殺意のバカンス

「殺意のバカンス」

アイドルのデビュー曲なのに、かなり物騒なタイトルです。
初めて聴いたのはラジオでした。
緩急激しく音程が飛ぶ難しい楽曲を、新人とは思えない堂々とした歌いっぷりで心地良く響く声。

「本田美奈子っていうんだ！歌うところを見てみたいなぁ」

そんな感想を抱いてからすぐに、テレビで歌唱する美奈子さんを観る事が出来ました。

ニューミュージック系の大人っぽい歌手を想像していたから、それはもうビックリしました。
ブラウン管に映るのは、あどけなく可愛らしいお顔に、華奢な体躯。そしてまだ10代！

すごい人が出てきた！
居ても立っても居られなくなり、当時はミニストップでシングルレコードを売っていたので、慌てて買いに行きました。


セカンドシングルは「好きと言いなさい」
こちらはデビュー曲とは、打って変わってごりごりのアイドルチューン。

素敵だったけど「殺意のバカンス」の方が私は好きで、路線を戻して欲しいなぁ〜なんて、子供心に思ってました。
※後に「好きと言いなさい」が、当初はデビュー曲に決まっていたと知りました。


「Temptation（誘惑）」でデビュー時路線に戻り、嬉しく感じていたところ、たまたま父親の会社のツテでFNS歌謡祭の招待券を頂いて、とうとう美奈子さんを生で観る事が出来ました！
かっこよかった〜！

それから「1986年のマリリン」が爆発的に大ヒット。
私ももちろん大好きで、よく休み時間に歌っていたら、高校在学の3年間「マリリンww」というあだ名で呼ばれるという黒歴史を刻みます（笑）


それからの美奈子さんは、忌野清志郎さんの楽曲でバンドを組んだり、ミュージカルで活躍されたり、クラシックをレコーディングしたり、精力的に数々のチャレンジを続けてらっしゃいました。

歌を愛し抜き、努力し続けた人。尊敬してます。

本日は本田美奈子．ミュージアムのオープン1周年だそうです。
ただ今、「殺意のバカンス」を聴いてます。
あの衝撃が忘れられません。

	ゴールデン☆ベスト 本田美奈子[スペシャル・プライス]
	本田美奈子
	ユニバーサルミュージック

本田美奈子ミュージアム

本田美奈子さんオフィシャルサイト




サンキューテルヨ！
サンキューパセリ！