from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

法事に

2006-04-16 | ラーラ(その他)
四国のお婆ちゃんの三回忌
二人を連れて、両親と、あと五年生の甥っ子一人も一緒にSTEPWAGONで一路讃岐へ
車の中ではご機嫌なラーラ
でもお寺で法事となると、じっと座っていられるはずもなく…
始まるまでは鐘を突いたりしながらにこやかに待っていた
お経が始まり…
それでもラーラは風船をポンポンしたりしながら、さほど大きな声を上げるでもなく最後までその場にいることができた
今回、うちのちびっこ以外にもラーラのはとこ達が大勢生後11ヶ月から上は中二まで総勢8人
ポーが走る…Yちゃんが這う…A君が走る…Sちゃんが笑う…
ラーラの存在が霞んで、内心ホッとしていた私
ところが、お寺の奥さんに叱られた
当然と言えばもちろん当然
「こんな法事がありますか!親が叱らないでどうするの!」
皆が皆だから…でもやっぱり一番気に障ったのはラーラだったようで
お叱りを受けた矢先に逃走しようとするラーラに黙って抱っこする私
「なんで叱らないの!」
いやいやぁ~黙っていようと思ったけれど…
「この子は知的障害があって、叱ってもその意味がわかりませんから」
解る場面もある
けど、この場の意味はわからない
親が体裁だけで叱るふりをすれば丸く納まった?
でも、そういう叱り方はしたくない
もっとラーラが小さい時に、嫌という程やってきた
その都度自己嫌悪に陥って「ラーラごめんね」と泣いた
今回は別の意味で、久々に落ち込んだ
でも、ごもっとも、と思って聞いたその奥さんのお説教も、最後には自分の大変さの訴えに変わっていた
要介護5の身内の介護をする身で、法事の準備を寝る間もなくしてくれたそうで…
そういう苦労話なら負けへんけどなぁ~
結局、小さい子供のいるうちや障害児のいる親は家にいてこういう場には出てこなくていい!堂々と連れてきて迷惑をかけるんじゃあない!私はこんなに大変なんだからっ!
というのが主旨
悔しい~
ラーラの事を理解して、受け入れてくれてる身内丸ごと叱られたことが、更に悔しい
しばらく涙がとまらなかった
思い出してまた涙が溢れる私の目を、ラーラがタオルで何度も拭う
偉いお坊さんのお経に交じって、曾孫達の元気な声が届くのも婆ちゃんには喜んでもらえるだろう
そんな考えは、お寺の奥様や住職さんには通用しない理解できない考えだったようだ
父方のお寺では、それでOKだっただけに…
今回の一泊二日の讃岐行き
他にもいろいろあったけど、お寺の事件が一番インパクトあったもので…