もしくはこの公演への抱負をどうぞ
    いろいろなことを学びたいと思います!



えりちゃんは、年齢のわりにとても落ち着いていてしっかりしています。
スタッフで支えてくれることが多かったのですが、安心して任せることができる人でした。
彼女のここ何年かの出演舞台は全部見ていますが、1作ごとにどんどん成長いて
これからが楽しみな役者さんです。

キャスト紹介 その⑪  飛竜直人さん

2006年02月26日 | キャスト紹介
巡査役の 「飛竜 直人(ひりゅうなおと)」さん。

誕生日
      10月21日

これまでの出演舞台
      「白山の水を加賀平野に」「ブラボー!ファーブル先生」「お~い幾多郎」

好きな劇団
       第三舞台

「男の花 女の冠」の中で好きな台詞
       夢二の「あんたのお節介もそんなに悪いものじゃなかったさ。
            自分の道をやっていくためなら、お前のことは、これはこれで好しとしょうよ」

「男の花 女の冠」の登場人物で、共感できる登場人物
       東郷青児

本番前の緊張をほぐす方法、もしくは何かジンクスがあれば教えてください
       お腹いっぱい食べない

今までもらって嬉しかった差し入れ、もしくは欲しい物があれば教えてください
       気持ち(で充分)

特技
       殺陣

自己PR、もしくはこの公演への抱負をどうぞ
       いい舞台をお見せできるようにがんばります



がんちゃんとは、「お~い幾多郎」に続いて2度目(リーディングを含めると3度目)の共演です。
とはいえ、残念ながら一度も台詞でからんだことはありません。
いつも、稽古場の隅で台本を開いてこつこつと努力している印象があります。
コミュニケーションゲームの時のおたおたぶりとの落差が面白いです。

2月24日の読み合わせ

2006年02月25日 | 稽古の様子
楽しくゲームで盛り上がったあとは、机と椅子を元に戻して読み合わせです。

写真で見ると、なんだか頭を抱えてみんな暗く重苦しい様子に見えますが…
そんなことはありません。
集中している様子です。

今日は、3倍速読みを始めにやってみることになりました。
とにかくいつもの読みよりも3倍早く読む。
いつも間をとっているところも3分の1の間にする。
ト書きを抜いて読むことにしたので、役者はみなとても集中力が必要です。
3倍速読みにしても、相手の台詞をきちんと聞いて反応できる人。
自分が早く読むことだけでいっぱいいっぱいになってしまう人、いろいろでした。
でも、思わぬテンションが生まれたりして、新たな発見があった人もいたのでは?

3倍速で演じるというのは、今まで演出の西川さんが、
役者たちが煮詰まってきてなんだか間の長い芝居になってしまったときや、
本番前のウォーミングアップに提案してくださってきた稽古です。
これをやると、不思議なことにカンフル剤を打たれたように
稽古に活気が出てきて、役者のテンションも上がり、
余計な間や、ムダな動きが整理される魔法のような稽古です。

今回はまだ演技が固まっていない中での3倍速読みだったので、
効き目のほどはよくわからないのですが、
それでも脚本の中身が改めてす~っと入ってきたと言う人もいたりしました。

そのあと、普通どおりの早さでの読み合わせをしました。
狭い場所での読み合わせはどんなものだろう?と思ったのですが、
いつもの和室で読むのとは違った緊張感が生まれ、
これはこれで面白い空気が生まれていたようでした。
稽古する場所で、随分演技も変わってくるものだと改めて感じました。


さあ、次回27日からはいよいよドラマ工房入りです。
ドラマ工房での稽古で、また芝居がいちだんと変わっていくのでしょうか?
27日から稽古は毎日になります。

2月24日の稽古(コミュニケーションゲーム)②

2006年02月25日 | コミュニケーションゲーム
みんなのテンションも上がってきたところで
「ビビリ ビビリ バァ」
輪の中心にオニとしてひとり入ります。
オニは、この人と決めたら、その人にアイコンタクトをとり
「ビビリ ビビリ バァ」と言います。
言われた人は中央の人が「バァ」と言い終わる前に「バァ」と言います。
言えなかったらオニと交替します。

このルールに、「バイキング」と言われたら中央の人は頭にグー、
その両脇の人は「ぎ~」と言いつつ船を漕ぐ…というのと、
「バニー」と言われたら中央の人は両手を口元にあてて歯、
その両脇の人は外側の手をあげて耳を作り「バニバニ」という…
というルールを加えます。
「バイキング」と「バニー」は、オニが5秒数える間にやらないとオニと交替です。
いやはやこれがなかなか集中力がいりました。
岩谷くんが、「ビビリ ビビリ バァ」が言えなくてパニクっていたのを
笑っていた私でしたが、
次の次に上山くんに「ビビリ~」と言われているのに
全く人ごとのようにぼさ~としてしまいオニに。不覚でした!

そのあとは、「はいってますか?」
ひとりひとりがトイレの個室にいる設定で、
真ん中のオニはひとりひとりに「入ってますか?」とノックして歩きます。
ノックされたら「入ってます」と返事をします。
他の人は、オニの目を盗んでアイコンタクトをとり、
場所を交替します。
オニは、交替する気配を感じたら即座に自分がその場に割り込みます。
いかに、全体の気配を感じるか。
そのためにわざとすきをつくるかがポイント。
交替する同士も、いかにオニの目を盗むか。

最後に、みんなでひとつのお話をつくりました。
「み」のつく言葉を各自思い浮かべます。
せ~のとは言わずに、なんとなく呼吸を揃えて各自考えた言葉を口に出します。
もちろん、はじめはばらばらですが、だんだん揃えるように気をつけて行くと
3回目ぐらいで「みかん」という単語が出てきました。

「みかん」にまつわるお話というテーマを決めて、
その後はひとり一語づつ言葉を発して文章を完成させていきます。
今回は「長いみかんの実を食べた」みたいなことになりました(詳細を覚えてません。どなたかフォローよろしく)
自分の前の人が意表をつく一語を発しても、とにかくなんとか言葉を続ける強引さ?が面白いゲームです。
なんとか言葉になっていくのが不思議です。

2月24日の稽古(コミュニケーションゲーム)①

2006年02月25日 | コミュニケーションゲーム
この日の稽古は、芸術村第一会議室。
残念ながらとても狭い部屋です。
十数人が中に入ると、なんだかちょっと息苦しいくらいです。

この狭さでもできるゲームをピックアップしてきてくれたよっちゃん。
みんなでまず、机と椅子を後ろに下げて少し空間を作ります。
今日も制作の林さん(みっちょこ)がゲームに参加。

まず輪になって拍手まわしをします。
隣の人の目を見て拍手をまわし、うけとったらまたすぐ隣りにまわします。
なかなかみんなスムーズにできるようになってきました。

今度は同じ要領で、ポーズと言葉をまわします。
1個だけではなく、逆方向からももうひとつ。
途中で1個のポーズが消えたりもします。

その次は、連想した言葉まわし。
「空」と隣の人が言ったら、すぐに空から連想する言葉を「青」とか「雲」とかをまわします。
あまり考え込まずに、直感で。
まわりが「え~なんで?」と思う単語でも、口からでまかせでもとにかく何かを連想します。
意外に、佐藤さんや古都美ちゃんが考え込んだりしてて面白かったです。

その後は、「何やってんの?」
これは、とにかく何か動作を台詞つきで演じます。
隣りの人はその人に「何やってんの?」と聞きます。
聞かれたら、今やっている動作とは違うことを言います。
例えば、走っている動作をしながら「ご飯食べてるの」というように。
すると、聞いた人はご飯を食べる演技をしはじめます。
するとまた隣りの人が「何やってんの?」と聞きます。

やっている動作と違うことを即座に答えるというのはなかなか難しいものです。
人によっては、動作をするときの小芝居がものすごく細かい人がいたりして、
かなり盛り上がりました。





キャスト紹介 その⑩ 西 美香さん

2006年02月25日 | 稽古の様子
彦乃役の 「西 美香(にしみか)」さんです。

誕生日        8月20日

これまでの出演舞台  たまき~夢二式元妻~ おーい幾多郎(リーディング)            蜃気楼 この子たちの夏

好きな役者      黒木瞳

「男の花 女の冠」の中で好きな台詞、または好きな場面
           最後の、夢二と彦乃が2人で歩いている場面

「男の花 女の冠」の登場人物で、共感できる登場人物
          チコ

本番前の緊張をほぐす方法、もしくは何かジンクススがあれば教えてください
          静かなところで大きく深呼吸する

今までもらって嬉しかった差し入れ、もしくは欲しい物があれば教えてください
          すべて嬉しいです!
花束は家中が花いっぱいになって幸せになります。
          驚いたのは「お札じゃないけど…」と
   コインでつくった首かざりをもらったことです。


自己PR、もしくはこの公演への抱負をどうぞ
          夢二が最も愛したと言われる彦乃。
          そんな世界が作れる用に頑張ります☆



にしみかちゃんとの出会いは、蜃気楼のリーディングでした。
その後、蜃気楼の本公演、おーい幾多郎のリーディングでもご一緒しました。
家族にとても愛されて育った素直で育ちのいいお嬢さんという印象です。
彼女のまわりには、なんだかいつも楽しい雰囲気があります。
そのくせ、舞台では時々どきっとさせられる表情を見せてくれます。
今回はどんな彦乃を見せてくれるのか、とても楽しみです。