ゆかりんご

沢田研二さん、ジュリーについてのブログです。GREEもどうぞ。
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ザ・近松

2009-10-27 07:43:55 | ジュリー
先日、またまたある方から「ザ・近松」のときのABCテレビでの取材番組が映ってる映像をいただきました。

「ザ・近松」
1994年、沢田研二さん46歳のときの舞台です。
大阪・近鉄劇場。約1ヶ月の公演でした。
(その後、日生劇場で伊藤蘭さん、高嶺ふぶきさん、茂山宗彦さんらで再演されました。この写真はそちらのです)

ジュリーは丹波屋八右衛門という、一見は酒屋の旦那なんだけど、裏で金貸しをやってて、ケチで取り立ての厳しいことで有名なちょっと嫌われ役
でも奥さんのおさん(杜けあきさん)は、いつも明るい優しい人。酒屋の方はこのおさんが切り盛りしてる、って感じ。

ふたりは仲よく暮らしていたのに、八右衛門が遊女のお初(荻野目慶子さん)といい仲になってしまって、それが元で、元々お初の恋人だった忠兵衛(桂小米朝さん)とおさんが惹かれあってしまって…というストーリー

わたしは、当時、生の舞台を何度か観たはずなんだけど、結末はちょっと忘れてしまった

確か、手代の忠兵衛がお店のお金に手をつけてしまい、お初は自分がいちばん恨んでた相手が八右衛門だったことを知ってしまったり…
みたいなことだったと思う。

時代物なのにミュージカルで、心中っていう悲劇を基にしながら喜劇的な部分も多くて…。
(ジュリーは自分で「これは喜劇です」と言ってます)

番組では、ジュリーが主題歌「恋の手本となりにけり」のレコーディングをするところを映していたけど、かなり難しい歌で、歌い方で悩み、「どうやって歌おう…」と頭を抱えるシーンも。無事にレコーディングが済んだ、と思ったら、次は義太夫の語りの部分でまたまた苦労してた

お稽古場では、みんなが終わってからも残って立ち位置を確認したり。
手作りのおにぎりをぱくつくシーンがあったり。本番前には神棚に手を合わせ、初日にはちょっと緊張した様子でまだ誰もいない客席にひとり座って考え事をするシーン。

どうしても今、やっているだろう「桂春団治」のお稽古とオーバーラップしてしまって、“あ~、今、ジュリーはどんな様子なんだろう”って思ってしまう。

春団治は再再演だ。
さらに、直美さんとは「いつかウ゛ァスコ・ダ・ガマのように」や「夫婦善哉」もやっているから、もうすっかり気心は知れてるんだろうね。

でもだからこそ、逆にプレッシャー感じてるかもしれない。
とにかく、南座も御園座も初日が始まると、楽日までお休みがない
昼の部だけで終わる日はあるものの、1日まるっとお休みがないってのはキツイだろうなって思う。11時開演というのも、体が慣れるまでは大変だろうな

いやいや、わたしなんかが心配しなくても、ジュリーのことだもの、準備万端、だと思うけれど。急に寒くなってきたし、風邪ひかないでくださいね
コメント (8)
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