from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

御役目御苦労さま

2015-04-29 | やられてしまいました…シリーズ

剥げ剥げの「ロボットパルタ」が付いた鍵。

これ、玄関の内鍵です。

ずーっと、ずーっと、この状態で

玄関の内っ側にかけてました。

もう何年も、首から提げてなかったけど

引っ越した当時は、肌身離さず首から提げてました。

ラーラに、中から鍵を開けられないに。

はい、軽く軟禁です。

だって、数秒目を離した隙に出て行ってしまってたから。

で、容赦なく走り出して、行方不明になってたから。

警察のお世話にも何度もなって

よく生きて無傷で見つかったもんだと

何度も何度も命拾いして。

だから、目を離さずに付きっきりでそばにいられるはずもなく

炊事をしたり、洗濯物を干したり

普通に家事をする間も

鍵を閉めてこれを抜いて首から提げておかないと

安心できなかった。

いつからかなぁ?

そうしなくても、よくなったの。

あ、ちなみに鍵が2つ付いてるのは

玄関と勝手口、どっちもの内鍵があるから。

防犯対策ではなく、中から出て行かないための…。

ま、結果、防犯効果も高まるんやけど。

 

先日の家庭訪問に備えて

玄関を掃除するときに気づいてん。

汚いひもでぶら下げたまんまのこの鍵に。

防犯のために抜くことはあっても

もう首から提げておく必要がなくなったので

それぞれの鍵に新しい短い紐をつけ直しました。

こんなアイテムひとつにも、えげつなく強烈で

今となっては懐かしく愛しくも思える

過去の私たち親子の歴史が。

 

紐を外したとき、ポーがひとこと

「油断させて出て行こうっていう、にぃにの作戦やったらどうする?」

え!?

そんな恐ろしい企み…。

ラーラ、ないよね。

ないと言ってよねぇ。

 


警察犬、出動かっ!

2015-03-09 | やられてしまいました…シリーズ

えっと…金曜日にブログ投稿した直後。

サイゼリヤのレジで精算中に

やられてしまいました。

振り返ったら、いない。

あーーー(≧∇≦)

油断とは、いやまさに。

走る。

見回す。

呼ぶ!

いなーい。

あーーー(≧∇≦)

もう、無理っ。

ハーバーランドセンタービルのまんなか。

こっからは、上へも下へも

北へも南へも、西にも東にも

まさに四方八方、行き先が広がってる。

1人じゃ、無理だ。

5分探して諦めた。

長らくお世話になっていなかったけど

ここはためらわず、110番。

電話でいなくなった状況、場所、名前、年齢、体格、持ち物、服装、もろもろ伝え

7~8分で警察車両が来てくれた。

改めて、また状況を詳細に伝え、心当たりを一緒に回ってもらう。

その間にも、この写真を拡散してもらって手配をかける。

なかなか見つからない。

かれこれ1時間。

だんだん、生きた心地がしなくなる。

「本人が身につけていたものとか、ありますか?」

午前中の卒業式で着ていた制服がリュックに…。

えっ?それって?

警察犬ー!?

言うてる間に、発見、確保ー!

警察車両にて、発見場所まで移動。

そこには…。

かなりの数のお巡りさんに囲まれたラーラ。

まだ振り払ってどっかへ行こうとしてるし

怯む様子も、ないし

私の顔を見て、さらに着いて来いと言わんばかりやし

ま、ラーラは迷子になったわけではなく

自分でここへ来ただけやもんね。

こことは、神戸駅の改札。

電車乗るにも福祉乗車証の入ったリュックは私が持ったままやし

はよ来えへんかな、おかん。

と、待ってたんかもね。

どうやら、JRを諦めてバスに乗ろうと試みたラーラ。

お巡りさんに静止され、パトカー回してもらうことに。

私より、はるかに体格のよいラーラ。

二人で帰れるか心配され、駐車場まで送り届けてくれました。

はぁー。

無事でなにより。

たっくさんのお巡りさんのお世話になりました。

早く通報して、よかった。

お巡りさんからも

早い方がいいんです。

時間が経てば経つほど、捜索の範囲が広がりますから。

と、言ってもらった。

衝動性のあるお子さん、多動真っ盛りのお子さん。

見失わないのが基本やけど

・出かける前に、本日の写真をパチリ!

・身につけるものに、ひとつは名前を!

これだけでも、捜索がはかどります。

お忘れなく。


お布団4つ

2012-08-15 | やられてしまいました…シリーズ

お盆のお参りに親戚が集まって

私とラーラとポーだけ、そのまま母の暮らす家に一泊。

ポーだけでお泊りするって言ってたからそうしようと思ったのに

ラーラが自分から押し入れの布団を引っ張り出してきて

早々と寝る体制になるから

「俺も泊まりたい」ってことかな?

で、3人でお風呂に入って寝かけたら

えーーーーっ!?

敷き布団の上が濡れてる…。

トイレに行けなかったん?

(実家のトイレには置き物がいっぱいで、入るのが怖いラーラ)

「もう、ちゃんと行きたいときは教えてな。」

そう言って敷き布団とシーツを敷き直す。

しばらくして…ん?なんか、臭う?

えーーーーっ!?少し、コロンと布団の上にて。

トイレについて行って、続きをさせて

「トイレでします。布団でしたらアカン!」

さっきよりきつく言って、またシーツチェンジ。

で、朝を迎える。

5時頃に目が覚めてラーラをトイレに誘うけど、行きたくなさげ。

「トイレ行く時、言うてよ。」

と言って、私、二度寝。

おねしょは、してない。

尿意はしっかりと自覚してるもんね。

トイレに行けない何かか、布団でしたい何かが、ある。

そんなもん、あってもらっちゃ困るねんけど…。

そして、ポーも起きて朝ごはんって時に!!

まさかの三度目。

「ええ加減にしいよ!」

ちょっと哀しい気持ちになりながら、いつまでも布団を敷いてるのも悪かったかと

無事な布団は押し入れへ片付け、被害を受けた布団はベランダへ。

それなのに、それなのに…。

またまた押し入れから別の布団を出してきて

わざわざその上にもう一度やらかしてくれた。

ラーラ、何がしたいんや~。

押し入れを空にして、そこへ入ろうって魂胆か?

回りくどいわっ!

それとも…?

ベランダによいしょっと布団を干しながら、母と思わず思い出した。

同居していた大叔父の晩年、よく失敗した布団を押し入れに突っ込んでいて

それをげんなりしながら干して世話してた母。

忘れんといて、との大叔父からのアピールか?

そう言えば…父のことは思い出してみんなが話をするけど

今回、話に登場することなかったもんね。

ごめんごめん。

ラーラのお陰で話題にはなったけど…

そんな登場の仕方はせんでもええから。

あちこちで大雨洪警報が発令されているさなか

怪しかったお天気が回復して青空になったのは、せめてもの救い。

4枚の敷き布団が手摺りに。

その内側にはシーツと肌掛け布団がさらに干されてる~。

ごめんね~、とんでもない置き土産。

やっぱり、トイレの飾り物を片付けてもらおうかなぁ?

 

夜、ぐっすり寝てると思ってたけど、ひと騒動のあとソファーで熟睡のラーラ。

眠れてなかったんかな?

やっぱりおっちゃんに身体、貸してあげとったんか?


俺、出て行くから…

2012-08-08 | やられてしまいました…シリーズ

わが家のテレビ占有率 

ポー>パパ>ラーラ>私

パパが在宅時には力関係が パパ>ポーに変化するものの、下位2人は不動…。

その辺のシステムに不満なラーラ。

そりゃそうだろ…。

リモコンを私の前に持ってきて、録画したやつを見せてくれと訴えにくるものの

3位の者が4位の人に頼んだってアカンよ。

見てるのは、1位か2位の人らなんやから。

ポーに「一回見せたって」と頼むものの

5分ほどの録画番組を一回見せておしまい。

ラーラ、それでは納得いかない。

しつこく私にリモコンを差し出してくるから、私も「もう見ません!」とか言っちゃう。

そしたら、ラーラ突然玄関の方へ。

じろっと睨みをきかせて「俺、出て行くから…」

あ、もちろん言葉はそのような雰囲気でってだけで言いやしないけど

ほんまにそんな空気。

それを見たパパとポー、さすがに「ラーラ、見せたるから~」

あ、「出て行くから」作戦、効いたね!

やってくれるなー、ラーラ。

小芝居打つとは、なかなかやるやん!


ラーラ、逃走…

2011-07-21 | やられてしまいました…シリーズ

ポーが本屋へ行きたいと言って

私も郵便局へ行きたくて

ラーラに付き合わせて学園都市へ

郵便局では車を見えるところに駐車して、すぐに用事を済ませ

本屋ではポーに先に本を選ばせて、支払いだけしに店内へ入ってすぐに出て来た

その間、ラーラは外の椅子に座って待っててくれた

「ありがとう」とポテトとアイスを買って3人でおやつタイム

すっかり寛ぐ2人に、そのままそこで待っててもらってパパッと夕飯の買いもの

それで帰ればよかったものを…

ドラッグストアで、つい切らしたシャンプーや綿棒を買おうと付き合わせた

ラーラも、かごを持って店内をウロウロ

自分の飲みたいペットボトルをカゴに入れ、早く払ってよと言う態度

けど、まだ綿棒が見つからない…と少し離れたら

あらあら…いなくなっちゃった

ポーが追いかけてくれて、その間に支払い

ところが…ポーだけが戻ってきて、焦ってる

「にぃに、バスのところへ行ってもた」

なんですと…!?

重い荷物とポーを連れてては、追いつくものも追いつかない

ベンチに荷物を置いて、ポーにそこで待ってるように頼む

で、走る!探す!聞きまわる!階段駆け上がる!

乳酸たまってモモ上がらん…

バス停あるし、地下鉄あるし、これ以上時間かかったらえらいこと

駅前の派出所へ向かおうと決めて、向かっていたら

少し手前に赤いTシャツ…えっ!?ラーラ?

歩道からじーっと車の流れを見ている

ここにおったん?

まぁ、よかった

すぐにポーの待ってるところへ向かうと

老夫婦に心配されているポー

そうやね、こんなところに一人でおったら、迷子かと思うよね

けど、大丈夫

荷物の見張りまでしてくれてるしっかりさんなので…

ほんの数分のことだけど、焦った

ポーも、かなり焦ったらしい

後で聞くと、ラーラがどうもバスに乗ろうとしたらしく

ポーがそれを止めたって(…?)

その気になれば、ポーを振り切ることなんてたやすいことだろうけど

ポーの「あかんで」で止まったとしたら、ラーラも偉かった、かな?

ポーの取った行動も、すごく的確

まずは追いかけて、制止して、無理だと思ったところで引き返して母を呼びに来た

その後も、ちゃんと言うことを聞いて一人で待てた

1年前には、「にぃにもママもおらんくなったー」と2重迷子になって泣いてたのに

ラーラが待てる、と過信した私が甘かった

けど、いつまでもずーっと縄つけて歩くようなこともできないし

少しずつ、少しずつ

信用も、していかなあかんしな

(どっきどきしながら)

ふぅーーーぅ、明日は筋肉痛やろな