プルサーマル計画を憂慮する有志の会

愛媛県伊方発電所3号機におけるプルサーマル発電の問題を考える有志の会です。

「フクシマの子供を守り、原発を止める仏教者の会」の座り込み

2011年10月13日 | 日記

 昨日、某友人のOさんに誘われ、「フクシマの子供を守り、原発を止める仏教者の会」の座り込みに参加しました。前日の11日には、松山の繁華街を行脚し、松山市駅前の「坊ちゃん広場」で座禅を組んだと(一日遅れで)今朝の記事にありました。一昨日は40人ほどの方が参加されたそうですが、昨日は8人と少な目でしたが、1時間ほど座禅を組み、お経や真言を唱えました。

 同会は四宗派のお寺さんが集まって結成、「原発を止める」こと、「福島の子供を守ること」を(一心)祈願して活動をされています。観音寺さんは、以前から原発の危険性を訴えられてきたお寺さんで、ご住職の垂水さんは、「物質的な豊かさを享受してきた私たちには深い罪があり、今ある原発を止める責任がある」として行動されています。お遍路の札所でもある石手寺さんは、被災者の方々の受け入れの支援をされてもいます。仏教者が世俗に出て行脚するのは今では珍しいと思いますが、本来僧侶は民衆とともに歩むべき者で、被災者のみならず、衆生全ての救済を願い、説いた仏陀の教えの本質はそこにこそあると思うのです。

 私はただちょっと参加させて頂いたというだけですが、17日まで(夕方5時から6時まで)座禅をされているそうです。原発の停止を願っておられる方、福島の子供たちの健康を懸念されておられる方、またお経を唱えたい方や座禅を組みたい方でも、ぜひ参加されてみては如何でしょうか。他の市民集会のような政治的に利用される心配もありませんし、無用な思想的な偏見はないように感じました。座っている場所の横や後ろに椅子がありますので、座ってご覧になるだけでも良いのではないでしょうか・・・(ただ今朝からちょっと雨模様ですが、今日も参加させて頂こうかと思っています)

P.S. 福島県が同県の新米の「安全宣言」をしました。全ての米が基準値以下だったということで、出荷ができるようになったということです。ただ、多くの消費者は未だ不安を拭えない、というのが現状だと思います。流通業界、卸売り業者も様子見のようです。引き合いがあるのは、「放射性物質が不検出のコメ」か、「セシウムが検出限界値(5~10ベクレル)を下回ったもの」(全農)とか。その他の米は、「おにぎりや飲食店向けなどの業務用に回る」(引用は『朝日新聞』)そうです。それはそれで、知らないで食べる、食べさせられるというのは問題だと思うのですが・・・正直、(国から情報は来ていたのに、)放射能被曝の危険を県民に知らせてこなかった(国とともに緘口令を敷いていた)福島県を、全面的に信じよと言われても、本当に安全なのか、疑いを払拭することはできませんし、二本松市の1農家だけが基準値を超えた原因の解明も未だなされていませんし、本当にここだけ高濃度に汚染されていたのかと疑義は尽きません・・・

P.S.2 文科省が新潟県と秋田県のセシウム汚染マップを発表しました。新潟県では「魚沼市や、阿賀町の一部のほか、北部の関川村、村川市などにまたがり、1平方メートルあたり3万から6万にのぼった」、「被曝量にすると年間1mSv(毎時0.2~0.5μSv)を超える」もので「汚染地域」に相当します。また秋田県では、「湯沢市南部や秋田市東部などの一部」が「1平方メートルあたり2万ベクレル」(毎時0.1μSv台)の汚染を示しているそうです。こうしたマップを参考に、さらにきめ細かな汚染マップの作成と除染が急がれます・・・

P.S.3 (ニュースを聞いたのですが)、東京の世田谷で、2.7μSv/時の放射線が検出されたそうです。年間被曝量で14.2mSvという高度の被曝です。高圧洗浄機で除染しても、値は殆ど変わっていません。何故落ちないのか、その原因の解明と、除染のあり方を見直す必要があると思います。どうもこれまでの状況を見ると、除染は決して万能ではない、生活できるレベルにまで放射線量を落とすのは、簡単なことではないとうことだけは分かってきました。それでも、(本当に)住民を避難させずに暮らさせるというのであれば(そうなるとやはり子供の被曝が一番心配ですが)、徹底した除染、それも有効な方法を模索しながらの極めて困難なものにならざるを得ないと思うのです・・・