陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

みんな歌った、みんなのうたも半世紀

2012-02-13 | 芸術・文化・科学・歴史


NHK歌謡番組「みんなのうた」が五十周年を記念して、ラジオで三夜連続の特集をしておりました。今夜(2月12日)がその最終日。三日間ぜんぶ聞いたわけではありませんが、懐かしい曲もちらほら。昔を懐かしむと進歩と頑張りを忘れてしまうものですが、やはり懐かしいものはいいものです。

記念すべき第一回放映は1961年4月3日。最初の歌は「おお牧場はみどり」なんですね。テレビでは聞いたことがなかったけれど、小中学校の音楽の教科書に載っていて知っていたものが多いです。いちばん好きなのは、「大きな古時計」ですね。平井堅さんの歌声でカヴァーされたのが有名ですが、じつは多くの人に歌われているのだとか。現在でも幅広い人気を保っています。

ひとりの歌手の歌もいいですが、子供たちのコーラスもいいですよね。
アニメ「少女革命ウテナ」の挿入歌を歌った(ちなみに幾原監督自身も混ざっているらしい)のは杉並児童合唱団なんです。

この番組が子供ごころを惹き付けたのは、その歌もさることながら、美しいアニメーションがあったことに尽きますね。けっこう、自分がむかし好きだった古いアニメのアニメーターさんが手がけていたのもあって驚きます。なぜか、ときどき脳内に「かーざーぐるま、かざぐるまーぁ」という演歌っぽい女の歌声(ほんらいは小林幸子の歌らしいが、聞いたのはおそらく別の声)とくるくるまわる風車のアニメーションとが思い起こされることがあるのですが、この番組の記憶だったんですね。小学生のころ、遠足やら臨海学校やらのパンフレットに、「みんなのうた」の歌詞が記載されていたような。あんまりセンスのよろしくないイラスト付きで。

しかし、五十年といえば、開始当時小学生だった人が孫世代と共有できるほどのタイムスパン。NHKは最近放映内容の質をめぐって紛糾が絶えないですが、こういう昔ながらの長寿番組はつづけてほしいものです。子どもでも見れるようなもの。

歌といえば、歌手のホイットニー・ヒューストンさんがお亡くなりになったんですね。
映画「ボディガード」の主題歌で知られる人気歌手。謹んでご冥福をお祈りいたします。


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