(旧)yoyo的日記

台湾での生活について、シェルターから受け入れた黒猫姉妹について、台湾で暮らして10年のyoyoが書いています。

お弁当のweek log始めました♪

2012-05-08 | 日記
以前にも最近お弁当作りをがんばっていると言いましたが、せっかくなので、お弁当の一週間分のレビューをしてみることにしました
一応、毎朝作ってすぐmiilにupしてはいるのですが、自分でもなにを作ったか忘れちゃうので、ここに記録を取っておけば自分でも見返すことができてうれしいなと

うちは二人とも普通の会社員ではないので、お弁当も土日も作ることも多いです。でも毎日作ると大変だし、プレッシャーになるので、作りたい日だけ作る、というゆるゆるな感じ先週は火曜日から二泊三日で出かけていたので、その間はありません。

ではさっそく~

4月30日(月)


なんか「白いご飯」に見えますが、普通の白いご飯というのは、お弁当にはちょっと寂しいなぁと思うので、たぶんこれは「空豆と桜えびの炊き込みご飯」だったはずです。
おかずのメインは油揚げを甘く炊いたのと(お稲荷さんを作る時の皮ですね)、「ナスとベーコンの酒蒸し」。
このおかずは簡単なのにけっこう美味しかったなぁ。オススメ

5月4日(金)


この日のご飯はソーセージの炊き込みご飯!けっこうインパクトあるでしょう?しかも美味しかったです
このレシピはいつもお弁当作りにとっても参考にさせていただいている「ゆりぽむさん」のサイトからです。メインのおかずは数日前に小さいのをたくさん作って冷凍しておいたハンバーグとだし巻き卵、自家製ナムル。
このナムルはいまいちでしたね~レシピ改良の余地があります

5月6日(日)


この日のメインはなんといっても「黒猫おにぎり」。でも難しかった~
もうちょっと道具を工夫しないと時間ばかりかかります。
メインは椎茸に卵を詰めて焼いたものとキノコの豚肉巻き、それから夏野菜の焼きびたし。
焼きびたしもゆりぽむさんのレシピです。美味しかった

まぁだいたいこんな感じで週に三回ほど作っています。
日本の幼稚園児のお母さんたちだと毎日すごく可愛いお弁当を作っている人もたくさんいますよね。
ほんとにすごいです。私も頑張ろう~

映画レビュー:『ハンガー・ゲーム』(The Hunger Games)ー映画よりも原作の小説が気になる!

2012-04-28 | 小説・映画・音楽
先日、ダーリンがお休みの日に、二人で映画を見に行ったのですが、見たのはちょっと気になっていた『ハンガー・ゲーム』(The Hunger Games)です
(本エントリ中の写真は本作のIMDbサイトからお借りしました)



あらすじはこちら↓

独裁国家が支配する近未来が舞台。過去のある事件から、毎年12のエリアから男女一組ずつが殺し合いのゲームに参加させられる。妹の代わりに今年の「いけにえ」になった16歳の少女は生き残れるのか。
***************

アメリカでは同じヤングアダルト小説原作の映画ということで「ポスト・トワイライト」と呼び声も高く、かなりヒットしているようです。
主役のジェニファー・ローレンスはここ数年現れた期待の新人ですが、なんというか適度に体格が良くてサバイバルゲームで勝ち残ってもおかしくない雰囲気があります。


彼女と「ペア」になったピーターとの関係もなかなか面白かったのですが・・・。素材は悪くないんだけど、いろいろと「ここはもっと説明した方が面白いのに」というところがちょこちょこ出て来て、消化不良な感じなんですよねー

例えば、「12歳から18歳の男女」と簡単にいいますが、12歳から18歳ってものすごく差が大きい時じゃないですか。21歳~28歳ならまだわかるんだけど。実際12、13歳くらいの小さな子はバトルが始まるやいなやバタバタと殺されてしまいます。あと、「スポンサー」システムというのがかなり面白そうなんだけど、あまり活用されずに終わってしまったのも残念。この部分も「バトルで勝ち抜くためには、大衆に好かれなくてはいけない」というこのバトルが「ショー」である本質につながっているだけにもったいなかったなぁと思ったり。

この映画も2時間20分くらいあるので決して短い映画ではないのですが、それでも小説の内容を詰め込むのはきっと難しかったんでしょうね。
そのぶん「小説はきっともっともっと面白いんだろう」という期待ばかりが高まる感じでした
特になんか最後が「え、これで終わり??」という感じだったのですが、これはどうも続編があるということみたいです

あと、ぱっとあらすじを見ただけでわかるように2000年に公開された日本映画『バトル・ロワイアル』に酷似していて、パクリではないかという疑惑も出ていますね~私はBRのほうはちゃんと見てないので、今度見てみたいなぁと思っています



台湾事情:台湾のお弁当は?

2012-04-22 | 台湾事情
最近、急にお弁当を作り始めて、けっこうはまっているyoyoです。
お弁当を日常的にしょっちゅう作るのなんて高校生のとき以来かも?最初は慣れなかったけど、だんだん勘を取り戻してきましたよ

台湾のお弁当は日本の影響を受けている

台湾ではお弁当は「便当」といいますが、一昔前は「辨当」と言っていました。日本語の漢字「弁当」をそのまま使っていたんですね(繁字体なので違うように見えますが)。
台湾ではどこでもこの「便当」の字を見かけますし、お昼時には外で買って来たこの「便当」を持って歩く人をたくさん見かけます。



シンポジウムや会議などでも、お昼休みには「便当」がどさっと届いてみんなでそれを食べるというスタイルが一般的。でも中国大陸ではそうではないらしいですよ。

以前、私の指導教官がしばらく北京の大学で教えていたときに「お弁当がなくてほんとに不便だった」と言っていました。台湾みたいに外に出ればいろんなお弁当が買えるわけではなく、みんな普通に麺とか水餃子とかをお店で食べたりテイクアウトしたりして、「ご飯+おかず」のお弁当というものはあまり売ってなかったようです。
会議をする際にも近くのレストランや 会議をする際にも近くのレストランやケータリング業者が持ってくる「大皿料理」をみんなでつついて食べるというスタイル。
まぁそういえば、欧米のシンポジウムでももちろんお弁当は出ないので、そういうケータリング業者の用意するビュッフェスタイルが一般的だったなと思い当たりました

中国にはないのに台湾ではこれだけ普及している、ということはやはり日本統治時代の影響が大きいんですね~

台湾では日本のグルメ番組がしょっちゅう放映されていて、みんな本当によくそれを見ているんですよ。それで、日本で流行っている「キャラ弁」や日本の有名な駅の駅弁なんかもかなり認知度が高いです。この前は「yoyoも『愛妻弁当』を作ったりするの?」と友人に聞かれて「そんな言葉も知ってるのか」とびっくりしてしまいました。

台湾の「駅弁」にびっくり

ただ、言葉や習慣は輸入されていても、お弁当そのものは日本とはだいぶ違う感じです。
台湾でも「台湾鉄道のお弁当」(通称「台鉄便当」)はすごく有名なので、初めて買う時は私もすごく楽しみにしていました。
ふたを開けてみてびっくり。「え、これ?」みたいな。


(写真は「ニュースサイトからお借りしています)

うん、「お肉どーん」な感じですよね
なんというか、日本人として思っていた「駅弁」とのギャップがありすぎました。
でも味は美味しかったです
ただ、台湾の駅弁は日本ほど地方の料理やご当地食材にこだわっていないので、基本的に台湾中どこで買ってもこういうお弁当が出てきますよ。

台湾人は冷たいご飯を食べない

台湾人というか、中国系の人全般ですが、彼らは基本的に「温かくないもの」は食べません。医食同源とかそういう思想もありますが、とにかく中国の飲食文化においては「身体を冷やすこと」が絶対的な「悪」なんですよね。(なので、中国大陸のほうでは冷えてないビールというのはかなりポピュラーです。)
ただ、台湾は暑い時期が長いので、みんなもちろんかき氷やらアイスクリームも大好きだし、フルーツも冷やして食べます。
でも、ちゃんとした「ご飯」となると、真夏でも暑いものを食べるんですよね。

以前、手打ちそばが有名なエリアに中国からのお客さんを連れて行ったことがあるのですが(学術交流的なもので)、そのとき職人さんは張り切って挽きたてのそば粉でおそばを打って、すごくおいしいざるそばを作ってくださったんですよ。
でも、中国人のみなさんはそれが食べられなくて、結局それを温かいおつゆの中に入れて食べてしまったんですよ。
おそばを打ってくださった方はずいぶんがっかりしてらっしゃいましたが、でもしょうがないですよね
彼らにとっては本当に「食べ慣れない」もので、だから温かくないものは美味しいと感じられないんです。

じゃあ、お弁当を学校や職場に持って行ったらどうするの?と思いますが、台湾ではどこの職場や学校でもこういう「蒸し器」みたいな機械が置いてあります。



お弁当を持って来た人はこの中に入れてあっためて食べるんです。
電子レンジは日本よりも普及してないですねー。電子レンジが家にないおうちというのはけっこうあるんですよ。

私のお弁当箱は日本のお店で買ったものなので、完全に日本仕様ですが、



そうすると台湾人には必ず「こういう容器って蒸し器に入れても大丈夫なの?」と聞かれるんですよ。(100%聞かれますね
聞かれるたびに「本当に冷たいままで食べるということがないんだなぁ」と思います。
日本のお弁当ってサラダや冷たいものも入っているので、そのまま全部を温めるわけにもいかないんだけど、そういうのを説明するのもけっこう大変です。
基本的に「そんな冷たいものを食べて美味しくないだろう」的な顔をされちゃいますよ

黒猫姉妹が台湾で避妊手術を受けました

2012-04-17 | 
なんだかいつもと様子が違うなと思い出したのは、3月末のことでした。そのときは、ノアちゃんを連れてプチフィールドワークに出かけていたのですが(チェリーちゃんはダーリンとおうちでお留守番でした)、やたらと身体をすりつけて甘えてきます。そのときは「知らないところに来て不安なのかな?」と思っていたのですが、台北に帰ってからもその挙動は止まず、お尻を高くあげて、私に身体をすりつけ、「ナーオ、ナーオ!」と鳴くようになりました

そこに至って初めて「もしかしてノアちゃん、発情期」と思い始めたのです。2月に我が家に来た時は二人とも栄養状態が悪くて月齢よりも小さい感じだったため、「小さな子猫」という印象が強く、避妊手術も6月くらいでいいかな、と思っていました。

でも、考えてみれば二人とももう生後半年を迎え、特に食欲おう盛なノアちゃんはチェリーちゃんよりもずっと身体が大きく、すでに2.5kgをオーバー(チェリーちゃんはまだ2kg足らず)。
発育がいいノアちゃんは思春期を迎え、発情してもおかしくないんですよね

先代猫のベルちゃんは、台湾に出国するスケジュールの都合で、発情期を迎える前に避妊手術をしたため、発情期の家猫というのを初めて見たのです(野良猫がしきりに鳴いてるのは聞いたことありますが)。

そんなわけで、行きつけの獣医さんとも相談して早めに避妊手術をしようということになり、日曜日に避妊手術をしてもらいました。
月齢が同じならば、別々よりも二人一緒にしたほうがいいと言われ、チェリーちゃんも一緒です。

避妊手術の是非については、いろいろ意見もあると思いますが、今はにゃんこにとってのメリットも大きいことが言われていますよね。とにかく一生責任を持つ飼い主として、たくさん子猫を生ませてあげられない以上、やはりしたほうがベターだと考えています。
ペットの避妊手術についてはこちらが参考になるかも。

日曜日は、お昼頃に二人を病院へ。「全身麻酔をかけるので、朝ご飯はあげないでくださいね。水もダメですよ」と言われ、夜ご飯を食べ終わったら、水も食器も片付けてしまいました。朝もいつもどおりに催促されましたが、「ごめんね」といいながらあげませんでしたよ食いしん坊の二人が我慢できるのかな、と思っていましたが、いい子で我慢してくれました

そこの病院は手術は午後に行って、夜7時くらいには迎えに行ってもいい、という日帰りタイプです。心配で出先から7時頃電話をしてみると、「無事に終わりましたよ。二人とももう麻酔から目が覚めてます。いつでも迎えに来て大丈夫ですよ」と言われてほっと一安心

迎えに行って見ると、すでに二人はキャリーバッグに入れられていました。まだ小さいし、とても仲が良いのでいつも一つのキャリーバッグに一緒に入っているのですが(そろそろ二つ目を買って別々に入れた方がいいなぁと思いつつ)、病院の帰り道、なんだか穏やかでない声がします。ノアちゃんが「みゃー」と怒ったような声を出したりしているので、「どうしたの??」と思いながら帰宅。

家に着くと二人は一目散にキャリーバッグから出て、別々の場所で休んでいました。ノアちゃんはなんだかひどくイライラしているようです。よっぽどしんどいとか痛いとかあるのかも、と思って、病院に電話して聞いてみたところ、「猫によっては麻酔から醒めた後、ひどく機嫌が悪くなることがあるけど、一次的なものだから大丈夫」とのことでした。
とにかくイライラして、チェリーちゃんにも当たり散らすノアちゃんチェリーちゃんはビクビクして、ノアちゃんから遠く離れた場所で休んでいました。かわいそうだと思ったけど、お腹の傷に触るかも、と思うとむやみに抱いたりもできず、とりあえず様子を見るしかない状態でした

その日は朝ご飯抜きだったのでさぞお腹が減っただろうと思ったけど、どうやら食欲もないみたいで、晩ご飯にも二人ともほとんど手を付けず

今朝になって見てみると、いつも通り二人一緒に寝ていたし、ノアちゃんは朝ご飯の催促。いつもよりはちょっと少なめだったけど、ちゃんとご飯が食べられました


チェリーちゃんはノアちゃんよりも回復が遅れましたが、夜になると元気が出てかなり晩ご飯が食べられましたよ。


やっぱりチェリーちゃんは身体が小さい分、ダメージが大きかったのでしょうか

そうそう、今回、避妊手術のついでにマイクロチップも入れてもらいましたこれで、もし万が一迷子になってもちょっとだけ安心かも?

気になる費用ですが、台湾では日本よりはるかに安くてちょっとびっくりしましたよ~
猫ちゃんの避妊手術は、一匹2,000元、マイクロチップも250元だったので、二人合わせても全部で4,500元(13,000円くらい)でした。安い~
しかも、台北市の場合は、マイクロチップの補助金があるので、登録書類を指定の機関に送ると、さらにかなりお金が戻ってくるそうです(書類は獣医さんがくれました)

あとは1週間くらい様子を見て、キズが開いたりしなければもうお風呂に入ったりしても大丈夫だそうです。
糸も自然に身体に吸収されるタイプのもので、抜糸をしに病院へ行く必要もありません。傷口も小さいし、エリザベスカラーもいらないし、ベルちゃんのときに比べると医学の進歩を感じるような気がします。

二人とも早く元気になって、いつもみたいに飛び跳ねてもらいたいですね

台湾事情:「紅包」文化においての「現金」

2012-04-10 | 台湾事情
昨日ちょっとびっくりしたことがあったので、書いてみたいと思います

昨日はダーリンのお友達(30歳のお誕生日の女性)のお誕生日で、ダーリンの仲良しグループでみんなで一緒にご飯を、ということになっていました。私はけっこう直前になって聞いたので、プレゼントを用意していなかったのですが、プレゼントを準備している人もちらほらいました。
(っていうか、大人になっても数人の「女子会」とかじゃないレベルで、大勢でわいわいお祝いするっていうのも台湾らしいですね


余談ですが、ご飯がかなり美味しかった~幸せ

ここで「日本と違うなー」と思ったことが二つ。
まずは、お食事会のお会計をお誕生日を迎えた彼女が払ったこと。日本だと普通はお誕生日の人以外のみんなで割り勘とかになると思うのですが、台湾ではこんなふうに「お祝いしてもらう人」がお会計をする、ということがけっこうあります。なんか「福のおすそ分け」的なことなんでしょうかね?

二つ目にびっくりしたのが、「お誕生日おめでとう」といって「紅包」を渡した人がいたこと紅包ってポチ袋です(台湾のは必ず真っ赤な封筒なのでこういう名前)。つまり、「現金」なんですよー

私の感覚では現金のやりとりってちょっと微妙にタブーで、日本でも友達同士で「プレゼント」として「現金」ってチョイスはありえないですよね?
やっちゃうと失礼になると思います。
例えば両親から「これで自分の好きなものを買いなさい」的にもらうことはあるかもしれませんが。

でも、台湾だとありなんですよねー。
例えば、もうすぐ母の日ですが、「母の日ってどうするのー?」と友達に聞いたところ、「ケーキ買って、紅包をあげる」と言っていました。台湾では親子でも友達でも現金が「プレゼント」のチョイスの一つになってるんだなぁと実感しました。
私たちの感覚からすれば「プレゼントをあげる」と「現金をあげる」って全然違うことだと思うんですけど、こっちではそうでもないんですね。

それにしても、いつも思うのですが、私は台湾に暮らしてもう12年。それでもこんなふうに「びっくり」することがあるんですよね。
「異文化」って面白いなぁと思います

3月に読んだ本のまとめ♪

2012-04-06 | 日記
3月は体調が悪かった日が多かったのであんまり本が読めなかったなぁ。
もうちょっとたくさん読みたいですね。

**************

2012年3月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:749ページ
ナイス数:4ナイス

■日本植民地研究の現状と課題
読みたい章だけ読んだが、特に最初の方の近年の研究の動向をまとめた部分は読み応えたっぷり。とりあえずここを足がかりにして、さらに知りたい分野を深めていく、という感じ。後半の地域別の研究レビューの部分は、少なくとも台湾の部分は少し物足りないように感じた。もっと面白い研究がたくさんあるのに。でもこのページ数で簡潔にまとめようとするとこうなってしまうのか。
読了日:03月16日 著者:日本植民地研究会,岡部 牧夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17430668

■九月が永遠に続けば (新潮文庫)
書店でオススメされていたのでなんとなく買った本。ところどころの描写はドロドロしているし、読後感もけっして良くはないんだけど、実はいろんなところでうまくバランスをとっていると思う(「服部さん」の存在とか)。共感はしにくい内容なんだけど、不思議にまた読みたくなるような予感。
読了日:03月10日 著者:沼田 まほかる
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17411698


▼2012年3月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/178815/matome

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

映画『Vincent Will Meer』を見ました♪

2012-04-03 | 小説・映画・音楽
三月中はあまり更新できませんでしたが、実はブログネタはいろいろあったんです。もっと時間のやりくりをうまくしなければ、と思いますね

気を取り直して、めずらしく映画ネタが続きますが、素敵な映画を見たのでご紹介♪(文中の写真はIMDbからお借りしました)

一人で映画を見に行くチャンスがあったので、なにを見ようかといろいろ予告編を見て決めたのがこれでした。うーん、日本語のサイトではまだ紹介が見つからないのですが、『ヴィンセントは海を目指す』(Vincent will Meer/ Vincent Wants to Sea)ですかね?ドイツ映画です。

主人公ヴィンセントはトゥレット障害を持つ青年。
母親を亡くしたばかりだが、離婚した父親とはそりが合わず、厄介払いをしたい父親に施設に押し込まれてしまう。
しかし、母親との「海を見に連れて行く」という約束を果たすため、施設で知り合った患者二人と一緒に海を目指して車で走り続けることに。
****************

まぁぱっと見てわかりやすく、ロードムービーです。映画の時間自体が1時間半くらいしかなかったので、いろんな前置きはさくさく進んであっという間にドライブ旅行の場面になります。
以前にロブ・シュナイダーが借金返済のためにジゴロになるコメディ映画がありましたが(『デュース・ビガロウ』)、その映画の中でもこの「トゥレット障害」を患った女性が出てきます。そのときは映画の中の話なのかと思っていたのですが、本当にこういう神経精神疾患があるんですね。さまざまな形のチックを伴い、時には「汚言症」と呼ばれるののしり言葉などを(本人が意図するわけではなく)発してしまう、というものです。学校や社会生活がかなり困難になりそうですね・・・


この難しい役をこなした主人公ヴィンセントを演じるFlorian David Fitzはこの演技で主演男優賞を取ったようです。それも当然!と思うほど素晴らしい演技でした。(さらにこの人は脚本も書いていたようです。そちらもノミネートされていました)
そして、ヴィンセントとともに施設を脱走する(実は一人は強制連行されたようなものでしたが)患者二人、拒食症のマリーと強迫性障害のアレックスも良かったです。3人ともキャラが立ってて、彼らが逃避行の過程でけんかしながら変わって行くところがすごく感動的でした

ロードムービーの醍醐味と言えば、景色のきれいさが大事だと思うのですが、アルプスを越えていくときの景色の美しさここを車で走ったらどんなに素敵だろうと思いましたね~



私たち日本人にとっては「海を見る」なんてまぁそんなにたいしたイベントではないんですが、地図で見ると分かるようにドイツ南部のフランクフルトやミュンヘンのあたりは本当にヨーロッパど真ん中な感じで、海がめっちゃ遠いんですよね


だから、「海が見たい」となると、「じゃあアルプスを越えてイタリアに行こう!」となるわけです。
きっと「ビーチを照らすまぶしい日差し」や「青い海」への憧れがすごくあるんだろうなぁと思いました

ヴィンセントを追いかけて、こちらもドライブを続けるヴィンセントのお父さんと施設の女性院長のキャラも良かったです。
この逃避行を通して例えばヴィンセントのトゥレット障害や、マリーの拒食症が劇的に良くなったりしないところも嘘くさくなくていいなと思いました。
あと、音楽もとっても素敵だったんですよ~これもロードムービーでは大事ですよね!日本でもし公開されたらぜひ見てください



映画『Safe House』を見ました♪

2012-03-18 | 小説・映画・音楽
けっこう前に見たのに書くのを忘れていました
これ、日本ではまだ公開の予定がないのかなー?

「デンゼル・ワシントン主演の映画」っていうのは、もうある種のブランドですよね。今回も事前にほとんどストーリーを知らなかったのに「彼の映画なら」という感じで見に行きました。結果、かなり面白かったです

あらすじはこんな感じ:

新米CIAエージェントのマットは、南アフリカ・ケープタウンの「Safe House」の「管理人」に任命されてはや数ヶ月。
Safe houseというのはCIAの隠れ家だけど、普段はなにもすることがない。ただひたすら自分のSafe houseが使われる日が来るのを待つのみ、でけっこうくさっている。
そんなある日、初めての「House guest(お客さん)」が来ることになったけど、それがなんとCIA内の伝説的存在のトビン・フロストだった。ところが、先輩エージェントたちがフロストを尋問している際に、絶対に安全であるはずのSafe houseが襲撃される。
「管理人」の一番の役目は「ゲストの安全」、ということで、フロストを連れて逃げまくるマット。しかし、もともと超エリートのエージェントだったフロストに若いマットは全然歯が立たず振り回されるばかり。それにしてもなぜ機密事項のはずのSafe houseの場所が敵にばれてたのか、もしかしてCIA内部に密告者が?フロストはほんとに「悪いやつ」なのか?
**************

実はマット役のライアン・レイノルズがなんとなく好きじゃなかったんだけど、でもこの映画での「新米エージェント」役はかなりはまっていたと思います。フロスト役のデンゼル・ワシントンはもちろん安定した演技力。しかも年とってもいつまでもかっこいいですよね~~~~
途中のカーチェイスやアクションもすごいんだけど、他人の心理を操ることに長けたフロストとうぶなマットの関係がだんだん変わって行くのが面白かったです。最後もスカッと決まるので、もやもやした気分のときに見るのもいいかも



猫の手作りご飯を始めてよかったこと♪

2012-03-04 | 

昨日はひな祭りでしたね。我が家は知り合いにいただいた大内人形のおひな様が年中常駐している状態です。だって可愛いんだもの大内人形は山口県の伝統工芸なんですよ。私も大好きです

ところで、前エントリで書いた猫の手作りご飯ですが、「毛艶がすごくよくなって手触りもいいなぁ」とうれしく思っていました。その他、排便なども変わる、という話は聞いていたのですが(獣医さんのサイト等で)比較対象がなくて(晩年のベルちゃんは病気だったし)よくわからないままでした。

ところが!数日前からお友達の猫ちゃんのボアちゃん(一歳の女の子)がうちに3日ほどお泊まりに来てくれたのですが、彼女のおトイレ事情が、うちの黒猫姉妹と明らかに違ったのですあんまりびっくりしたので、ブログに書きたくなっちゃいました

こちらがボアちゃん♪美猫さんです


ボアちゃんはもともと普通にカリカリを食べている子なので、うちに来る時も飼い主さんがいつも食べてるカリカリを持参して来てくれました。
うちの黒猫姉妹はオール手作りご飯ですが、よその子にそれを強要できるわけもないので、うちの黒猫姉妹は普段通りの手作りご飯、ボアちゃんは自分のカリカリ、という状態。
元々、ボアちゃんはよそのうちに来て、しかも知らない猫たちがいるので神経過敏になっている感じだったので、ボアちゃんと黒猫姉妹は違う部屋に入れてお互いにあまり顔を合わせないようにしていたので、別々のご飯でも問題ありませんでした。

翌日ボアちゃんのおトイレをお掃除してみてびっくり
黒猫姉妹二人分よりもボアちゃん一人のほうが便が多く、そしてニオイもきついです。でもそういえば確かにベルちゃんのころもこんな感じだったよなーとそれで思い出しました。
やっぱり手作りご飯だとおしっこは増えるけど、うんちは少なくなるみたい。それにほんとにニオイが少なくなるんですよー
ボアちゃんの滞在のおかげでその効果がすごく実感できました

これでゴミ箱あさりをやめてくれたら本当にうれしいんだけど
人間と同じ食材を食べているせいか、生ゴミがとにかく気になるようでしょっちゅうキッチンに入っていたずらするんですよ。
うちはオープンキッチンでドアを閉めたりできないので、けっこう困っています

でもでも、健康で長生きしてくれることが一番!これからも手作りご飯をがんばりますー

2月に読んだ本 from読書メーター

2012-03-03 | 文献・学術
こういうのが貼付けられると知ったのでちょっとやってみた♪

*************

2012年2月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1207ページ
ナイス数:2ナイス

■顔に降りかかる雨 (講談社文庫)
『残虐記』を読んだ後だったので、桐野さんにしては軽やかに感じたかも。最初はちょっと読みづらい感じがしたけど、中盤からどんどん話が動いて行って一気に読めました。伏線を全部きっちり拾って、きれいにエンディングが決まった感じのミステリーです。主人公のミロにはまだあんまり感情移入できないけど、お父さんは素敵だなぁ~~お父さんのスピンアウト的な話も読んでみたい。
読了日:02月22日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16866940

■東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)
最初はかなり軽い感じの読み物なんだけど、中盤からポストイットを貼りたくなるところが続出。「上野千鶴子信者」なところが癇に障る人もいるだろうけど、私はこんな先生に学んでみたい、と思った。実際「なんかがんばって勉強しないと!」という気になる本。モチベーションが下がってるときに読むといいかも。
読了日:02月15日 著者:遥 洋子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16649011

■走ることについて語るときに僕の語ること
タイトルから「ランニング」について特化した本のイメージがあるかもしれないけれど、本人が最初に明確に述べているようにこれは「走ることを通して語る村上春樹の人生観」だと思う。だから「走らない」私でも共感できる部分は相当多くあったし、実際(他の彼の本同様)何度も読んでみたくなる作品だった。そしてなんとなく走りたくなったことにもびっくり(笑)
読了日:02月12日 著者:村上 春樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16552831

■アーカイブズが社会を変える-公文書管理法と情報革命 (平凡社新書)
アーカイブズについていろいろ読んでいる途中だけど、この本は初級者向けな感じ。広く浅く語られているので、中で語られている例えば「資料の選別について」や「デジタルであること」などについてはもっと他のものを読まないとよくわからないかも。
読了日:02月04日 著者:松岡 資明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16318421


▼2012年2月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/178815/matome

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/