陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

ルパン三世VS名探偵コナンスペシャル

2009-04-15 | テレビドラマ・アニメ



三月の二十何日かの金曜洋画劇場でやっていたのですが、いまさらレヴュー(遅ッ)
名探偵コナンのおなじみメンバーとルパンファミリー四人が共演するという、おもしろおかしい組み合わせ。ルパンとコナンは対決するのではなくして、共闘です。

コナンの幼なじみの毛利蘭が某国の陰謀にまきこまれてしまい、そこにルパンたちも絡んでくるという筋書き。王子と乞食をベースとしたとりかえばや。コナンくんはルパンというよりも、どっちかといいますと次元との顔合わせが多かったような。次元をパパ呼ばわりして、煙たがられていたのがおかしかった。

ルパンはとえいばお約束のふ~じこちゃ~ん♥ダイブとかありましたが、どちらかといいますと、コナンの引き立て役に回っていたような。アダルトパート担当といった役どころ。五右衛門のつまらぬものを斬るシーンもあっさりと。
意外に活躍したのは、峰不二子で、某国のお姫さまをかっこよく救って、お姉さまと慕われていたり。ちなみに、このお姫さま、微妙に百合担当でした(笑)

最後は、あのカリオストロの城を思わせるようなロマンスもあり。
某国の用心棒となった次元を敬愛している衛兵が、どうみてもシャアっぽかったり、王女の侍女がいまどきのメイドにしか見えんのにも苦笑い。眠りの小五郎役をルパンがやってしまうというのも、乙ですね。

さいしょは気になった絵柄の落差も、お話にのめり込んでしまうので自然となじんでしまいます。

コラボレーションって、二次創作でよく見かけるんですが、よく考えたら古くからあるんですよね。
私がよく知る例は、セーラームーンSSにクレヨンしんちゃんが出た回。大爆笑でした。幾原邦彦監督の演出回っていっつも楽しかったですよね。

こんどはシティーハンターとルパン三世とか、キャッツ・アイと名探偵コナン(集英社と小学館じゃ無理か…)とかで、やってくれないかしら?
にしても、ルパン三世って時代を超えてもふしぎと生き残れてしまうんですよね。ルパンがモバイルPCを使っていたり、不二子が携帯をもっているに違和感がありません。カリオストロの城だと、電線に電話の回線ひっかけてましたよ?(笑)


そういえば、いま日テレの土曜夕方に移ったコナンくんて、新作じゃなくて、初回からの再放送なんですね。また観れるから、けっこう嬉しかったりするんですけど。新しいアニメを1クールでどんどんつくるのもいいんですけど、長丁場の名作をもうそのまま流してくれたほうがありがたかったり。物忘れがひどくなっているので、小難しい必殺技とか地名とか必死こいて覚えてもたかだか三箇月やそこいらで終わっちゃうようなアニメには、はっきりいって付き合えないです。
アニメの購買層の年齢があがってきているので、TV局もそれにあわせているような気がしますね。時代劇みたく一話完結のマンネリって、けっこう慣れるとここちいいかも。


【関連記事】
映画「ルパン三世 カリオストロの城」(〇八年五月五日)



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