『号泣する準備はできていた』

2007-10-06 19:41:05 | 文学
『号泣する準備はできていた』江國 香織 、第130回直木賞。



12もの短編集。


この人の文体は形容とメタファに溢れ、シミルが無い。


その文章は小説というよりもポエムと言うべきもので、


タイトルにもなっている11番目の作品「号泣する準備はできていた」を読んでも全く心迫るものが無かった。


私には一片の詩心もないのだろう。


どことなく小じゃれた言葉


なんとなくそんな気がする暗喩


読んでいてむず痒く


大人の童話を読んでいるような感じだ。




思うに、この人の作品は女性に人気があるのではないだろうか。


私にとっては


甘さを抑えたビターチョコのパフェを無理やり12個も食わされたようなもので


どんな味でもパフェはお断りだ。






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