みなさん、こんにちは!!今日もご訪問ありがとさんきゅ~!!
いやぁ。ここ数日の荒れ具合が嘘のように、東京は晴天に恵まれております。
気持ちいいっす。暑いっす!!洗濯物が乾くっす~!!(嬉)
突然ですが!!私は漫画が好きです!!
昨日、不意に「あぁ!ガラスの仮面が読みたい!」と言う衝動に駆られまして。
若い頃に途中までは読んでたんですが、あまりの続きっぷりと新刊までの時間の空きっぷりに、挫折したと言う…
何気にネットをうろうろしてたら、電子ブックなるものを発見!!
その名もヤホー…違った、yhooコミック。
24時間今すぐ読める!42巻まで読める!(お金さえ払えば)
ってんで、ついつい。さすがに全巻読破はしなかったですが、気になる巻と最後の方をピックアップして読みました。
と…あれれ?ガラスの仮面って、こんなウンコクサイ漫画だったっけ!?とビックリ。北島マヤと姫川亜弓の対決が見たい!と思っていただけなのにぃ~
北島マヤたん、「紅天女」への道、と言うより「悟りへの道!」
例えば、マヤが始めて舞台上で「人形」を演じる場面。
必死で人形になりきろうとしますが、じっとしていると様々な考えごとが浮かび、集中できません。そこを仲間に「人形の心になってない!」と突かれます。
そんな時、月影先生が彼女達をある場所へ行くよう指示します。
そこはなんと「禅寺」!
禅寺の和尚曰く「風の音に耳をすまし、草葉、大地の匂いに溶け込むがいい。
己は風であり土であり静寂である。
さすれば己が人間と言うことを忘れ、あらゆる煩悩から解き放たれ、やがて無の表情が闇に現れる」
そこでマヤは「無心」になる、心のない人形になりきることを体得するんですね!
ビバ!マヤたん。さすが天才。早くも瞑想のエキスパートに!
そもそも月影先生がマヤに「人形」の役を与えたのも、「周りと調和するため」。
芝居は一人でするんじゃない。
それぞれがそれぞれの役を演じ、全てが調和して「一つ」の芝居が出来上がる。
マヤは「自分さえよければ」「自分さえ上手ければ」と言う思いで芝居をやっていたため、周りから浮き立ち「舞台あらし」と言う異名を付けられ敬遠されていたんですね。
そこで「周りと調和する」ことも体得!順調です。
人形の次は、「ヘレン・ケラー」の役。
目が見えない、耳が聞こえない、口がきけない、と言う三重苦のヘレンが、サリバン先生のおかげで「人形」や「大地」「階段」「水」…などの単語を指で覚えていきますが、それらはただの指遊び。
自分の名前、サリバン先生の名前すら分かっていない。
意味が分かってやっている訳ではなかったんですね。
だけど実際の水に触れて初めて、それらの「言葉」と実際の「水」が繫がります。
あぁこれは水だったんだ!と。
物には全て名前がある、この世には言葉がある、意味があると言うことに気づくんですね。
まさしくそれは、私達が普段目に見えている別々の「形」でしか認識していなかったものが、全て「本質」があり、それが「同じ」である、「一つ」であったんだ、と気付くときと同じ。
亜弓お嬢様はそれをびりびりと体中に電気が走ったような感じ、で表現していましたが、マヤは苦労の末、ゴム風船が「パン!」と弾けて割れるような感じ、で表現することを体得。
実際、耳に粘土を詰めて聞こえなくして、目隠しをして、絶対言葉を発さないように生活をしていたマヤたん。見える、聞こえると言うことが当たり前ではなく素晴らしいこと、そして目が見えなくなって、耳が聞こえなくなって初めて気付くことがあったんでしょうねぇ~。
そんなこんなで恋をしたり罠にはめられたり、(13~)16歳とは思えない壮絶人生をひた走りに走るマヤたん。
最後の方でマヤたんは月影先生に、「紅天女」を演じるにあたって大切な課題を出されます。「火、水、土、風」の演技ですネ。
この演技を通して知らず知らず「地球」の成り立ちを体得していくのです。
なんてたって、「紅天女」は梅ノ木の精、女神だそうですから。
そして41巻目。
どうやって紅天女の演技を掴んだのか、と問う亜弓お嬢様とマヤたんに、月影先生は、掴んでなどいない、と答えます。
月影先生「しいて言えば悟ったって言えばいいのかしら…」
おぉ!月影先生、悟っていらっしゃったのですか!!これは存じませんで…
「初日の舞台の上でだったわ…まるで雷に打たれたようだった…全身を光がつらぬいて…
その時悟ったの。天地一切の万物と私は同じものである、と。
風と私は同じものである。
火と私は同じものである。
水と私は同じものである。
土と私は同じものである。
山と河と森と海と…またそこに生きる一切の生命と、わたしは同じものである。
太陽も月も星々も宇宙を含む一切の万物が、わたしと同じものである。
あれは…奇跡の一瞬だったわ…そして永遠の一瞬。
生命は万物に宿り、永遠を旅する、と…
誕生も死も生命の変化に過ぎず、永遠なるもの。
大いなる意志の元に産み出され全てが生命宇宙の中にあり、等しく生かされている。
個は全体であり、全体はまた個に等しい。
宇宙…即ち我なり…」
でも月影先生。芸能界、と言う華やかな世界には、「真理」は遠かったようで…
それを長く留めておくことはできなかったそう。
ネ。マヤたん、このまま行くと確実に悟れそうでしょ!?
うーん。しかしいつの間に「演劇漫画」がこんなウンコクサイ漫画になっていたのか…!?
いつからこんな認知度の高いメジャーな少女漫画で、「真理」を説くようになったのか…!?
…でもまぁ自称「腐女子」としては、ヤッパリ紫のバラのひと、速水真澄氏とマヤたんの、両思いなのに障害物ありまくりの、あぁ!もどかしいっ!!恋が見どころ。
しっかり萌えさせて頂きましたっ!!
少女マンガの王道をキッチリ押さえているところがさすが大御所。
いやーん、きゅんとするぅ~♪(←キモッ)
その他…
亜弓お嬢様の15歳とは思えない落ち着きっぷりとか、ありえない縦ロールっぷりとか(校則はどうした!?)
速水真澄氏のYシャツの袖が、かわゆくパフスリーブになっているところとか(初期)、
16歳のマヤを、一瞬本気で襲おうとしたことがあるとか(ロリコンです!!)
彼の有能な秘書の「水城さん」が、回を追うごとに「真澄さま…!!」と、飛馬を影から見守る明子ねえちゃん(もしくは家政婦は見た!の市原悦子)と化しているストーカーっぷりとか
マヤたんの手を顎に当てる、いわゆる「ぶりっ子」(←死語)、もしくは佐藤珠緒ポーズを何回やったか、ゼヒ日本野鳥の会の方々にカウントして頂きたいなぁ、とか、
マヤたんと初恋宣言までした後、プッツリ消息を絶ってしまったあの「里美」くんは今!?どうしているのか、とか、
時代を感じさせる初期のファッションの方が、おしゃれに見えるのは何故なのか!?とか…
突っ込みどころは満載ですが、とにかく個人的に通しで読み直したくなる作品NO.1!
ゼヒ完結して欲しいと思います。
漫画界、結構未完で終わっているの、多いですもんね。
あぁでも楽しかった!久々に漫画に没頭した。
最近あんまり読まなくなったもんなぁ。青春を思い出しちゃった。
って言うか、久々に無心になって漫画を読もう!って思ってたのに…
ヤッパリこんなオチになるのね…
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!


感謝
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