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モラー調査の信用性?議会証言からみる

2019年07月25日 | 日記

昨日、英国新首相の誕生報道に重なる時間帯に米ワシントンではモラー前特別検察官の
議会での証言が行われていた。ここ

この記事からはわからないが、モラー氏の証言ぶりから、即ち、言葉が浮かばなかったり、
自己がかかわったはずなのに、知らないことが多数あったり、質問が理解できず
何度も確認を繰り返したりなど、同氏の過去を知る人からは、見るのも痛々しいというツイッターが
書き込まれるなど、モラー氏の異常ぶりが明らかだった。
(過去を知らない私のようなものにも異常さは明らかだった。)

潔白を証明していないと言ったからとて、一方では。起訴できない理由について、午前中には、
司法省の見解のためとしていたのを、午後の証言では、開口一番に、犯罪を犯したかどうか
について判断できないからだと訂正した。
つまり、捜査はしたが有罪とは判断できなかったというわけだから、そうすると、無罪推定が
働くことになる。
捜査は潔白かどうかを明らかにするために行われるのではない。潔白を証明している、していないは、
そもそも捜査と何ら関係がない。制度上、そういうものなのだ。

それについて、殊更、潔白を証明していないということにこだわるのは、トランプ大統領のいうとおり、
有罪を目的として行われたことを示しているのではないかと疑いたくなる。
つまり、目的を果たすことができなかったと認めたくないから、出てくる言い訳というわけである。

それよりもなによりも、前述したような証言ぶりをみると、捜査が適正に行われたのか疑問に
なる。

翌日のニューヨークタイムズの記事である。ここ

これによると、同氏のなおざりな仕事ぶりが明らかにされている。ニューヨークタイムズは
反トランプである。こういう記事がすぐにでるというのは、部下だけでなく、マスコミだって
知っていた(うすうす)可能性があるようにも思う。

とすると、そもそも調査の信用性にも絡んでくると思う。
さらには、モラー調査官を選任した(実質的)人は、当時のモラー氏の実情についての
知識があったのかどうか、もし、知っていたとしたら、そして調査に影響を及ぼしうる
立場にあったとしたら、正しく、問題である。

調査に絡んで起訴されたのは、本件に関するものは(ロシア関係者は除く)は一件もない
ことなども不可解である。

そういう意味で、モラー氏の証言が見られたことは透明性という観点でよかったと思う。

 

この件で学ぶことは、現役時代にいかに切れ者でエネルギッシュであったとしても、
当該時点で、念のために、再確認をする必要があったということだ。
70歳をすぎても精力的に活動するトランプ大統領を見慣れていると、そういえば
民主党のペロシ氏は79歳、歳など関係がないとの刷り込みがおこるのかもしれない。
トランプ大統領だって、ペロシ氏だって、一時はボケたのではないかなどともっともらしい
噂があったのである。

思い込みほど怖いことはない。
防止策は形式的な手続きを決め、愚直にそれに従うことである。

 

この件は一件落着か。