また、昭和を代表する大漫画家が旅立ってしまいました。
銀河鉄道999やキャプテンハーロックはもちろんですが、戦争とそこにかかわる兵士の心理を描いた短編の漫画なども数多く見させて頂きました。
計器類を描いた細かいデッサンの迫力は圧倒的で、現在活躍している漫画家を見ても同じ路線を踏襲している方はおらず、唯一無二の孤高の存在だと言えると思います。
1~2年前に二子玉川の高島屋で作品展を開いていたことがあって思わず見に行ったのですが、「松本先生はさっきまでいたのですが」と言われタッチの差で本人には会えず残念でしたが、作品は楽しませてもらいました。
映画の銀河鉄道999は名作だと思いますし、むしろ今の子供たちにこそ見てほしい作品だと思います。命についても深く考えさせられます。一つ残念なのは、松本先生の作品の権利を管理している会社の方針なのか、ほとんど地上波で放映されないということです。このままでは名作の数々がどんどん子供たちから忘れ去られ、文化とも言っていい作品の数々が昭和世代の記憶の中のみに埋もれていってしまうのではないかと心配してしまいます。
当時の作品やリメイク版が子供たちの目にたくさん触れられるようになってくれることを願っております。