先日、京都・南座で市川海老蔵特別公演『源氏物語』を
観てきました。
紫式部「源氏物語」の、歌舞伎とオペラと能楽のコラボレーションです。
キャストは、市川海老蔵のほか、メトロポリタンオペラで活躍する
カウンターテナー歌手アンソニー・ロス・コスタンツォ、能楽の
片山九郎右衛門、梅若紀彰、観世喜正。
そして片岡孝太郎が特別出演。孝太郎が物語の語り手として、
紫式部として登場します。話は1幕を藤壺の女御との許されざる恋を、
2幕ははかなげな夕顔との恋を中心に描かれています。
源氏の海老蔵は、出ずっぱりかと思いましたが、意外にそうでもなく。
あと上演時間も休憩30分を入れて、トータル2時間で、歌舞伎としては
かなり短め。ちょっと物足りなかったです。
カウンターテナーの方が突然歌い出すのもちょっと違和感ありました。
海外進出をも狙った作品だと思いますが、純粋に歌舞伎で
「源氏物語」を演じた方が良いような気がします。
夕顔に憑りつく六条の御息所を能の方が演じておられたのは
良かったと思います。
でも、海老蔵の光源氏は色っぽかったです。立っているだけで
華があるというかオーラがあるというか。人格的には???ですが、
舞台人としては、やはりすごい人だなぁと思いました。
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