お多福 満腹 大福帳

金沢でお芝居にかかわっています。
今かかわっている舞台などの情報や、お芝居についての思いなど書いていきます

「夢二」受付まわりスナップ

2007年03月22日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること
公演が終わってもうじき3週間にもなろうかというのに、
のろのろ更新してきましたが、
今日で「夢二」に関しては最終回にしたいと思います。

もう皆さんそれぞれの劇団や、活動に戻り、
次に向けての準備に入っているようですね。
私も、ぼちぼちと予定が入ってきました。
「夢二」に関してもそろそろ区切りをつけたいと思います。


さて、最終回の今回は受付周りのスナップのご紹介です。
まず、芸術村に入ってすぐのところに置かれた立て看板。

豪華です。立派です。
自分たちの自主公演では、こんなに立派な立て看板は中々作れません。

そしてドラマ工房の入り口には、この手作り立て看板が。

これは、舞台美術の岡田さんが手描きで作ってくださいました。

今回出演者が多いため、連日たくさんのお花が届けられました。
置き場所が限られているため、いただいたお花はなるべく早め早めにみんな持ち帰っていたようですが、
それでもいつもここはたくさんのお花であふれていました。
これはある日の様子。

私も今回たくさんのお花をいただきました。
お花のプレゼントは、本当にうれしいものですね。

さて、そのたくさんのお花や楽屋見舞いのお菓子の受付は、
べつに作られていました。

この壁の額に注目。
これも。

オープンスペースのほうにも飾ってあったようですが、
夢二の絵のミニ額が飾られ、
プチ美術館風。
このミニ額は制作部の西尾さんが中心になってつくったそうです。
私は夢二のカレンダーを寄付しました。
公演終了後、そのカレンダーで作った額を3つちゃっかりいただき、
わがやのリビングに飾らせてもらっています。

受付の壁の前で、準備中のみっちょこにカメラを向けると

こんないい顔をしてくれました。


これは、公演前に制作部のみんなでちらしのはさみこみをしているところ。
手伝えなくてごめんなさい。
自分のカンパニーや劇団のときは、
こういう仕事は役者だろうがなんだろうが一緒にやるんですけど、
アクションプランの際は、至れり尽くせりで
役者が稽古に専念できるようにしてもらっています。
ありがたいことでした。


さて、私自身公演中はカメラを持ってうろうろする時間がなくて、
あまりたくさん写真を撮ることができませんでした。
ですから、写っていない関係者の方もたくさんいます。
もっともっとたくさんの方たちに支えられて、
公演は行われました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
贅沢な時間、楽しい時間、貴重な時間を、
すてきな人たちとすごすことができました。
新しい出会いもたくさんあり、
今までよく知っている人に対しても新たな発見がたくさんありました。
そして見に来て下さったたくさんのお客様からの
温かい感想、時には厳しいご意見などから
得たものも宝物です。

この経験を自分だけのものにせず、
それぞれがそれぞれの場所に持ち帰って、
少しずつそこに新しい風として吹き込むことができればいいなと思っています。

「夢二 ~男の花 女の冠」公演についての記事は
ひとまずこれでおしまいです。
ご愛読ありがとうございました。

今週末あたりから、ブログタイトルも変え、
気持ちも新たに私個人の演劇ブログとしてぼちぼちと更新していく予定です。
観た芝居の感想や、公演のお知らせ、演劇にまつわる自分の体験談、
アクションプランの企画のワークショップの体験記など、
自分の記録として書いていきます。
興味を持っていただけた方は、今後ものぞいてみてください。
コメントもいただけると励みになります。
それでは、また。






「夢二」舞台写真 その③

2007年03月17日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること


たまきと彦乃、女の闘い。




「ああ、こうして痛むのが傷なのか心なのか私にも分からないんだわ」



「風よオレの心を吹き抜けてくれ」



 
「さあおいで!女子美の歩き方で!歩いて!」




カーテンコール。
三方に座ったお客様全てにご挨拶。

カーテンコール、2日(金)の公演のみ、アンコールの拍手がありました。
私自身は、ドラマ工房の舞台で初めての体験でした。
2日は、自分的にも出来の良い日だったので、
アンコールは心から嬉しいと感じました。

舞台写真、ほんとはもっともっとたくさんあります。
金魚さんが撮ったもの以外にも、
私のカメラで制作部のみんなに撮ってもらった写真もあるのですが、
選ぶのが大変です。
舞台写真は、このくらいで。
次回は、楽屋のみんなの様子を。



「夢二」舞台写真 その①

2007年03月14日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること
何回かに分けて、「夢二」のゲネの写真を掲載します。

ゲネの舞台写真は金魚さんが撮ってくれました。
CDーRに焼いてもらって分けてもらったものを取り込みました。

まず幕開けは風神から。


風神が登場するシーンはいつも照明が幻想的です。
風神は動き回るため、写真の多くはぶれたものが多かったのが残念!

ラブラブな夢二と彦乃。
「温かいわ。ほら…」


夢二と宿の亭主。
「穴があったら、はいらんならんですわ」


亭主と巡査。
「男同士胸襟をひらいてやな」


鈴とチコ。
「風の濃いところ」


彦乃とチコ。
「もう私のこときらいじゃない?」




バックステージ

2007年03月07日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること
さて、今日はバックステージ。

セットの裏側はこんなかんじ。

床にはパンチが敷き詰められ、足音を吸収してくれます。
今回はスモークマシンを使うので、そのための薬品などが並べられています。
柱にはゴミ袋が貼ってあります。

その向かい側には、小道具置き場がつくられています。


整然と並べられた小道具たち。
使う役名と小道具の名称を白ガムテープに書いて机に貼ってあります。
履き物もここに集められて、ここで履き替えて舞台に出ます。
お~い幾多郎のときは、小道具、持ち道具、置き道具が半端な量ではなく、
消えものとよばれるお饅頭やお茶まであり、
スタッフの苦労は大変なものだったようです。

今回はそれに比べると随分少ないです。

これはチコが大切にしているくまちゃん。


実は、このくまちゃんはオーディションを勝ち抜いたくまちゃんです。
みんないろんなくまちゃんを持ってきたのですが、
結局坪坂さんのお子さんが昔かわいがっていたこの子に決まりました。
私が最初に持っていったテディベアは早々に敗退しました。残念!

で、これが女将がはたきかけしていた招き猫。

実は、台本ではなんの指定もなかったのですが、
私が勝手にはたきを持って登場するように提案してみました。
稽古を重ねるうちに、演出の西川さんから
「手に、何か持ってそれをはたきかけしながら台詞を言ったら?」
という提案がありました。
招き猫なんかいいなぁということで、
家にあった張り子の招き猫の出番となりました。
結構、かわいい顔してるでしょ?

これは、風神2が投げて彦乃が拾う椿。
紙コップに入っているのが本物の椿。
そのとなりは和紙で作った造花。

最初は造花でやっていたのですが、やはり生の花を使ったほうがいいだろうということで、
コトミちゃんが探し回って確保した椿。
お隣の家の椿をいただいたり、職場の庭のをいただいたりしたようです。


そして、これが裏でスモークマシンの操作のために待機する演出部の東くん。

どうしたんだ?
また舞台監督の道場さんに叱られて、落ち込んでいるのか?
それとも舞台監督助手の高木さんと休憩中にキャッチボールのやりすぎで、
疲れているだけなのか?

そしてその向かい側で、集中しているのか寝ているのかよく分からないない、
稽古中出番待ちの亭主役の東氏。


こんなかんじの舞台裏でした。

次回は、役者たちの衣装について。







「夢二」舞台セット

2007年03月06日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること
公演の興奮もまだ冷めないかんじですが、
ぼちぼちと日常に戻らねばならず、なんだか寂しい私です。

今日の記事は、「夢二」公演の舞台セットについて。
今回の舞台美術を担当したのは、劇団昴の岡田志乃さん。
まだ20代のお若い女性です。
これまで「蜃気楼」「お~い、幾多郎」の美術は朝倉摂さんでした。
何度かお会いし、直接着付けや髪型、髪飾りのアドバイスをいただいたり、
長岡公演を観に行った際には気軽に声をかけていただいたうえ、
お食事をご一緒したりしたのですが、
やはりとても緊張します。
なんといっても世界の朝倉摂さんです。
ご本人はまったく気取らないさっぱりした方なのですが、
こちらから気安くお話することはなかなかできませんでした。
今回、岡田さんとは楽屋で差し入れを食べたりしつつ、
お話することができました。

舞台美術、ほんとに素晴らしものでした。

  



外の設定のため、パンチをひいたうえに色づけした地がすりをひき、

 
こんなふうに土くれや、葉っぱを置いてあります。本物みたいだけど、つくりものです。

そして、客席からはみえにくい塀の前の側溝には、

このように本物の水を張り、なかに反射板をいれて照明があたるとちらちらと光るようにしてあります。

そして、その塀のすきまには…

このように、苔や葉っぱをいれてあります。
すっごくリアル!


そして、これ。    なんだかわかりますか?

舞台の四隅に仕掛けられた送風機と、照明。
この上に、みんなで切り取った和紙の葉っぱを仕掛けて、
送風機が回ると舞い上がるようにしてあったのです。
残念ながら、私はこれが作動しているのを見ていないです。

そうそう。
忘れてはいけないのが、これ。
 夢二たちが宿泊しているお宿の看板。
亭主と女将の私たちの名前を意識してか、
お宿の名前は「あずまや」
ちょっとうれしい私でした。

では、次回はバックステージの写真を。



公演終了いたしました

2007年03月05日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること
おかげさまをもちまして、昨日3月4日(日)無事、
5ステージの公演の千秋楽を迎えることができました。

さすがに、公演中のブログ更新はムリでした。
申し訳ありません。
ぼちぼちと、舞台写真や楽屋のスナップなどを
公開していきたいと思います。

今日はとりあえず動員数のご報告。
昨日の打ち上げの席でチケット担当のすみちゃんから発表があり、
その後ブログ用にメモをいただきました。

1日(木)     122名
2日(金)     133名+ 招待5名 = 138名 
3日(土)14時  133名+ 招待3名 = 136名
     19時  146名+ 招待5名 = 151名
4日(日)     146名+ 招待10名= 156名
合計        680名    23名  703名

本当にたくさんのお客様にご来場いただきました。
連日の超満員の客席に、場内整理担当のみんなは嬉しい悲鳴をあげていました。
日によっては、柱のかげになり見えにくい座席になってしまったり、
途中退場ができず、不便をおかけしたお客様もいらしたようです。
謹んで、ここにお詫び申し上げます。

たくさんのお客様に見守られての舞台は、
キャストスタッフともに、心強く張り合いのあるものでした。
ありがとうございます。

写真のとりこみなど終わりしだい、また記事にしていきますので、
どうかお楽しみに。






夢二館リーディング 

2007年02月12日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること
本日14時より、湯涌温泉夢二館にて、
「夢二 ~男の花 女の冠」のリーディングを上演してきました。
夢二、彦乃、東郷、たまきの4人がからむシーンの抜粋です。

お天気にも恵まれ、足元も良いなか
朝10時にキャスト4人とト書きの私、
スタッフ10人が夢二館に集合しました。
音響、照明も少しだけ入れるため、
機材はわが家のスピーカーや調光卓、照明機材などを持っていきました。
みんなで搬入し、セッティング。

11時から通し稽古をしました。
彦乃ちゃんは、髪のセットの都合上カーラーを巻いたままのリハーサル。
みんなに軽くつっこまれつつも、
リハーサルは無事終了。
その後近所のうどん屋さんにみんなで食事に行きました。

制作部で美味しい珈琲や、フルーツを用意してくれました。
出番まで、しばしそれらで和みます。

たまきと彦乃ちゃんは着物を着るので準備が大変です。
本日2人が着た着物はどちらも坪坂さんのもの。
着付けも坪坂さんがしてくださいました。
半襟と帯締めで随分印象が変わり、
見ていて面白かったです。
たまきがした帯留めもとってもすてきでした。

キャストが準備している間、スタッフのみんなで客席づくり。
50席ほど作ったようですが、果たしてお客さんが集まるか、
ちょっとどきどき。


マスコミ取材は、石川テレビと中日新聞が来ました。
作った客席もほぼ満席。
途中、椅子を追加していたようでした。

ディレクターの市川さんの挨拶を皮切りに、
夢二館の館長さんのご挨拶、
そしてキャストが入場しました。
写真は、制作部の西尾さんにお願いして撮ってもらいました。


こんな感じで、横並びに座ります。


彦乃ちゃんと青児。
初々しいふたりです。
彦乃ちゃんの髪をアップにしたのも坪坂さん。
手際よくまとめ、かんざしをさしてあっという間に着物に合うスタイルになりました。


夢二とたまき。
しっとりとした大人のムードが漂うふたり。



無事終了して、おじぎする出演者5人。


私は二カ所も噛んでしまいました。
う~ん、修行が足りませんね。

鈴ちゃんや、車夫のしげさんなど、
関係者もたくさん観に来てくれました。
どうもありがとう!

リーディングを聞いて、その場でチケットを買ってくれた人もいたようです。
この様子は本日6時すぎからの石川テレビのニュースでオンエアされます。
これを見て、たくさんの人が本公演に興味を持ってくれたら嬉しいです。

本日のリーディングの関係者の皆さん。
お疲れ様でした!

さあ、明日から稽古場所はパフォーミングスクエアに移動。
気持ちも新たに、頑張りましょう。


追記
取材はテレビ金沢も来ていたようです。
運良く、石川テレビとテレビ金沢の両方のオンエアを見ました。
テレビでオンエアがあると、以降チケットをすすめるときに、
「あ、テレビ見たよ」と言ってもらえて、
販売がスムーズなことが多々あります。
皆さん、売れ行きがまだ芳しくない人(私も含めてだけど)
あと一押しっ!



台詞を覚えること

2007年01月21日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること
公演のちらしを手渡しして、宣伝したり、
公演のご案内をしていると演劇関係者以外の方から
必ず言われることがあります。

「役者さんて、よく台詞覚えられるよね」

10代の頃は、
「何回か台本を読んだらいつの間にか台詞は入るよ」
20代の頃は、
「稽古していくなかで自然に台詞は入るよ」
30代の頃は
「集中力をふりしぼって、台本を読んで覚えてるよ」
と、答えていました。

そして40代を過ぎるころから、
稽古していくなかで自然に台詞が入るなんて夢のまた夢になり、
集中力を振り絞って、ひとりで部屋でうんうん言いつつ台本と向き合っても、
なかなか入っていかなくなりました。

だいたいの流れは頭に入っても、
てにをはや、細かい単語を正確に言えなかったり、
文章の流れを逆に言ったり、
自分の言いやすいように変えてしまったり。
なんとなく自分がその登場人物の言動に納得していないときなどは、
どうしてもその部分のやりとりが入っていかないこともありました。
(私の場合、舞台でのお芝居以外に、仕事で企業のビデオに出演したり、
 イベントでミニドラマをやったりするので、
 そんなときは特にそうなりがちです)

戯曲講座を受講するようになり、
いかに作者が台詞の一行一行、一言一言の言葉選びを慎重にしているかということを、
身をもって体験しつつある今、
台本の台詞を正確に言わないのは、作者の戯曲に対する愛情を裏切ることになると思い、
ますます責任を感じています。

で、最近私が台詞を覚えるために使うのがボイスレコーダーです。
正式名称、よく分からないのですが、
最近インタビューなんかで記者が細長い録音機を差し出してる、あれです。

読み合わせの段階で、録音しておいて、
うちで家事をしながらとか移動の途中に何度も聞いて覚えます。
それでも覚えにくいときは、
夫にも協力してもらい、相手の台詞を吹き込んでもらい、
自分の台詞は録音せずに間をあけておいて、
聞きながら自分の台詞を口にだして言えるように作ってみたりします。

年齢と共に、残念ながらどんどん脳細胞は死滅していくようなので、
なんとか防衛策と対処法を考えて対応していくしかないですよね。

今回の「夢二 」の台本は、前回のリーディング公演の台本は手元にありますが、
改訂版の上演台本をいただけるのが西川さんが金沢入りされる前日とのこと。
台詞覚えが悪い私としては、なるべく早く覚え始めたいのですが、
諸般の事情を考えるとそうも言っていられないようです。

幸い、女将は出演シーンが短いし、
台詞の量としてはさほどでもないので
集中力をもって対処していこうと思います。

皆さん、台詞覚えるのにどんな工夫をされていますか?


「夢二 ~男の花 女の冠~」ちらしとチケット

2007年01月12日 | 「夢二 ~男の花 女の冠」にまつわること
先日の新年会で、さっそくチラシとチケットをいただきました。
稽古が始まっていないのに、情宣活動をするのは、
どういうものになっていくのかがまだ見えていないだけに、
役者としてお誘いする方に申し訳ないのですが、
そんなことを言っている余裕はありません。

今回の公演のキャスト、スタッフのなかには、
いつも私からチケットを買ってくれたり、
何枚かまとめてチケットを売ったりしてくれている方も含まれているため、
チケットの売り先が随分かぶっていそうです。
地元の演劇関係者以外のところに、
なるべく多く声をかけないといけません。

とりあえず、いつも私が関係する公演のチケットを
買ってくださる方たちに、
順にちらしをお渡しすることにしました。
直接お渡しできない方には手紙を書き、
ちらしを同封します。

ワープロで文章をつくり、コピーして、
添え書きだけ一行手書きで添える人、
手書きの手紙をコピーして送る人、
いろいろだと思いますが、
私は、毎回ひとりひとり手書きでお送りしています。

年に1本程度しか芝居にかかわることがないため、
近況報告も兼ねて、
芝居の中身にも触れた内容の文章を、
小さめの便せん2枚分くらい書きます。
昨晩書いた分がこれです。


さすがに10通の手紙を書くと、しまいには指が痛くなり、
途中で挫折しました。

今回のちらしとチケットの落ち着いた色合いがとても気に入ってます。
期日指定なので、日時別にチケットの色を変えてあるのも
分かりやすくてありがたいです。

今晩も、10通くらいは書く予定です。

最近はだいたい30通くらいお出しします。
メールでお知らせするのは10人くらいでしょうか。

期日指定チケットの場合、ほとんどの方がなかなか観劇日が決まらず、
お返事をいただくのは公演が近くなってからになることが多いため、
公演10日前あたりで、再度手紙を出したり、メールしたり、電話をかけて、
確認をします。

ご連絡した全ての方が、見に来て下さるわけではないのですが、
この半分の方でも反応があれば幸いと思っています。
なかには、ひとりで何枚ものチケットを引きうけて下さる方もいれば、
自分は都合がつかなくても、
家族や知人を紹介して下さる場合もあります。
ご夫婦で必ず一緒に来てくれる方もいます。

そして、観劇後はアンケートとは別に、
私に個人的に手紙やメールで感想を送ってくれます。
とてもありがたいことです。

舞台を創るにあたって、スタッフ、キャスト、
関係者の皆さんとのあいだに生まれる人間関係は
私にとって大事な財産です。
それと同じくらいに、こうしてお誘いして
見に来て下さり感想をお寄せいただけるお客様との関係も
大切な宝物です。

舞台に係わるのは、自分自身の「表現欲」を満たすのはもちろんですが、
一度にたくさんの温かい人間関係を感じる機会になる…
というのも、大きな理由になっています。

ふだんから、気に入ったレターセットを買い置きし、
きれいな記念切手と、封印シールも用意して、
1通1通心をこめてご案内の手紙を書いています。