Happy Life

日々の日記です。

やなせたかしの本

2013-08-29 06:40:54 | 読書

今日はお曇り。

先日、アンパンマンの作者で知られるやなせたかしさんの本を読みました。



御年94歳。いまだ現役で創作活動をしています。
アンパンマンは子供用グッズがあふれていて、
商業的過ぎてそれほど好きじゃないと思っていましたが、
これを読んで180度考えが変わりました。

まずなんと多彩な才能。
「手のひらを太陽に」の作詞も手掛け、
絵本、音楽、パーティ-などの企画、デザインも行っていたそうです。
でもアンパンマンが売れ出したのが60歳過ぎ。
それまでは苦労の日々を送っていたとか。

アンパンマンも、自身の戦争体験から来ているそうです。
正義は時代や立場や時によって変わるけど、
変わらない正義というものは「飢えを満たすこと」。
ご自身、従軍中の空腹は辛かったと書いてありました。

90歳を過ぎても元気に活動し、
自分の病気もユーモアに本に書いたり、
派手な服を着て街を歩いたり、食事や運動に気をつかい
まだまだ長生きされるんだろうなあと感じます。

アンパンマンの最初の絵本や、「やさしいライオン」という初期の絵本も読みましたが
とても深くて感動します。絵本っていいなあと思う本です。

震災の際に、アンパンマンの曲がラジオでよく流れました。
子どもたちが元気になるだけではなく、大人にも勇気を与えてくれる歌詞。
これからも、ずっと愛されていくキャラクターなんだろうなと思います。