『ワイルド・ソウル』垣根涼介
第6回大藪春彦賞、第25回吉川英治文学新人賞、第57回日本推理作家協会賞
本書は上記3賞を取ったこともあり、ここ半年くらい図書館に行くたびに探していたものの見あたらず、
諦めて本屋で購入しようかと思っていた矢先、タイミング良く図書館で見つける事ができた。
だいたい期待に胸膨らませて読むと期待はずれや趣向違いでがっかりする事が多いものだが、この『ワイルド・ソウル』は違う。
期待以上と言って良い。
かいつまんで言えば、日本国政府へ復讐を挑むブラジル移民たちの戦いを描いたもので、
ブラジル、コロンビア、東京と非常にスケールの大きなフィールドでありながらその描写は細密にして映画のスクリーンを見るが如くである。
ちょっと前に政府がドミニカ移民の皆さんに正式に謝罪していたけれど、この小説はこのことの伏線であるような感覚を覚えた。
オススメの一冊。
★★★★★
タイトルで少し内容が窺えますがどんな作品なのでしょうね?
読後感を教えてくださいね。
垣根涼介は『ヒートアイランド』や『君たちに明日はない』が有名ですが、『君たち、、』は是非読んでみたいと思っている作品です。
大した手術でもなかったのですが、大事を取って一週間ほど入院しました。
例の約束は必ず守りますので、もう少し時間をくださいませね(^^;
『ワイルド・ソウル』は面白いですよ!
また会いましょうね(^^)/
でも ゲジゲジに喧嘩を売る元気が、あるんだから 安心しました。