米軍基地移設問題について、某友人と話をした内容です。
今回の問題に関しての、鳩山首相、民主党政権の対応の最大の問題点は、普天間飛行場を「最低でも県外、或いは国外」といった事柄を、「目的化」したこと。これに関しては、マスコミにも非がある。
普天間飛行場が、辺野古へ移設されることは、反対の沖縄県民の方々もいたけれど、手続き上は、受け入れ側の県も市も了解済みのことだった。そして、日米の政府合意を経て、2014年までに普天間飛行場の移設(兵隊をグアムへ8千人移すことも含んで)が予定されていた。(一時米国は、海兵隊の分散は抑止力の観点から考えて問題があるから、グアムに4万数千人の海兵隊を移す(集中させる)ことを決定していたが、理由は分からないが、その「抑止力」の定義を2転3転させたとのこと)
こうした流れは、普天間の基地、その周辺の住民の負担を軽減するために、日本側が求め、10年以上の長きに渡って、沖縄県民とも、米国とも粘り強く話し合いを重ね粛々と実行されるべきものであって、政権が変わったからといって、国と国との政府間合意を簡単に反故にするようでは、国としての信用は失墜してしまう。
こうした「手続き」上の問題が尊重されなければ、防衛問題など国と国との間で話し合うことは出来ない。鳩山政権がなすべきだったのは、普天間基地が移設された以後の、さらに戦略的な米軍基地のあり方の提示だった。(米軍基地の撤退を両国間で合意し、その移転費用や、米軍の防衛に関して金銭的な支援を行う等によって、沖縄の負担を減らすなど)
今回、日本が米国政府からの信用を失ったことは、日本にとっての最大の損失であり、米国としては、最早戦略的な防衛論議を、鳩山首相、現政権とする気は失せたのではないか。
また、沖縄県民との合意もなく、日米合意、共同声明を、まさに「手続き」を無視して出し、それを押し付けるようなことは、自民党政権下でも行われなかった。まさに友愛とは似ても似つかぬ「残酷」な仕打ちである。
もし、沖縄県民の民意を無視して、辺野古への移設工事が強行されるようならば、沖縄県民は、今度こそ命がけで反対行動に出るであろう。
今回の問題に関しての、鳩山首相、民主党政権の対応の最大の問題点は、普天間飛行場を「最低でも県外、或いは国外」といった事柄を、「目的化」したこと。これに関しては、マスコミにも非がある。
普天間飛行場が、辺野古へ移設されることは、反対の沖縄県民の方々もいたけれど、手続き上は、受け入れ側の県も市も了解済みのことだった。そして、日米の政府合意を経て、2014年までに普天間飛行場の移設(兵隊をグアムへ8千人移すことも含んで)が予定されていた。(一時米国は、海兵隊の分散は抑止力の観点から考えて問題があるから、グアムに4万数千人の海兵隊を移す(集中させる)ことを決定していたが、理由は分からないが、その「抑止力」の定義を2転3転させたとのこと)
こうした流れは、普天間の基地、その周辺の住民の負担を軽減するために、日本側が求め、10年以上の長きに渡って、沖縄県民とも、米国とも粘り強く話し合いを重ね粛々と実行されるべきものであって、政権が変わったからといって、国と国との政府間合意を簡単に反故にするようでは、国としての信用は失墜してしまう。
こうした「手続き」上の問題が尊重されなければ、防衛問題など国と国との間で話し合うことは出来ない。鳩山政権がなすべきだったのは、普天間基地が移設された以後の、さらに戦略的な米軍基地のあり方の提示だった。(米軍基地の撤退を両国間で合意し、その移転費用や、米軍の防衛に関して金銭的な支援を行う等によって、沖縄の負担を減らすなど)
今回、日本が米国政府からの信用を失ったことは、日本にとっての最大の損失であり、米国としては、最早戦略的な防衛論議を、鳩山首相、現政権とする気は失せたのではないか。
また、沖縄県民との合意もなく、日米合意、共同声明を、まさに「手続き」を無視して出し、それを押し付けるようなことは、自民党政権下でも行われなかった。まさに友愛とは似ても似つかぬ「残酷」な仕打ちである。
もし、沖縄県民の民意を無視して、辺野古への移設工事が強行されるようならば、沖縄県民は、今度こそ命がけで反対行動に出るであろう。