from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

障害者雇用促進セミナー

2014-03-20 | ラーラ(福祉サービス・行政)

兵庫労働局、神戸市が主催の「障害者雇用促進セミナー」を聴講。

就労を目指す方ではなく、雇用する企業に対してのセミナー。

保護者としては苦笑いせざるを得ない言い回しが多少あったものの…

いつも聞くのとは少しだけ切り口が違って興味深いものだった。

障害者雇用を促進するための行政のバックアップがあれこれあるの、知らなかった。

障害者と言っても千差万別、十人十色。

視覚障害、聴覚障害、知的障害、精神障害、はたまたHIVによる免疫機能障害まで。

障害の特性や配慮事項を解説したマニュアルも作られている。

2パーセントの障害者雇用は、企業にとって大きな課題。

さらには、精神障害者の雇用が義務化。

研修に人とお金を費やすので、長く定着してほしい企業。

(就労する側もそれを希望はするんでしょうけど)

が、気分にムラがあるのが精神障害。

週明けに欠勤…そのまま長期欠勤。

よくあることで、雇いづらいそう。

そりゃそうだけど。

で、注目されているのが発達障害。

知的の遅れがない(少ない)発達障害者は、支援がうまくいけばとっても戦力になる。

障害者雇用がうまくいってる企業は、それに気がついた。

どうも、これからは「発達障害」が「障害者雇用」のトレンド(流行)らしい。

どうか、流行ではなく持続してほしい。

そして、いずれはそれが法や補助に守られたものではなく

世の中全体の当たり前の支援になっていきますように。

うーん・・・とは言っても、難しいだろうなぁ。

大人になってから初めて診断されるようなタイプの人の中には

障害を告知せずにがんばって、うまくいかず失敗経験をしてしまうことが多い。

周囲の理解が得られない。当然支援も得られない。

本人も自分の弱み(苦手なところ・支援されるべきところ)に向き合えない。

手帳を取得し、障害を告知することでどうにか支援が得られる社会になりつつある。

幼少期でも同じ。

我が子に障害があると認めるのには(人にもよるが)かなりの苦悩と勇気、そして時間がかかる。

手帳を取得し、支援を受けやすくなることを選ぶより

レッテルを貼られ、同情されたり周囲との溝が生まれたり

本人の自尊心を傷つけやしないかと心配したりして

健常者として歩ませることを選ぶ親もいる。

就労を控えた青年期では、本人が同じように悩み迷いその決断をすることになるのだろう。

学齢期に適切な支援が受けられないでいる子は、きつい。

雇用の場で、パスポート(手帳)を持つことが有利になるんだよと示せたら

もっともっと早くに自分の障害と向きあえるんじゃないかな。

「自分の障害について伝えることができる」

「自分のできないことを伝えることができる」

「フォローは何が必要かを伝えることができる」

これができない人は、採用しないそうだ。

障害者雇用の実態と動向。

子供が小さいうちから知って損はない。

だって、障害とどう向きあうのか、どう付き合うのか

そこの答えがでてるんやもん。 

 

 

 

 


卒業証書授与式

2014-03-15 | ラーラ(学校行事・支援学校編)

2014年3月14日(金)

ラーラ、中学部の卒業式でした。

同じ敷地内にある高等部に進学するので…

直前まで実感のわかなかった私。

徐々に、「義務教育修了」やーん、とか

中学部ではなくなるんやーん、とか

3年の節目を痛切に感じだしてきたところで迎えた当日。

入学式では駐車場から学校までの道途中でフリーズして

とうとう式場にも入れず、式に参列できなかったっけ。

それが、3年経ってすっかり自分の居場所となった学校で

堂々とした姿を見せてくれました。

式の進行中、この余裕の表情。

卒業証書授与の場面でも、堂々たる態度。

しっかりと自分の足で、自分の意思で行動。

このあと、中学部の3年間を振り返るスライドショーが上映され

わが子ながらその成長ぶりに驚き!!

たった3年で、こんなに?

とーってもおぼこい顔をしてた入学当初。

ほんとに大きくなりました。

退場の花道では、どこでいつ覚えたのか…?

決めポーズを何度かいれながらのウォーキング。

涙のあとに、笑いも誘い

とってもとってもハートウォーミングなセレモニーでした。

 

来賓席に、ラーラの懐かしの支援者、Hさん発見!

小さいときから、ずっとたくさんの人に育ててもらって

今のラーラや私たち家族がある。

「孤育て」なんて言葉まである時代に

親以上のサポートをしてくれる人がたくさんいるラーラは幸せ。

この学校でも、最高の仲間と先生方に囲まれ

よい時間を過ごすことができました。

居心地のいい環境からの旅立ちは、ちと不安。

これからの未来にも、幸あれ!


和太鼓観賞&懇談会

2014-03-09 | ラーラ(学校行事・支援学校編)

水曜日に和太鼓コンサートを観賞してきました。

ラーラたち中学部の音楽授業の一環です。

和太鼓を演奏するのは『桴桴(ばちばち)』という二人組。

高校の和太鼓部の同窓生だそうで、25歳の若手奏者。

すっごい迫力!子供たちとのコミュニケーションも上手にとりながら

奏者としての技術はもちろん、パフォーマーとしての資質も高い!

とーっても素敵な観賞会(コンサート)でした。

演奏中のラーラの態度も時折気になってみてみたら

大きな音や振動を嫌がることなく、にっこり笑ってました。

演奏の盛り上がりに備えてフードをかぶって斜に構えて聞いてたり

耳を押さえてギャーッと席を立つなんてこともなく

ラーラ自身の成長と、中学部の仲間や先生がいる安心感とで

この状況があるんだなぁと納得。

で、お昼を挟んで中学部最後の個別懇談会。

落ち着いた環境で、たくさんの経験を丁寧に重ねて重ねて

本当に充実して、できることを積み上げていただいた三年間でした。

その成果を、見える形でもいただいてきました。

美術作品の「モザイク画風 絵皿」

タンポポとてんとう虫の下絵にそってパーツを貼ったそうです。

ビニールテープアート?「バナナときゅうり」

テープを切る、貼る。

簡単そうで、ラーラにはとっても苦手な作業でした。

「銅板のニードルアート」

細やかな作業、案外好きみたい?

三年生では作業学習で「陶芸」を選択

粘土の成形、釉薬がけ、やすりがけ…

たくさんの工程を一つ一つ根気よく教えていただいて

最後の方では声かけなしに周囲の動きから察知して手をすすめる場面もあったみたいです。

嬉しくて、たくさん買っちゃいました。

実は、この前日にも大量買いして帰ったとこなんですが…。

しょうもないお皿を処分して、家の食器、全部入れ替えてもいいぐらい。

一枚一枚味わいがあって、愛おしくなるお皿たち。

作り手を反映するんでしょうね。

卒業式まであとわずか…。

同じ学校とはいえ、義務教育の修了という大きな節目。

新生活が穏やかにスタートできるといいなぁ。

とりあえず、卒業式では感謝と思い出に浸ります。


泥まみれ~

2014-03-03 | ポー(育児)

土曜日、小雨が降りましたね。

完成見学会で夫婦とも出勤してたので、ポーは一日学童保育。

行き帰りの道で少々汚れるのはしかたないにしろ…

何をしたの?と聞きたくなる泥んこぶり。

靴はもちろんズボンも泥まみれになったらしく

着替えを借りて帰ってきました。

「水たまりに入ったん?」って聞いたら

「ううん?穴掘ってん。」と…。

土の中に貝殻が混じってたらしく

もっとないかと掘りすすめてるうちに泥まみれになったと。

足でぐりぐり掘ったから、靴がどろどろ。

はい、理由がはっきりしてよかったです。

さて、この靴をいつ洗いましょうか…?

でもまぁ、親不在の休日を楽しく過ごせてるようで、安心します。

今月いっぱいで学童保育は修了です。

4年生になると通えません。

どうしたものやら…?

ちと不安。