減塩の調味料。塩化ナトリウム(NaCl)の何%かを塩化カリウム(KCl)にした減塩(Na)効果のある調味料。
カリウムとナトリウム、いずれも元素記号周期表のアルカリ金属に属する成分です。高血圧に関係するのは食塩の中のナトリウムです。
カリウムにはナトリウムの排泄作用があり、あまり知られていませんが1日の摂取目安量は成人男子、2500mgで、成人女子、2000mgです。さらに、生活習慣病の予防の目的での目標量は成人男子、3000mgで、成人女子、2600mgと示されています。
カリウムは野菜にたっぷり。
でも、ちょっと足りていない。「野菜類」は 野菜 とは違う。
1 穀類、2 いも及びでん粉類、3 砂糖及び甘味類、4 豆類、5 種実類、6 野菜類、7 果 実類、8 きのこ類、9 藻類、10 魚介類、11 肉類、12 卵類、13 乳類、14 油脂類、15 菓 子類、16 し好飲料類、17 調味料及び香辛料類、18 調理加工食品類
「 野菜にはカリウムも豊富に含まれます。カリウムはナトリウムと拮抗し、高血圧改善に働きます。」
http://ocw.eiyo.ac.jp/2bu/jissen_eiyo/11.html
でも、完全には代替できません。塩味のほかに「苦み」などの味がでてくるので、「塩味・増強」という方法がとられています。アルギニンを加えたり、グルタミン酸ナトリウム、タンパクエキス、酵母エキス、などなどの「うまみ」も加える方法です。
「減塩しょうゆ」の中には、「食塩分だけを50%減らした」(メーカーWebから)おしょうゆもあります。
大さじ1 食塩 1.2g (普通は、濃口しょうゆ 2.6g)。
「うす味」にこだわらす、減塩調味料を使えば一人暮らしには大事なアイテムです。
なぜ、○○料理の方々のレシピには、「減塩味噌や減塩しょうゆ」等々がないのでしょうか、不思議
減塩味噌:100g当たりの塩分相当量g。いろいろある。(通常12.7~13g)
「だし」も食塩無添加など減・無塩のものが売り出されている。1g当たり0.0X g。いままでのものになじみがあるが、高血圧対策にはありがたい。高血圧対策は腎臓を守り、CKD対策につながっていく。
私の野菜ジュース 200mlで、カリウム510mg。ほうれんそう、こまつな、バナナ、納豆もおすすめ。1日3000mgの目標量のクリアには、とにかく食べることが大事。
朝食を抜くということは、野菜5皿350gはかなりむずかしい。
(カリウム3000mgも)
まずは、減塩調味料を使って、朝味噌汁を作って食べることから始めよう。