テレビで連日都内の搬送の問題が取り沙汰されております。
一番の原因は医師不足、産婦人科医不足ですが、それ以外に東京の場合大学や大きな病院が多すぎることが逆にマイナスになっていると思います。皆それぞれ勝手なことをやっていて全くまとまりがありません。
大きな都市ではうちがやらなくてもどこか他がやってくれるだとという油断もあったのかもしれません。
大阪では大阪大学を頂点とするピラミッドが完全に出来上がっていたためかなりスムースに情報伝達ができていました。
かつて3次救急をやっていた立場から言わせてもらえば、本当に重症な症例であれば無理してでも診るという心構えで現場は皆頑張っております。
ただ共通言語を持たないため情報がうまく伝わっていなかったり、救急車をタクシー代わりに使ったりする人がいる時代ですので3次救急の現場もかなり混乱しているのでしょう。
お互い顔が見える先生たちと連携して普段から情報交換しているのが今は一番無難なのかもしれません。