ファイプロとプロレスと私

226

どうも、今日は2月26日ですね。

 

三浦カズの誕生日です。56歳。

 

武藤敬司は引退しましたが、カズは現役です。今もゴールのないマラソンを走っています。

 

 

 

まあそれはさておき。2月26日といえば、226事件ですよ。

 

戦前の右翼テロ。

 

この事件の評価は簡単ではないですが、私としては、貧しい地方出身の若い兵隊を責める気にはなれませんね。

 

反乱計画そのものは、はじめから無理があったと思いますが。

 

彼らがいう、藩閥政府や財閥など君側の奸を討ち、天皇ヒロヒトの親政が実現すれば問題が解決する、という主張は、あまり理解できません。

 

なんてたって、ヒロヒトも奸そのものじゃん。藩閥勢力の側じゃん。

 

別の誰かを新たな天皇にすえるか、もしくは君主制を廃し共和制へ移行するとか、違ったやり方はなかったのですかねえ。

 

まあ戦前は、ヒロヒトは現人神という設定でしたし。それを多くの人は信じ込まされていたでしょうから、本気でヒロヒトを信じていた可能性は高いでしょう。

 

無批判的な信仰心は恐ろしいですねえ。

 

 

 

理論的な面以外でも、226事件が否定的な評価がなされる理由はあります。

 

515や血盟団事件も含め一連の事件が、政党政治の終焉や軍部の影響力増大を招いてしまいました。

 

それに、そもそも暴力に頼る手法に否定的な意見もあるでしょう。

 

だから手放しでは賞賛できません。

 

ただ、他にどうすれば良かったのかも分かりません。

 

当時は、戦後の日本社会と比べても言論の自由は無く、また一般市民の政治活動や市民運動は厳しく弾圧されていましたから。

 

 

 

まあ、日本の歪な近代の犠牲者だったと思いますよ。

 

若い兵士たちも、処刑された北一輝や西田税も。

 

とりあえず、手塚治虫の「一輝まんだら」でも読みましょう。

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