

鋸山の山頂から 階段を下っていくと 山の中腹に 千五百羅漢があった。日本寺のホームぺージによると 当山曹洞第九世、高雅愚伝禅師の発願により、上総桜井(現木更津市)の名工、大野甚五郎英令が一七七九年から一七九八年に至る二十一年間、門弟二十七名と共に生涯をかけて千五百五十三体の石仏えお刻み、太古よりの風蝕によってできた奇岩霊洞の間に安置し奉ったものです。これは実に、比べるものがないといわれた中華民国壊安大中寺の八百羅漢をしのぐもので、鋸山は世界第一の羅漢霊場として遠く海外にも知られています。真心をこめて彫刻された千態万状の尊像は、人間の喜怒哀楽を表現し、一つとして同じ顔がないといわれており語りかけるような豊かな表情と風雪にさらされて味わいを増した石仏群は驚くべき名作です。当山の貴重な寺宝であることはもちろん、我が国の文化財としてもかけがいのないものです。とのことだ。


ただ説明文を読むと確かにうなずけます。素晴らしいというだけではすまされない風雪に耐えた重みと歴史、彫った人の魂などが感じられてまさしく霊場に相応しい雰意気が感じられます。
己ずと身を引き締め手を合わせて拝みたくなります。
確かに表情が少し恐かったです
中には、顔がないものもありました
気持ちが、きゅんと引き締まる思いです