お多福 満腹 大福帳

金沢でお芝居にかかわっています。
今かかわっている舞台などの情報や、お芝居についての思いなど書いていきます

2月24日の読み合わせ

2006年02月25日 | 稽古の様子
楽しくゲームで盛り上がったあとは、机と椅子を元に戻して読み合わせです。

写真で見ると、なんだか頭を抱えてみんな暗く重苦しい様子に見えますが…
そんなことはありません。
集中している様子です。

今日は、3倍速読みを始めにやってみることになりました。
とにかくいつもの読みよりも3倍早く読む。
いつも間をとっているところも3分の1の間にする。
ト書きを抜いて読むことにしたので、役者はみなとても集中力が必要です。
3倍速読みにしても、相手の台詞をきちんと聞いて反応できる人。
自分が早く読むことだけでいっぱいいっぱいになってしまう人、いろいろでした。
でも、思わぬテンションが生まれたりして、新たな発見があった人もいたのでは?

3倍速で演じるというのは、今まで演出の西川さんが、
役者たちが煮詰まってきてなんだか間の長い芝居になってしまったときや、
本番前のウォーミングアップに提案してくださってきた稽古です。
これをやると、不思議なことにカンフル剤を打たれたように
稽古に活気が出てきて、役者のテンションも上がり、
余計な間や、ムダな動きが整理される魔法のような稽古です。

今回はまだ演技が固まっていない中での3倍速読みだったので、
効き目のほどはよくわからないのですが、
それでも脚本の中身が改めてす~っと入ってきたと言う人もいたりしました。

そのあと、普通どおりの早さでの読み合わせをしました。
狭い場所での読み合わせはどんなものだろう?と思ったのですが、
いつもの和室で読むのとは違った緊張感が生まれ、
これはこれで面白い空気が生まれていたようでした。
稽古する場所で、随分演技も変わってくるものだと改めて感じました。


さあ、次回27日からはいよいよドラマ工房入りです。
ドラマ工房での稽古で、また芝居がいちだんと変わっていくのでしょうか?
27日から稽古は毎日になります。

2月24日の稽古(コミュニケーションゲーム)②

2006年02月25日 | コミュニケーションゲーム
みんなのテンションも上がってきたところで
「ビビリ ビビリ バァ」
輪の中心にオニとしてひとり入ります。
オニは、この人と決めたら、その人にアイコンタクトをとり
「ビビリ ビビリ バァ」と言います。
言われた人は中央の人が「バァ」と言い終わる前に「バァ」と言います。
言えなかったらオニと交替します。

このルールに、「バイキング」と言われたら中央の人は頭にグー、
その両脇の人は「ぎ~」と言いつつ船を漕ぐ…というのと、
「バニー」と言われたら中央の人は両手を口元にあてて歯、
その両脇の人は外側の手をあげて耳を作り「バニバニ」という…
というルールを加えます。
「バイキング」と「バニー」は、オニが5秒数える間にやらないとオニと交替です。
いやはやこれがなかなか集中力がいりました。
岩谷くんが、「ビビリ ビビリ バァ」が言えなくてパニクっていたのを
笑っていた私でしたが、
次の次に上山くんに「ビビリ~」と言われているのに
全く人ごとのようにぼさ~としてしまいオニに。不覚でした!

そのあとは、「はいってますか?」
ひとりひとりがトイレの個室にいる設定で、
真ん中のオニはひとりひとりに「入ってますか?」とノックして歩きます。
ノックされたら「入ってます」と返事をします。
他の人は、オニの目を盗んでアイコンタクトをとり、
場所を交替します。
オニは、交替する気配を感じたら即座に自分がその場に割り込みます。
いかに、全体の気配を感じるか。
そのためにわざとすきをつくるかがポイント。
交替する同士も、いかにオニの目を盗むか。

最後に、みんなでひとつのお話をつくりました。
「み」のつく言葉を各自思い浮かべます。
せ~のとは言わずに、なんとなく呼吸を揃えて各自考えた言葉を口に出します。
もちろん、はじめはばらばらですが、だんだん揃えるように気をつけて行くと
3回目ぐらいで「みかん」という単語が出てきました。

「みかん」にまつわるお話というテーマを決めて、
その後はひとり一語づつ言葉を発して文章を完成させていきます。
今回は「長いみかんの実を食べた」みたいなことになりました(詳細を覚えてません。どなたかフォローよろしく)
自分の前の人が意表をつく一語を発しても、とにかくなんとか言葉を続ける強引さ?が面白いゲームです。
なんとか言葉になっていくのが不思議です。

2月24日の稽古(コミュニケーションゲーム)①

2006年02月25日 | コミュニケーションゲーム
この日の稽古は、芸術村第一会議室。
残念ながらとても狭い部屋です。
十数人が中に入ると、なんだかちょっと息苦しいくらいです。

この狭さでもできるゲームをピックアップしてきてくれたよっちゃん。
みんなでまず、机と椅子を後ろに下げて少し空間を作ります。
今日も制作の林さん(みっちょこ)がゲームに参加。

まず輪になって拍手まわしをします。
隣の人の目を見て拍手をまわし、うけとったらまたすぐ隣りにまわします。
なかなかみんなスムーズにできるようになってきました。

今度は同じ要領で、ポーズと言葉をまわします。
1個だけではなく、逆方向からももうひとつ。
途中で1個のポーズが消えたりもします。

その次は、連想した言葉まわし。
「空」と隣の人が言ったら、すぐに空から連想する言葉を「青」とか「雲」とかをまわします。
あまり考え込まずに、直感で。
まわりが「え~なんで?」と思う単語でも、口からでまかせでもとにかく何かを連想します。
意外に、佐藤さんや古都美ちゃんが考え込んだりしてて面白かったです。

その後は、「何やってんの?」
これは、とにかく何か動作を台詞つきで演じます。
隣りの人はその人に「何やってんの?」と聞きます。
聞かれたら、今やっている動作とは違うことを言います。
例えば、走っている動作をしながら「ご飯食べてるの」というように。
すると、聞いた人はご飯を食べる演技をしはじめます。
するとまた隣りの人が「何やってんの?」と聞きます。

やっている動作と違うことを即座に答えるというのはなかなか難しいものです。
人によっては、動作をするときの小芝居がものすごく細かい人がいたりして、
かなり盛り上がりました。





キャスト紹介 その⑩ 西 美香さん

2006年02月25日 | 稽古の様子
彦乃役の 「西 美香(にしみか)」さんです。

誕生日        8月20日

これまでの出演舞台  たまき~夢二式元妻~ おーい幾多郎(リーディング)            蜃気楼 この子たちの夏

好きな役者      黒木瞳

「男の花 女の冠」の中で好きな台詞、または好きな場面
           最後の、夢二と彦乃が2人で歩いている場面

「男の花 女の冠」の登場人物で、共感できる登場人物
          チコ

本番前の緊張をほぐす方法、もしくは何かジンクススがあれば教えてください
          静かなところで大きく深呼吸する

今までもらって嬉しかった差し入れ、もしくは欲しい物があれば教えてください
          すべて嬉しいです!
花束は家中が花いっぱいになって幸せになります。
          驚いたのは「お札じゃないけど…」と
   コインでつくった首かざりをもらったことです。


自己PR、もしくはこの公演への抱負をどうぞ
          夢二が最も愛したと言われる彦乃。
          そんな世界が作れる用に頑張ります☆



にしみかちゃんとの出会いは、蜃気楼のリーディングでした。
その後、蜃気楼の本公演、おーい幾多郎のリーディングでもご一緒しました。
家族にとても愛されて育った素直で育ちのいいお嬢さんという印象です。
彼女のまわりには、なんだかいつも楽しい雰囲気があります。
そのくせ、舞台では時々どきっとさせられる表情を見せてくれます。
今回はどんな彦乃を見せてくれるのか、とても楽しみです。




キャスト紹介 その⑨  中川大冴郎さん

2006年02月25日 | キャスト紹介
車夫役の 「中川 大冴郎(なかがわだいごろう)」さんです。

生年月日
      1978年8月4日

これまでの出演舞台
      「売春捜査官」「香林坊魔王伝」「蜃気楼」

好きな役者
       ジャッキー・チェン

「男の花 女の冠」の中で好きな台詞
       夢二の「そんな大変なことが起こっているのに、不思議だね。
           空は青く澄み渡り風はきれいに吹いている。
           生まれた雲はどれも綿のように真っ白だ。」

「男の花 女の冠」の登場人物で共感できる登場人物
       あえてあげるなら、夢二

本番前の緊張をほぐす方法があれば教えてください
       自分にプレッシャーを与える

今までにもらってうれしかった差し入れ、もしくは欲しいものがあれば教えてください
       お酒

特技
       北京語

この公演への抱負
       車夫という人物がその舞台上、時代、その一瞬に生きていることを表現できたらいいです。



写真は後日アップします。
今回は、仕事の都合で残念ながら自主稽古には参加できないのですが、
大冴郎くんとは、蜃気楼のリーディングで初めて会いました。
あれからもう7年…時のたつのをしみじみ感じます。
彼はなんだかわからない不思議なパワーを持っているような気がします。
そして、それはまだまだ増幅しています。
どんな格好いい役者になるのか、先がとても楽しみな人です。