Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

少しずつ

2005-08-06 | everyday
今日は休日です。イスラム教では金曜日はモスクへ行くためにお休み。ムスリムの人たちが多くモスクへ足を運ぶので、何かあるのではないかと懸念されていましたが、今日も大きな暴動はなく、静かに一日が過ぎていきました。

家の中にこもっている事にも疲れたので、恐る恐る近所を歩いてみました。
「もう問題ないから大丈夫よ」「もう暴動は起きないよ」とみんなが声をかけてくれた。なぜ起きないってわかるのかなあ?私が理解できないニュースかなにかで、誰かが何かを言ったのかしら?
とにかくみんなが口をそろえて、もう大丈夫!って言う。

これから少しずつ、元のハルツームに戻っていく。

それなのに、私の中に植えつけられた恐怖心が、私に差別をされるようになった。

家の横の広場の隅に、廃材で小さな家を建てて住んでいる、アフリカ系の人たち。
いつも挨拶する人たちなのに、なんとなく怖く感じてしまった。特に、今日はいつもいる女性たちではなく、男性たちが6名で話をしてた。私が通ると「こっちへおいで」って手招きする。とっさに私は「何?」って聞いた。
「何で怖がるの?」って聞かれて、「怖がってないよ、急いでるから」って言った。「それじゃ気をつけて」って言われてその場を去った。

私は怖がってるのか?アフリカ系の人たちだから怖がったのか?男性が6人も一緒にいたから怖いって思ったのか。

心にバリアはしたくない。
溝はつくりたくない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする