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『我輩はカモである』
著者: ドナルド・E.ウェストレーク 、訳:池央耿
本書は1967年アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した、コメディ・ミステリー。
いわゆるスラップスティックスといわれるドタバタ喜劇で、
日本だとクレイジー・キャッツ、ドリフターズ、コント55号といった類のお笑い。
まったく私の好みでなく、つまらなく、斜め読みしてしまった。
およそこの世において毒のない「笑い」ほど退屈なものはなく、
私はこの手の笑いはまったく認めない。
しかし、本作が1967年である事を考慮すれば、無理からぬ所であるとも言える。
(クレイジーキャッツやコント55号は、その当時は私も大好きだった)
「笑い」における時代の変換をしみじみと思わせられた。
★☆☆☆☆