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『小さな悪魔の背中の窪み』―血液型・病気・恋愛の真実
竹内 久美子 (著)
朝のワイドショーに『情報プレゼンター とくダネ!』というのがあり、
この中で司会の小倉智昭が血液型占いに移る前、
『CMの後は、血液型選手権です。』と、
何だかムッとして怒ってるような顔で言う。
これを観ていて、
血液型に関する性格や恋愛、行動傾向論に対する私の感覚は
小倉智昭と似ているのではないかと感じた事がある。
この本は、血液型が性格や病気や恋愛や寿命にいかに関連があるのかを、
多くの事例や実験例を挙げて立証しようと試みたものだ。
確かに多くの検証例はいくらかの傾向を示すようだ。
しかし、私には、
だからといって、血液型で誰かをカクカクシカジカの傾向の人だと判断する事はない、
、、、とは言えないが、しないように心がけている。
むしろそれは、不必要な予断を持つ事であり、
例えば米国で黒人の犯罪発生率が高いから犯罪が起きたときにまず黒人を疑うような、
かならずしも正しいとはいえない判断ミスを誘発する事になるような気がするからだ。
竹内については『そんなバカな!―遺伝子と神について』を読んで、
なかなか面白い文章を書く人だと思ったが、
今回の『小さな悪魔の背中の窪み』に関しては、
検証例を羅列して無理やり結論を出すという記述の連続で、
文章としても面白みが感じられず、残念であった。
★★☆☆☆
eさんありがとう。
カッコウの托卵の話は面白かったですね。
私は面白いかどうかだけではなく色々なジャンルや
指向の本を読んでみたいので、
お勧めいただくと喜んで読みます。
節操がないのですね。
これからも何かありましたら教えてください。
ひねくれ者が好きなのですか?
、、、長い付き合いになりそうですね。(笑)
血液型というサブタイトルに対しての始末のつけ方には不満を感じましたが、のめりこむタイプなので、その後も「浮気人類進化論」など数冊読みました。私の興味は、どうも隠れシニカルな文体にあるようです。
どうも私はひねくれ者が好きなようです(笑)