『反転』田中森一
凄腕の特捜検事と言われた著者が検事を辞し、
ヤクザや地上げ屋などの弁護士となり、やがて自身も経済詐欺事件の被告となる。
長崎平戸の小島から這い出し、
苦闘しながら日本の中枢の表と裏舞台を縦横に舞い続けた、、あるいは、踊らされた男の記録。
いわゆる文学としての面白みは無いが、
首相を務めた竹下登、中曽根康弘、或いは山口組組長や若頭、さらには許永中、イ・アンド・イーの高橋治則など、
バブルの絶頂期に暴れまわった人々が全て実名でその行状を書き記されている。
薄っぺらな正義などは何の役にも立たない無力でしかなく、
現実とは、正義や悪という線引きすら馬鹿馬鹿しい混濁したカオスである事が思い知らされる。
確かに、ですよね~!!!
俺は、汚くて ずるくて いい加減で 支離滅裂で 根性無しで ・・・・でも・・・だからこそ・・・
(臭いけど)・・・色んなものに、そうじゃないよ~世の中 捨てたもんじゃないよね~ と云う 説得力の有る言葉を誰かが、言って 尚且つ 実践する政治家を待ち望んでいるんだけどなあ~ やっぱ 今後も無理な気がする
日本の今の為政者は皆箱庭で育った汚れ知らずの人たちばかりですね。
泥から這い上がってきた人物にはそれ相応の汚れがあります。
しかし、現在の日本に必要な人は、
多少の難物であっても、勇気を持って国難に立ち向かう気概持った人物ではないでしょうか。
私はフランスやこれからの韓国を注視していきたいと思っています。
オーストラリアは日本と疎遠になっていくでしょう。