Happy Life

日々の日記です。

図書館戦争を読む・見る

2015-08-31 15:47:07 | 読書

八戸はヒマワリとコスモスが同時に満開です。
夏が遅く秋が早いからかな。

最近「図書館戦争」(有川浩、メディアワークス)
を読みました。
2006年に初版が出たようですが、
出た当時に図書館では目にして知っていたので
もっと前に出版されたかと思っていました。

現実とはかけ離れた話ですが、何かリアルで
一気に読んでしまいました。
舞台設定も登場人物の関係も面白く、
恋愛ものなのかアクションものなのか
よくわからないところも良かったです。

というわけで、早速映画のDVDもレンタル。
久々のレンタルだったのでカードの期限が切れており
更新してのレンタルでした。

ストーリーは、小説を読んだ人じゃないと
分かりづらいかな?と思うところもありましたが、
実写ならではの迫力があって、ドキドキでした。
意外と戦闘シーンが多くて、そこまでリアルに戦うか?
と思わなくはなかったですが。。

特に岡田准一がかっこよくて、しばらく
「岡田くんかっこいい!最高!」何てほざいてました(笑)

2巻目を図書館で予約。楽しみです。
10月に特別ドラマ、映画の第2段公開があるようですね。
これも今から楽しみです。


やなせたかしの本

2013-08-29 06:40:54 | 読書

今日はお曇り。

先日、アンパンマンの作者で知られるやなせたかしさんの本を読みました。



御年94歳。いまだ現役で創作活動をしています。
アンパンマンは子供用グッズがあふれていて、
商業的過ぎてそれほど好きじゃないと思っていましたが、
これを読んで180度考えが変わりました。

まずなんと多彩な才能。
「手のひらを太陽に」の作詞も手掛け、
絵本、音楽、パーティ-などの企画、デザインも行っていたそうです。
でもアンパンマンが売れ出したのが60歳過ぎ。
それまでは苦労の日々を送っていたとか。

アンパンマンも、自身の戦争体験から来ているそうです。
正義は時代や立場や時によって変わるけど、
変わらない正義というものは「飢えを満たすこと」。
ご自身、従軍中の空腹は辛かったと書いてありました。

90歳を過ぎても元気に活動し、
自分の病気もユーモアに本に書いたり、
派手な服を着て街を歩いたり、食事や運動に気をつかい
まだまだ長生きされるんだろうなあと感じます。

アンパンマンの最初の絵本や、「やさしいライオン」という初期の絵本も読みましたが
とても深くて感動します。絵本っていいなあと思う本です。

震災の際に、アンパンマンの曲がラジオでよく流れました。
子どもたちが元気になるだけではなく、大人にも勇気を与えてくれる歌詞。
これからも、ずっと愛されていくキャラクターなんだろうなと思います。


「マザーズ」を読む

2012-09-27 14:15:32 | 読書

秋らしく気持ちの良い風が吹いています。

先日、金原ひとみの「マザーズ」を読みました。
子育てママは一度読んでみると面白いと思います。
逆に、まだ子どもがいない人は読まないほうが良いかも。

幼い子を持つ3人の母親が主人公の物語。
それぞれ仕事や家庭に悩みがあったりうまくいかなかったり、
さらに不倫に虐待にドラッグに流産。そして子どもの死。

子育てにおいては、こういうことあるなーとか、
そうそう、世の父親がこれを読めばいいんじゃん、と思うこともありましたが
虐待のシーンはリアルすぎて怖くなりました。
自分はしないと思うけど、子育て中誰にでもおこる感情が描かれており、
もしかしたら明日自分がこういうことやってるんじゃ・・と思わせるほど
臨場感がありすぎて、変な気分でした。

ちょっと長かったけど、面白かったです。

1Q84 1巻を読む

2012-01-27 07:01:16 | 読書
ちょっと前に話題になった、村上春樹の「1Q84」の1巻を読みました。
買うつもりはなく、図書館にあったら借りようかなという程度の関心でした。
今回図書館で1巻を発見し、早速借りて読んでみました。

なんとなくのあらすじは、雑誌や新聞の書評などで知っていましたが、
読んでみると「こんな内容だったのか」と思いました。
オウムの事件から発想を得ていることは想像できますが、登場人物が個性的。
他に出てくる団体も、そういえば似たようなのが実在するなあ、と思って読みました。
リアリティーを感じつつ、まったく非現実の物語のようにも思いつつ、数日で読破。

続きが気になるので早速2巻を予約し、昨日図書館から用意できたとの連絡があったので
週末に借りに行って来ます。

この本、3巻まであるんですよね。
1巻は割と早く読んでしまいましたが、2巻くらいで終わるのが私にはちょうど良い長さです。
(読んでないのにそんなこと言っちゃいけないけど)
3巻まで何を引っ張るのか、楽しみでもあり、幻滅するのが怖くもあり。

私は「ハルキスト」(村上ファン)ではありませんが、作品はだいたい読んでいます。
まったくのファンタジーのような作品もあり、男女のもつれ?を描いた現実的なものもあり、
どの作品も一気によめる面白さがありました。村上春樹独特の世界がありますよね。
1作だけフランス語で読み(「国境の南、太陽の西」)、
これも細部が良くわからなかった分、想像力が働いて面白かったです。
違う言語で読んでも面白い本ってなかなかないので、作者もすごいし訳者もすごいです。

そういえば、「世界の終わりとハード・ボイルド・ワンダーランド」は上巻だけ読んでそのまま。
上は買ってしまったので、下巻も買おうと思い古本屋で探したけど、
なぜかどこも上巻しかなく、今に至ります。
もう話も忘れてしまいました。早く探してこないと。

「坂の上の雲」を読んで

2012-01-12 15:04:28 | 読書

今朝はマイナス9度まで気温が下がりました。
日中も氷点下、屋内でもストーブのつけていない部屋は氷点下の寒さです。
寒い寒い。

ちょっと前ですが、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読みました。


正確には、「読み直し」ました。
テレビドラマ化が決定された数年前に全巻買って、一気に読んでしまいました。
出産後自宅に戻る際、実家の部屋においてあった荷物をあらかた自宅に持ってきたのですが
その中にこの本がありました。

明治期の日本は、なんとか列強に追いつこう、他国の属国にはならないようにしようという
一種の「死に物狂い」な発展をしてきました。
日露戦争を描いたこの作品はそれがよくわかります。
歴史の教科書(中学校)だと、日清戦争、日露戦争は何年に起こって両方勝った、程度の記述ですが
その勝利は実はかなりきわどく(特に日露戦争)、ギリギリの線で戦っていたようです。
(私は高校では世界史を選択したので、高校の日本史でどの程度詳しく学ぶかはわかりません。)

感想はたくさんありますが、この時代の日本人があってこそ現代があると強く感じました。
同時に、今の日本にこのようなエネルギーがあるか、と問いたくもなりました。

柴犬さんのツボ

2011-11-18 06:05:57 | 読書

まだ暗いのでわかりませんが、今日は晴れの予報。
朝は寒いけど、日中は気温も上がりそうです。

影山直美さんの、「柴犬さんのツボ」(辰巳出版)第6冊目が発売になりました。
柴犬の雑誌「Shi-Ba(シーバ)」で連載を開始した頃からの影山さんファンで、
著書はほとんど持っており、今回も発売早々購入。
(本屋にすぐいけないので、ネットで予約注文)

実家で柴犬を飼っていたため、飼いたいペットは犬。犬といえば柴犬。
3年前に死んでしまってからは犬を触ることもなくなりましたが
今でも柴犬を見かけると、「かわいい~」とつい振り向きます。

今回もたくさんのイラストで、影山さんと柴犬2匹の様子が描かれています。
犬を飼った人ならわかる、「あるある!」ということがたくさん!
おまけにイラストもかわいい!はまります。

最新作は出ていませんが、著書はこちら。
影山直美 著書のご案内

赤ちゃんの不思議

2011-08-20 08:12:38 | 読書

涼しい朝です。

「赤ちゃんの不思議」という本を読みました。
赤ちゃんは生まれながらにどのような能力を持っているのだろうか、
親が思うように、これから何でも覚える白紙の状態なのか。
そして、幼い頃からテレビを見せることに影響はあるのか。
早期の外国語教育は効果があるのか。
どれも興味津々なテーマです。

ここ数十年に行われた色々な実験の結果を検証したうえで、
赤ちゃんは生まれながらにある能力を備えており、
テレビは悪なり善なり影響があるという結論でした。
(まだ「確実に」という結果ではない)

興味深かったのは、DVDを見るだけの外国語教育と、
母国語以外の言語を話す人がコミュニケーションを取った場合とでは
直接のコミュニケーションの方が効果はあるとのこと(これは予想通り)で
DVDは見るだけなのであまり効果なし。(親子が楽しく見ればいいのかも)
テレビは、テレビそのものが悪いわけではなく、
テレビを見ることで親子のコミュニケーションの時間が減る
間接的な影響が問題だとのこと。

まあ、そんなことは何となく分かっているよという感じですが、
科学的データで説明されると納得です。

他にも面白い話題があったので、興味がある人は読んでみてください。
「赤ちゃんの不思議」(開一夫、岩波新書)

仕事学のすすめ

2011-06-19 08:07:09 | 読書
小惑星探査機はやぶさのプラネタリウムを2回見て、
さらに関連図書を何冊か読み、
すっかりはやぶさと、それを成し遂げた人々に興味を持った私。

最近こんな本を買いました。

NHK教育(今は「Eテレ」というらしい)で毎週水曜日、
朝昼晩三回放送をしている番組の本です。
今月は、はやぶさのプロジェクトリーダーの川口淳一郎さんを取り上げていました。

今週はじめてテレビで見て、すでにインタビューの放送が3回目と知り
見逃した2回分を読むべくこの本を購入。
はやぶさの技術うんぬんよりも、仕事に対する姿勢について語っていました。

まだ全部読んではいませんが、不可能と言われたミッションはどのように発想され、
軌道に乗ったのか、窮地をどう乗り越えたのか、
他の本でも読んでいましたが、改めて「リーダー」として
どういう考えをもって仕事に臨んだのか、どこも興味津々。

そういえばこの人、弘前出身なんですよね。
青森県には同じ名前の新幹線新型車両「はやぶさ」が存在するため
陸の「はやぶさ」と宇宙の「はやぶさ」をテーマにした
講演会(対談?)のようなものをやっていました。

残りあと少し、一気に読んでしまいそうです。

英語ができる人は仕事ができるのか

2011-04-22 11:12:58 | 読書

軽く小雨が降っていますが、傘がなくても歩ける程度です。

昨年楽天やユニクロが、会社内での公用語は英語にすると発表しました。
ユニクロは2012年3月から、楽天は2012年度末までに、とのことで
この発表は大きな話題となり、他の企業にも波紋を呼びました。

そんな記憶も新しい中、面白い本を読みました。

「「英語公用語」は何が問題か」(鳥飼玖美子、角川oneテーマ21)
著者の鳥飼玖美子さんは大学の先輩で、同時通訳として活躍されている方です。
現在NHKのテレビ、ラジオ、ネットでやっている「ニュースで英会話」の
監修・講師をされており、私もこの番組をネットで利用しています。

最初この「英語公用化」のニュースを聞いたとき、
やはり海外展開をはかる企業は違うなと思いましたが、ちょっと行きすぎな気もしました。
日本人同士で話す時まで英語??と思うと、正直変です。

著者の鳥飼さんによると、「公用語化」の良い悪いの結論は出していないものの、
いくつか懸念される点を挙げ、これを機に日本人にとっての英語を考える機会になってほしいとのこと。

また、ビジネスで使える英語とはどのようなものか
(TOEICの点数がよいだけでは英語で仕事ができるとは限らない)、
リーダーの英語はどうあるべきで、英語で話すか通訳を介するか、
その戦略を決定する判断が重要ではないのか
(国際的に通用するには、知的な英語を使い、抽象的なことも表現できなくてはならない)、
そして現在の英語教育(日本人教員とネイティブ教員の質)も議論するべき

また、英語ができるだけではなく、「自分だけの「付加価値」をもつことが重要」
としています。
英語以外の外国語であったり、何か専門的なことであったり。

私自身、英語もフランス語も、履歴書には「かなり上級」と思わせるものが書けますが
実際ビジネスの場をちょっと経験して、仕事で使うのは違うと思ったことがあります。
英語でのメールや電話は仕事をしながら出来るようになりましたが、
会話は相手の速度についていけなかったし、専門分野はさっぱりお手上げ。
外国語学部出身の私は、何も専門がないのです。
逆にその道のプロたちは、英語はそこそこでも専門用語で仕事ができるとのこと。

外国語が出来る、というよりも、外国語で出来る、ようになった方がよいし、
英語よりも大切な学ぶべきものがあるのではないかと思います。
そもそも母語の日本語でコミュニケーションがうまくとれない人が英語で出来るわけがなく
日本語で説明できないものを英語で説明できるはずがありません。
よって、英語が出来る=仕事が出来るとは言い切れません。

また、英語の勉強についてもヒントになるようなことが書いてあるので
ビジネスと英語、英語教育、英語の勉強について興味がある方はおススメの本です。

お菓子の本

2011-02-15 13:21:42 | 読書

今朝は少し雪が降っていましたが、今は快晴
昨日はどのニュースを見ても東京の雪(2センチなのに)の話でした。
都会は雪に弱いですね。普段降らないから仕方ないですが。

各地の大雪の映像を見ながら「こっちより降ってんじゃん」と思ってたら
四国でインタビューされていた男性が
「青森の八戸がら来たんですけど、八戸より降ってますね」
と言っていてウケました。確かにその通り

さて、最近読んで面白かった本を一冊

「お菓子な歳時記」 吉田菊次郎(時事通信社)
図書館で借りてきました。

1月から12月までの各章、その時期のお菓子と
それにまつわる祭りやイベントを紹介しています。
著者の吉田菊次郎さんは、フランスとスイスで製菓修行をし、
その後渋谷に「ブールミッシュ」を開業した人で、
さらに俳句も読まれているそうです。

詳しくはこちら
ブールミッシュ店主HPより 店主紹介

本書では、日本の伝統菓子とフランスの伝統菓子を紹介し、
(一部ドイツやアメリカもあり)
それぞれ自身の俳句も添えられています。これがなかなか良いです

日本の菓子なら知っていて当然、と思っていたものもありますが
1月の「花びら餅」のゴボウの意味とか、4月の「桜餅」がどこで生まれたかとか
知らなかったこともたくさんありました

また、フランスの菓子も、私自身フランスに滞在していたので
だいたい「この時期にはあのお菓子」と判ってはいたものの
その歴史とか、その時期のパリの様子とか分かりやすく書かれており
お菓子のほかの一面を知ることができました。
また著者自身のフランスの思い出も織り交ぜられ、
面白くて一気に読んでしまいました
文章も硬くなく、非常に読みやすかったです

この表紙もいいですね。


和菓子も洋菓子も好きですが、生クリームがあまり好きではないので
私の大好きなバターたっぷりのガレットや、
大人な味のチョコレートがあるフランス菓子はたまりません
まさに私のための本?なんて思っちゃいました。

著者のほかの著書もぜひ手によってみたいと思います。