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人は勘定より感情で決める

2009-12-19 23:48:19 | 自己啓発の成功本
「直感のワナを味方に変える行動経済学7つのフレームワーク」
筆者/柏木 吉基 出版社/技術評論社 1,554円

◆目次
第1章 なぜ、売上アップにつながらない販促が正当化されるのか
  数字を読み取るときの落とし穴
  コラム/平均回帰の仕組みをより深く理解する
第2章 S字の魔力がイエスマンを作り出す
  損得の大きさと確率を判断するときの落とし穴
  コラム/年功序列は本当に終わったのか?
第3章 ネガティブをポジティブに変える法則
  捉え方がもたらす落とし穴
  コラム/定額給付金はどのアカウントに入る?
第4章 愛着はムダ仕事の素?
  過去と今への執着がもたらす落とし穴
  コラム/教育もサンクコスト?
第5章 若者は3年で辞めません
  記憶がもたらす落とし穴
  コラム/事実と実感、ホントのところ
第6章 残業と先延ばしの経済学
  未来の軽さがもたらす落とし穴
  コラム/あなたの割引率はどれぐらい?
第7章 「見た目が9割」で思考停止しないために
  不適切な情報と知覚がもたらす落とし穴
  コラム/あの人の評価は本当に的を射ているのか?
点から線へ、線から面へ ~フレームワーク体系図について



合理的な判断をする必要性は、誰もが理解していると思います。

しかし、人間は“感情の生き物”。

困ったことに、“好き嫌い”もあれば、“情に流される”こともあります。

この本は、そういった人間の行動パターンを“行動経済学”の視点で捉え、「あるある!こんな状況」といった非合理な選択を行ってしまう実例をいくつも提示してくれています。

例えば行動経済学の具体例として、200万円でソーラー発電システムを付けるのは普通の人はかなり躊躇してしまう。しかし、何千万の新築を買ったついでに200万でソーラーシステムを付ける時には心理的ハードルはかなり下がり、購入しやすい。

また、今すぐもらう1万円と1年後にもらう1万2千円では、今すぐ1万円をもらう方に魅力を感じてします。しかし冷静に考えると、年率20%の利子がつくケースは有り得ないほど魅力的なもの。

この本は、人間の意志決定のパターンを学び、“合理性”の重要性を学べる格好の自己啓発系成功本だと思います。


人は勘定より感情で決める ~直感のワナを味方に変える行動経済学7つのフレームワーク
柏木 吉基 技術評論社 売り上げランキング: 60386
おすすめ度の平均: 4.0
5 面白さと実用性と4 まさかのタイトルダジャレ・・・3 この本を契機にして,「行動経済学」を勉強してみようと思った。5 理不尽を感じたときにもう一度読み返したい本


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