例の事件の顛末が)
ま、人間だからその性格や”品質”はそれこそ「百差百別」ですわな
今回出てきたおっさん騎手はまあ昔からいくつかいろいろ耳にしてたが、酒癖の悪さは治らんからなー
周りが覚悟してご一緒するしかないんじゃね?w
故・後藤氏のあれに関しては相手は一つ下だがこれもやんちゃで生意気そうなあやつだったから事が大きくなったw
今の若い連中にも”種”持った奴は何人もおるやろ
暴力沙汰を起こすより女関係ですでに問題になりそうなのもちらほら?w
この記事内にあるように小さないざこざや諍いは当然あるやろ
日本の場合調整ルーム(宿舎)に閉じこめられることのフラストレーションやストレスもじゅうぶん考えられるし
昔ほど「上下関係」や「人間関係」それに「社会規範意識」は強くはないから、こういうのもさもありなんですな
だいたいあの若いやつにして調教師の事を「ひでさん」なんてタメ口聞くような時代だもんなー
=顛末~=
トラブル温床と3冠ジョッキーの“よからぬ評判”…なぜ池添謙一と17歳年下ホープ富田暁の“喧嘩騒動”が起きたのか…JRAは両者に騎乗停止処分…防犯カメラに一部始終
日本中央競馬会(JRA)は28日、3冠ジョッキーの池添謙一(44、栗東・フリー)と若手のホープ、富田暁(27、栗東・木原厩舎所属)に対し、互いに粗暴な行為があったとして騎乗停止処分を下した。2人は、24日深夜から25日未明にかけて滞在先の函館市内で口論から暴力行為に発展するトラブルを起こした。池添の「キレやすい性格」は、競馬関係者の間では有名で、また遠征先での調整ルームでのトラブルも“ジョッキーあるある”だという。喧嘩両成敗とはいえ、加害者扱いとなった池添は、開催4日間、富田は開催2日間の騎乗停止。ともに29、30日の騎乗予定馬はすべて乗り代わりとなった。
「起こるべくして起こった」と言わざるを得ない。
今回の事件の発端はこうだ。関係者の話を総合すると2人は24日、函館市内の飲食店へ仲のいい複数の騎手と連れだって会食に出かけた。命がけの緊張感のある仕事をしている騎手の気持ちが最も解放されるのが日曜のレース後から月曜日に掛けての時間。今回、事件が発生した24日も、ちょうど、その月曜日だった。
最初は、和気あいあいとしたムードだったが、酒が入り、互いに酔いが回り始めると、池添が富田に対して高圧的な態度をとり、しつこく絡んだという。
この行為に耐えかねた17歳年下の富田が突然キレたw。確信か偶然だったかは定かではないものの、近くにあったスマートホンをテーブルに叩きつけたところ画面にヒビが入り、あろうことか、その携帯が池添のものだったことから、さらなる悲劇を呼ぶ。
池添は謝罪を求めて富田と激しい口論に発展。その場にいた同僚の騎手らが2人を引き離し、説得された池添は、ひとまず先に函館競馬場の調整ルームに帰った。一件落着かと思われたが、池添はスマホの画面を壊されたことと、後輩の富田の生意気な態度に怒りが収まらず、電話で富田に調整ルームに戻るように強要。1階のロビーで待ち構え、そこから再び口論となり、もみ合い、暴力沙汰の喧嘩に発展したという。
この一件が明るみになったのは、26日に厩舎関係者からJRAなどに情報提供があったから。JRAは両騎手ならびに事情を知る関係者に対して事情聴取を行った。防犯カメラの映像などを確認した結果、粗暴な行為に及んだ一連の事案が、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号に該当するとし、2人には騎乗停止の処分が科せられた。
あまりにも幼稚な喧嘩と言わざるを得ない。
池添は言わずと知れたトップジョッキーである。父・兼雄さんは元騎手、調教師で人格者として知られ、弟の学さんも現調教師という競馬一家に育った。1998年に騎手デビューすると、38勝をマークし、最多勝利新人騎手賞に。その後もコンスタントに年間60勝前後を挙げ、6月28日現在で通算1381勝を挙げている。
GⅠは27勝。2002年の桜花賞をアローキャリーで勝つと、「ここ一番に強い男」としてデュランダルやスイープトウショウ、ドリームジャーニーなどとのコンビで、豪快な追い込みを決めた。さらにオルフェーヴルでは、“3冠”を達成。2000年、2001年、2003年、2010年には、フェアプレー賞を受賞している
一方の富田は2017年に騎手デビューし、JRA通算190勝。昨年はセントウルSを14番人気のテイエムスパーダで逃げ切り、重賞初制覇を飾るなど、キャリアハイの42勝をマークしていた。騎乗技術も年々上達し、甘いマスクで人気も上昇中。ある厩舎関係者は、その性格について「気が強いところがある」とも話していたが、今回の事件に関しては「富田は被害者」との声が関係者から多く聞かれた。
というのも3冠ジョッキー池添の評判が思った以上に芳しくないからだ。
ファンサービスも兼ねて騎手の中では、SNSの先駆者といっていいほど、こまめに情報を発信。かつて騎乗したオルフェーヴルやシンハライトといったパートナーを訪ねた場面をアップし、競馬ファンを楽しませる一方で、トラブルメーカーの一面を持っていた。
ある調教師は、「彼の騎乗を評価する人がいる一方で、人によってこびへつらったり、見下したりと態度を変えることも多く嫌っている人は少なくない」と話す。また別の厩舎関係者は「フレンドリーな一面があるが、キレやすい。池添はトラブルメーカーの1人として有名で後輩に対して厳しく、酒癖の悪さは知られていた」と明かした。
過去の素行も、決して一流とは呼べないものだった。10年前には、札幌のキャバクラ嬢との間でトラブルになり、週刊誌に不倫DVを告発されてもいる。その際、馬乗りになり、女性に暴行を加え、顔面を殴打。手を痛めると自身の「骨が折れた」と叫んだり、相手の腕をかむなど、切れると何をしでかすか分からない一面もあったと報じられている。(あったあったw)またファンのヤジにキレて口論になったこともある。
そして、もうひとつ今回の事件の背景として見逃してはならないのは、遠征先の騎手の宿舎である調整ルームは、トラブルの温床で表に出ていない“いざこざ”が結構起きていることだ。
通算1918勝(重賞93勝、うちGI17勝)の成績を持つ元JRAトップジョッキーで、現在は札幌市内でバーを経営している藤田伸二氏は、自身のXにこう投稿した。
「酔ってケンカでもしたか 。俺が言うのは説得力がぜんぜん無いのは承知(んだんだ)だが…出張先の調整ルームの騎手同士の揉め事はあるあるだな。でも年齢差を考えると大人と子供くらい違うし… なんだかな…」
藤田氏も現役時代に栗東市内の飲食店で従業員に暴力行為を働き、騎乗停止処分になったこともある“暴れん坊”だったが、遠征先での調整ルームでのトラブルは「あるある」だと証言した。
厩舎関係者の1人も厳しい表情で、こう語った。
「調整ルームでのジョッキー同士のいざこざは結構あった。特に函館や札幌、昔の小倉のようなローカルの滞在競馬ではしょっちゅうですよ。でも表に出ることはほとんどないんです。今回、事件があったことは我々の耳にも入っていて、またもみ消されるのではないかと噂されていた。でも、今回はさすがに見逃されなかったようですね」
不正行為の防止のため、レース期間中に騎手は、騎乗の前日の21時までに調整ルーム(宿舎)に入り、“缶詰め”となり、スマホの持ち込みなども禁止される。JRAも管理に細心の注意を払っているがレース中で神経も過敏となっている“密室”の中だけに騎手同士の“いざこざ”も起きやすいのだ。
過去のJRA騎手同士のトラブルとしては1999年に後藤浩輝元騎手(故人)が木刀を使って暴行を働き、この時は4カ月間の騎乗停止処分を受けている。最近では2021年4月の阪神競馬6レースの返し馬の際に岩田康誠騎手が藤懸貴志騎手の騎乗馬をムチを使ってラチ沿いまで幅寄せし、粗暴な発言をしたことで岩田康に開催4日間の騎乗停止処分が科せられている。
池添は昨年、ケガなどもあってデビュー以来ワーストの25勝に終わった。GⅠ勝利も2022年のソングラインによる安田記念が最後。暴行の裏には、結果の出せない焦りがあったのかもしれない。
来月で45歳。大立ち回りを演じた池添は今回の処分を受けて28日にXを更新。
「この度は皆さんの信頼を失う行動をとってしまい申し訳ありませんでした。JRA、競馬関係者の方、そして応援していただいているファンの方にもご迷惑をかけ、失望させてしまいました。富田とは2人で話をし、お互い謝罪をしております。失った信頼を取り戻せるようまた一つ一つ頑張りたいと思います」と反省の弁を口にしている。