18日の阪神8Rで最低16人気馬を3着に残した武豊
重賞では結構やってるなという感じは持っていたが、これはひと昔前までの無双状態時代とは違って
馬質が落ち出してから目立つようになった現象で、ある意味では騎手の能力と馬質と人気のバランスがずれてきたとも言えるかなと思う
が
この記事、読んでみると面白い数字が出ておりまするな
JRA武豊「最低16番人気」の反撃! 10番人気以下の狙い所で浮かび上がった「お祭り男ぶり」に驚愕
18日、阪神競馬場で行われた8R・3歳1勝クラス(ダート1800m)は、三連単が261万620円という大荒れの結果になった。
16頭立てのレースで勝ったオーロイプラータ、2着テーオーリカードこそ6番人気、5番人気と上位人気の一角だったが、波乱の立役者となったのが武豊騎手とティルドーン(牡3歳、栗東・森秀行厩舎)である。
「3番手は11番ティルドーンのようです!」
「最低16番人気」激走で260万馬券演出!
ゴール直後、そんな実況が流れたのも無理はない。ティルドーンは16頭中16番人気という最低人気であり、単勝127.8倍の超大穴馬だった。言い換えれば、出走馬の中で最も期待されていなかった馬ということになる。
(中略)
武豊騎手といえば、JRAだけでもG1・79勝のレジェンド。だが、その一方で「4番人気よりも人気薄でG1を勝ったことがない」という珍記録を持つことでも有名な“本命党”のジョッキーだ。
ちなみに武豊騎手が3着以内に入ったのは、これが通算10411回目(1着4405回、2着3324回、3着2682回)だが、今回の複勝2780円は自身の最高記録となった。昨年の複勝最高配当が1万2840円だったのだから、武豊騎手が如何に人気馬に騎乗しているのかがうかがえる。
稀代のトップジョッキーだけに人気薄の馬に乗る機会自体が少ないため、あまり穴ジョッキーのイメージはない武豊騎手。だが、最近の数少ない穴馬券演出は「大舞台での勝負強さを物語っている」という。
「2016年以降、武豊騎手が10番人気以下で馬券になったのは今回を含めて19回。実はその内、8回が重賞レースです。
最近では、昨秋の神戸新聞杯(G2)で12番人気のヤマニンゼストを2着に導いて菊花賞(G1)の優先出走権をゲット。本番も10番人気の低評価でしたが、6着と見せ場を作る騎乗でした。また、その翌月のスワンS(G2)でも11番人気のルプリュフォールで3着と40万馬券を演出しています」(競馬誌ライター)
ちなみに昨年の武豊騎手は合計600回騎乗しており重賞騎乗は64回。約10%しかないが、この傾向は例年も大きくは変わらない。そういった状況下で、10番人気以下で馬券になった19回の内8回が重賞というのは異常な確率だ。
さらにライター曰く「残り11回の内、2回がWASJ」というのだから、武豊騎手が生粋の“お祭り男”であることは間違いないだろう。
「ゲートを出たので先行しましたけど、最後までしぶとく頑張ってくれました」
レース後、そう相棒を称えた武豊騎手。今回は例外だったが「武豊の穴馬を買うなら大舞台で」は覚えておいた方が良さそうだ。