☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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ボーダータウン 報道されない殺人者

2009年05月01日 | ★★★★

ボーダータウン 報道されない殺人者 [DVD]
原題:BORDERTOWN
公開:2008/10/18
製作国:アメリカ
上映時間:112分

監督:グレゴリー・ナヴァ
出演:ジェニファー・ロペス、アントニオ・バンデラス、マヤ・サパタ、マーティン・シーン、フアネス

5000人の少女の悲鳴を
掻き消したのは、
砂漠か? 国家か──?

+あらすじ+
シカゴの新聞社で働く敏腕女性記者ローレンは、メキシコとアメリカの国境の街、フアレスで起こっている連続女性殺害事件の取材を命じられ現地へと向かう。彼女はそこでかつての同僚、ディアスと再会を果たす。ディアスは、腐敗した警察や政治家の圧力に抗して、反政府系の新聞社エル・ソロを経営していた。ちょうどそこへ、一人の少女エバが訪ねてくる。彼女は、一連の事件で奇跡的に生還した被害者で、エル・ソロ社に助けを求めてきたのだった。ローレンはエバの証言を糸口に、事件の真相究明に乗り出すのだったが…。(allcinema ONLINEより)


メキシコとアメリカの国境の街フアレスで、10数年前から起こっている女性が犠牲となる殺人事件の現状を描いた作品。

NAFTA(北米自由貿易協定)によってマキラドーラと呼ばれる外国資本の工場が建ち並ぶフアレス。それと同時に女性ばかりが犠牲になる殺人事件が急増。500件もの事件が確認されているのにほとんどが未解決なのだそう。劇中でもありますが行方不明の数を合わせたら5000人いるんじゃなかと・・・しかもこの事件はメディアにも取り上げられることもないというのが悲しいですね。

お話は一連の事件の犠牲者ですが奇跡的に生還したエバとシカゴの新聞社から事件の取材にきたローレンと元同僚のディアスとで犯人捜しをすることになります。本来ならば警察がなんとかしてくれそうなもんなんですがあてにならない。それどころか事件を隠蔽しようとしてるわけです。なぜなら女性を守るよりも隠蔽しちゃったほうが楽だから・・・。そんなんじゃ絶対に事件は解決しない。

お話の中ではエバの協力で犯人たちを追い詰めることができることになるんですが、表沙汰になっちゃ困るというのでローレンたちの行動をジャマしてくるんですねぇ。それでもローレンたちは諦めないんですが、やはり自由貿易協定というのがあって工場が建ち並ぶフアレスの現状は知られちゃまずいわけです。

今回初めてフアレスという街とその現状がこのようなひどいものだということを知りました。工場で働くのは女性たち。しかも安い賃金で重労働、それでレイプされて挙げ句には殺されてしまう事件が毎日のように起こるわけです。何とも救いのない状況に驚きました。

結局はすっきりとした終わり方ではありませんでしたが観る価値がある作品だと思います。サスペンスものとしても緊張感あって観られると思いますね。

お金持ちの家でのパーティにてフアネスがゲスト出演しておりましたよ。カッコ良いなぁ~歌も良かったよ。だけどアルバムは持ってないけど、、、

*映画鑑賞★日記・・・より転載 


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