出社二日目。
ちょっとした手術があって4日から入院していたが一昨日退院、
昨日から出社して、今朝は久しぶりに母親の墓参りに行こうと思った。
雲の切れ目から見える朝日が少し眩しくてサングラスをかけ、
久しぶりに愛車のステアリングを握り、いつも買い求める花屋の前に到着。
この花屋は路面店でちょうどコンビニのように店頭が駐車スペースになっており、
縦列駐車すれば5台くらいの車が停められる。
ただし、路面にラインは引いていない。
ところが、左側に少し斜めになった車が一台停まっており、
もう一台グレーの大き目のワンボックスカーが残りの駐車スペースに、完全に路面に横腹を向けるかたちで、
しかも、空きスペースのど真ん中に鎮座ましている。。
私は走ってくる他の車に注意しながら、
2度ほどハンドルを切り返しなんとかバックからギリギリの間隔で車を停めた。
その様子を花屋の出入り口から、横腹車の持ち主らしい中年の男がじっと見ている。
かなり頭に血が昇っていた私は車を降りると、
ちょうど私と同じくらいの年齢のそのでっぷりと太ったゲジゲジ眉毛の男に、
『こげな停めかたしとったら、他の人が停められんでしょうが!』
と文句を言った。
ゲジゲジの顔は見る見るうちに朱に染まっていき
『なんば言いよっとか!お前が停められんだけやろが!』と言い返してきた。
私が『私が停められんだけじゃない!他の人も停められんじゃないですか!』
と言うと、
ゲジゲジは『なんば言よっとか!ぐずぐず言うな!』
と、もう支離滅裂なことを言いだした。
右目の脇がピリピリしてきた私は、
サングラスを外して『はい~??』と言いながら2歩ゲジゲジに近付いてこの男の目をもう一度しっかり見た。
ゲジゲジもまったく引かず私を睨み返してきた。
、、と、店内からゲジゲジの細君らしい品の良い女性が現れ
『ほらほら、、あんたがこんな停めかたしとるけんたい。ちょっと動かさんね』
とゲジゲジに言った後、
私に向かってニコッと微笑み『ごめんなさいね』と声を掛けた。
私は『あ、、いえ、』と言って僅かに頭を下げ、花屋に入った。
細君がまだ買い物が済んでいなかったらしく店内で花を物色している間、私が菊を2束買い車に向かうと、
ゲジゲジは車をおとなしく縦列駐車し直して運転席に座っていた。
一瞥するとゲジゲジはプイと反対方向を向いた。
よく見ると人の良さそうな直情型のごうじょっぱりオヤジのようで、
こんな事が無ければ仲良くなれそうな、
どちらかというと私が好きなタイプの男のようだ。
車をゆっくり出しながらバックミラーでもう一度ゲジゲジを見ると、
ヤツは、、、
一生懸命こちらを睨んでいた。(笑)
ちょっとした手術があって4日から入院していたが一昨日退院、
昨日から出社して、今朝は久しぶりに母親の墓参りに行こうと思った。
雲の切れ目から見える朝日が少し眩しくてサングラスをかけ、
久しぶりに愛車のステアリングを握り、いつも買い求める花屋の前に到着。
この花屋は路面店でちょうどコンビニのように店頭が駐車スペースになっており、
縦列駐車すれば5台くらいの車が停められる。
ただし、路面にラインは引いていない。
ところが、左側に少し斜めになった車が一台停まっており、
もう一台グレーの大き目のワンボックスカーが残りの駐車スペースに、完全に路面に横腹を向けるかたちで、
しかも、空きスペースのど真ん中に鎮座ましている。。
私は走ってくる他の車に注意しながら、
2度ほどハンドルを切り返しなんとかバックからギリギリの間隔で車を停めた。
その様子を花屋の出入り口から、横腹車の持ち主らしい中年の男がじっと見ている。
かなり頭に血が昇っていた私は車を降りると、
ちょうど私と同じくらいの年齢のそのでっぷりと太ったゲジゲジ眉毛の男に、
『こげな停めかたしとったら、他の人が停められんでしょうが!』
と文句を言った。
ゲジゲジの顔は見る見るうちに朱に染まっていき
『なんば言いよっとか!お前が停められんだけやろが!』と言い返してきた。
私が『私が停められんだけじゃない!他の人も停められんじゃないですか!』
と言うと、
ゲジゲジは『なんば言よっとか!ぐずぐず言うな!』
と、もう支離滅裂なことを言いだした。
右目の脇がピリピリしてきた私は、
サングラスを外して『はい~??』と言いながら2歩ゲジゲジに近付いてこの男の目をもう一度しっかり見た。
ゲジゲジもまったく引かず私を睨み返してきた。
、、と、店内からゲジゲジの細君らしい品の良い女性が現れ
『ほらほら、、あんたがこんな停めかたしとるけんたい。ちょっと動かさんね』
とゲジゲジに言った後、
私に向かってニコッと微笑み『ごめんなさいね』と声を掛けた。
私は『あ、、いえ、』と言って僅かに頭を下げ、花屋に入った。
細君がまだ買い物が済んでいなかったらしく店内で花を物色している間、私が菊を2束買い車に向かうと、
ゲジゲジは車をおとなしく縦列駐車し直して運転席に座っていた。
一瞥するとゲジゲジはプイと反対方向を向いた。
よく見ると人の良さそうな直情型のごうじょっぱりオヤジのようで、
こんな事が無ければ仲良くなれそうな、
どちらかというと私が好きなタイプの男のようだ。
車をゆっくり出しながらバックミラーでもう一度ゲジゲジを見ると、
ヤツは、、、
一生懸命こちらを睨んでいた。(笑)
携帯では、読ませて頂いておりました(笑い)
野暮用とは、おおむね1日、2日をさすものでは?
男の人は、はにかみだから。
無事、ご帰還おめでとうございました。
永い生活のコリほぐしに、たまには入院も良いものですよ。
またトボトボと歩んでいこうと思っています。