Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

けんか

2006-09-05 | everyday

 スーダンの子供たちは、時として信じられないほどの悪意をむき出しにして相手に立ち向かうことがあります。兄弟が多いからなのか、近所に同年代の子供が多いからなのか、親がほったらかしだからなのか分らないけれど、見てる私があせるときさえあるほど。

ボカスカ殴りあったり、相手にあっつい紅茶をかけてしまったり、相手の大事な物をを水場に捨てたり。

今日は、花町の子供が8人もいるおうちに写真を届けにいきました。
家に入ったとたん、3男くんが4男くんにとび蹴りを入れるのを目撃。
4男は泣きながら奥の部屋へ。

いつものことなので、知らん振りして写真を出して、3男くんに彼が写ってる写真をあげた。「ありがとう」ってうれしそうに何度もいいながら写真を眺める彼の元に奥の部屋から戻ってきた4男くん。その写真3男くんの手から取り上げて、私の前でびりびり破いた。
ギャーと泣く3男くん。
「あーあ。せっかくプリントして日本から持ってきたのに」って私が言っても、4男くんは真剣に怒り狂ってるため、まったく動じず。顔が真っ赤。

お母さんが、「ごめんね、ゆみ」と謝る。
「ふたりともゆみに謝りなさい!」と怒鳴ると、3男くんは「何で俺があやまるんだ!」と言って表へ飛び出す。
「もう帰ってこなくていいからね!」とお母さんがいうと、「帰るもんか!」と遠くから声がする。

どっちが悪いのかわからないけれど、あーあ。

写真を破った4男くんは、「よくやった」とのことなのか、おねえちゃんに抱きしめられてにっこり。「ゆみ写真撮って!」
あんまりかわいいから、撮っちゃう私も私だけど、これでいいのかしら?

コメント (6)
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